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更新日:2024年10月9日
その他のお知らせ「海外渡航の際には感染症にご注意を」
感染症対策において、感染症の発生状況を把握することは、感染症の予防及びまん延防止を図るうえで、とても重要なことです。『感染症情報』では、感染症の発生状況を収集・分析し、週報及び月報として情報提供をしています。
現在、県内全医療機関の届出により把握する全数把握感染症と、あらかじめ指定した医療機関(定点)の協力を得て行う定点把握感染症の合計117疾病(2023年(令和5年)5月8日より)について、患者発生状況の情報収集をしています。
(注)届出数は診断日を基準に集計しているため、今後変更が生じることがあります
結核1例、腸管出血性大腸菌感染症2例、レジオネラ症1例、カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症1例、急性脳炎1例、梅毒1例、百日咳1例の届出がありました。
手足口病は先週から減少し、定点あたり10.83人でした。飛沫感染・接触感染・経口感染により感染しますので、トイレの後やおむつ交換の後、食事の前には石けん・流水による手洗いを励行し、タオルの共有を避ける、症状がある場合の咳エチケットなど、感染予防に努めましょう。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は先週からほぼ横ばいで、定点あたり4.15人でした。体温や健康状態のセルフチェックをしていただくとともに、手洗いや手指消毒、室内の換気、場面に応じたマスクの着脱、咳エチケットなど、基本的な感染対策を心がけましょう。
全国的にマイコプラズマ肺炎の届出数が増加しており、県内でも過去5年の同時期に比べて届出数が多い状況が続いています。発熱と長引く咳が主な症状で、小児を中心に秋から冬にかけて流行することが多い呼吸器感染症です。患者の咳やくしゃみによる飛沫感染や接触感染により感染しますので、石けん・流水による手洗い、症状がある場合の咳エチケット、タオルの共有を避けるなど、感染予防に努めましょう。
STD定点からの届出は、性器クラミジア感染症21例(男性7:女性14)、性器ヘルペスウイルス感染症2例(男性0:女性2)、尖圭コンジローマ3例(男性1:女性2)、淋菌感染症3例(男性2:女性1)でした。
基幹定点からの届出は、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染症29例(男性12:女性17)、ペニシリン耐性肺炎球菌(PRSP)感染症0例(男性0:女性0)、薬剤耐性緑膿菌感染症0例(男性0:女性0)でした。
【2024年9月4日号外】長野県における2023/24シーズンのインフルエンザの流行状況及びウイルス検索結果について(PDF:446KB)
【2024年1月17日号外】長野県における2022/23シーズンのインフルエンザの流行状況及びウイルス検索結果について(PDF:416KB)
【2023年11月29日号外】梅毒の届出状況について(11月26日現在)(PDF:113KB)
【2023年7月5日号外】ヘルパンギーナ・RSウイルス感染症に注意しましょう!(PDF:209KB)
【2022年9月7日号外】長野県における2021/22シーズンのインフルエンザの流行状況及びウイルス検索結果について(PDF:210KB)
【2022年12月7日号外】梅毒の届け出状況について(PDF:116KB)
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【2021年9月1日号外】長野県における2020/21シーズンのインフルエンザの流行状況及びウイルス検索結果について(PDF:571KB)
【2021年8月11日号外】2021年RSウイルス感染症の流行状況(PDF:115KB)