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更新日:2024年3月30日

第1113回長野県教育委員会定例会 会見要旨

1 日時

 令和6年(2024年) 3月8日(金曜日)

 午後3時55分から午後4時15分まで

 

2 場所

 県庁本館8階 教育委員会室

 

3 会見要旨

【教育委員会のペーパーレス化の試行について】
 本日より会議運営の効率化及び紙コストの削減を図るため、試験的に教育委員会のペーパーレス化を実施する。紙資料の廃止に伴い、傍聴の方々にはHPにアップする資料データをお手持ちのデバイスで閲覧していただきたい。資料のアップのタイミングは今後検討していく。まずは試行期間ということで始めて行きたい。紙の資料が必要な場合等、柔軟に対応してまいりたい。(中沢 教育政策課長)

 

【部活動の顧問について】
 先月、中学校・高校の有志の教員による部活動顧問の負担を訴える組合が結成されたことについて、部活動は各学校において決めている分掌の一つであり、分掌を決めるときには学校全体の業務がどれぐらいあるかということを勘案して、それぞれの教員に過度に負担にならないように配慮しながら、また、本人の理解も得ながら、部活動についても決めているという状況であるため、どのようなところに課題意識があるのかということについて確認してまいりたい。
これまでも県教委では部活動の顧問をすることの負担を減らしていかなければならないということで、例えば市町村に対して、部活動指導員の配置に係る経費といったものを支援したり、県立の高校では部活動指導員や外部指導者を任用できるようなシステムを構築してきた。また、中学校部活動の地域クラブ活動への移行も進めているところであり、令和8年度末を目途に、まずは休日から移行を進めているところ。
 この地域クラブ活動への移行については、徐々に市町村の取組も広がってきていて、今年度では16市町村が国の実証事業に参加しており、来年度は41市町村が参加する予定という状況であるため、それを着実に、課題等も解決しながら、進めてまいりたい。
 組合等の意見も聞きながら、部活動に係る教員の負担の軽減を図るため、対応策について研究してまいりたい。(内堀教育長)

 

【夜間中学の設置について】
 夜間中学及び学びの多様化学校については、それぞれ今年度検討する会議の中で検討が行われ、報告をいただいているところ。
 この二つの検討の会議に関しては、ほぼ似たようなお話をいただいており、設置に向けて検討するべきではないかとか、あるいはそれらを合わせた併設型のフレキシブルでインクルーシブな学びの場への要望が挙げられている。
また、県教委では、夜間中学や学びの多様化学校について、設置する意向があるかというアンケートを市町村教育委員会に対して行っており、そこで検討する意向があるという市町村教育委員会と連携しながら、来年度は少し具体的な検討を行ってまいりたい。(内堀 教育長)

 

【県立高等学校の後期選抜について】
倍率という面で5年連続1倍を下回り、全体的に定員割れの状況があることについて、募集定員の設定に関しては、県教育委員会としての考えは、過去のデータなども参考にしながら、全日制を希望する県内の受検生が、学校はともかく、高校入学を希望した場合にはそれを保障したいという考え方であるため、もともと1.何倍になるような設定の仕方を行っていない。そのため、一定の割れ方というのは想定内と考える。
 しかし、一方で、近年急に通信制を選択する中学生が増えてきたり、あるいは志願者が減ってきている中で、定員を大きく下回るようなところがあるということが、平均倍率が下がっている要因の一つである可能性も考えられる。次年度以降の募集定員の設定に当たっては、そういった情報やデータなども慎重に検討していく。ただし、基本的な考え方は全ての受検生が全日制を希望した場合に、公立私立問わず、高校入学できるような体制、仕組みを今後も考えていくことが重要である。(内堀 教育長)

 

【職員の人事異動について】
 校長人事に関し、昨年の61人から41人に減った要因について、近年退職を迎える校長が増えていた中、今年は少なかったというのが全体の異動が少なかった要因の一つとなっている。もう一つは、在職年数を少しでも長くしながら、学校課題にじっくり取り組んでもらいたいということを総合的に含めた上で、全体的な人数が昨年よりは少なかったという状況になっている。
 暫定再任用校長とは、定年延長制度に伴い、再任用というものが暫定再任用という名前に変わったもの。これまでは61歳以降の人は再任用という名称であったが、今年度から暫定再任用者という形で名称が変わった。校長の退任者の中には暫定再任用が終わって退任する者もいれば、あとは校長を退任するけれども、今度は現場で教諭をする者等、様々なパターンの者が退任の校長の中にいることとなる。来年度については、暫定再任用の校長の任用で続ける者は4名いる。
 令和6年度の校長予定者は78名であり、そのうち女性校長は14人で全体の18%となっている。今年度が16.7%であるため、今年度比プラス1.3%の過去最高であり、人数も過去最多である。(志津高校教育課長)

 ジェンダーバイアスの関係で長野県の教育分野が非常に向上したという報道があったが、女性を登用すること自体が目的ではなく、目標の数値は決めているが、性別やジェンダーなどに関係なく、いろいろな人たちが同じ職場で、あるいは責任あるポジションに就いて、ウエルビーイングを実現していくということが大事なことだと考える。そういった意味では、女性の比率を上げる方向に県教委としても取り組んでおり、今回県立高校の校長人事で女性校長が過去最多、過去最高の割合上がってきたことはよいことであると考える。(内堀教育長)
 

お問い合わせ

教育委員会 

電話番号:026-235-7421

ファックス:026-235-7487

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