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更新日:2024年3月19日

麻しん(はしか)

麻しん(はしか)に注意しましょう

現在、海外において麻しんの流行が報告されており、国内においても、既に海外からの輸入症例が契機と考えられる感染伝播事例が報告されています。今後、輸入症例や国内における感染伝播事例が増加することが懸念されています。

厚生労働省「麻しんについて」(別ウィンドウで外部サイトが開きます)

麻しん(はしか)発生状況

長野県内の麻しん(はしか)の発生情報

長野県感染症情報をご覧ください。令和2年以降、長野県内での発生はありません。

全国の発生状況

感染症発生動向調査(IDWR)麻しんの発生状況(国立感染症研究所)(別ウィンドウで外部サイトが開きます)

麻しん(はしか)とは?

  • 麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症です。
  • ウイルスの感染経路は、空気感染・飛沫感染・接触感染で、非常に感染力が強く、人から人へ感染が伝播し、その感染力は非常に強いといわれています。免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。
  • 感染すると約10日~12日間の潜伏期の後、発熱、咳、鼻水や眼球結膜の充血といった症状が現れます。2~3日発熱が続いた後、39℃以上の高熱と発しんが出現します。
  • 肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎を発症すると言われています。また、その他の合併症として、麻しんにかかった人の約10万人に1人の割合で、数年から10数年後に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)という重い脳炎を発症することがあります。

麻しんの予防策は?

麻しんの効果的な予防方法は、ワクチンの接種です

定期接種について

  • 1歳児(第1期)と小学校就学前の1年間(第2期)のお子さまは、予防接種法による定期予防接種の対象となりますので、早めに接種しましょう。詳しくはお住まいの市町村にお問い合わせください。

 ※新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、規定の接種時期に定期接種を行えず接種を延期されていた方が、既定の接種時期ではない時期に接種を行った場合についても、定期接種として取り扱われる場合があります。詳しくはお住いの市町村にご相談ください。

任意接種について

  • 定期接種の対象でない方は、医療機関で任意接種(費用は自己負担)として接種することができます。麻しんにかかったことがない方、ワクチンを接種したことがない方、1回のみの接種の方、予防接種歴が不明な方は、かかりつけ医などに相談の上、接種を検討しましょう。
  • 幼児期に1回ワクチンを受けていても、接種者の5%弱は免疫を獲得できないこと、また一度は免疫を獲得したものの、麻しん患者が減少していることから日常生活での自然感染による免疫増強効果を望めない環境下にあり、発症の予防には不十分な免疫しか保有していない状態になる方が多いと考えられています。この場合、ワクチンを合計2回接種する、または追加接種することにより、免疫増強効果が期待できます。
  • 麻しんの患者さんと接触した場合は、接触後3日以内に麻しんのワクチンを接種することで発症を予防できる可能性があります。

長野県内の任意予防接種実施機関は「ながの医療情報ネット」(別ウィンドウで外部サイトが開きます)に掲載されていますのでご覧ください。

予防接種のさらに詳しい情報は国立感染症研究所「予防接種情報」(別ウィンドウで外部サイトが開きます)をご覧ください。

海外への渡航を予定されている方へ

これから海外へ渡航する方へ

過去に麻しん(はしか)にかかったことが明らかでない場合、渡航前には、麻しん含有ワクチンの接種歴を母子手帳などの記録で確認し、2回接種していない場合は予防接種を検討しましょう。

帰国された方へ

帰国後は、2週間程度は麻しん発症の可能性も考慮して健康状態に注意しましょう。

参考

厚生労働省検疫所「海外渡航のためのワクチン(予防接種)」(別ウィンドウで外部サイトが開きます)

厚生労働省リーフレット「麻しん(はしか)は世界で流行している感染症です」(PDF:543KB)

麻しんが疑われる場合

発熱・咳・鼻水・眼球結膜の充血・発しん等の麻しんを疑う症状がある方は、必ず事前に医療機関にその旨を連絡して、受診の仕方を確認してから受診してください。

また、受診の際は、周囲の方へ感染を拡げないよう、公共交通機関等の利用を避けてください。

医療機関の皆様へ

麻しんは感染症法に基づく全数把握対象疾患です。

感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成10年法律第114号。以下「感染症法」という。)第12条に基づき、麻しんと「臨床診断」をした時点で、直ちに最寄りの保健所へ届け出をお願いします。

また、血清IgM抗体検査等の血清抗体価の測定を実施いただくとともに、確定診断のためにPCR検査用検体(血液・咽頭ぬぐい液・尿)の確保にご協力いただきますようお願いします。

厚生労働省:感染症法に基づく医師の届け出のお願い「麻しん」(別ウィンドウで外部サイトが開きます)

関連情報

国立感染症研究所「麻しんとは」(別ウィンドウで外部サイトが開きます)

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お問い合わせ

健康福祉部感染症対策課

電話番号:026-235-7148

ファックス:026-235-7334

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