南信教育事務所飯田事務所

コミュニティスクール推進学社連携・協働意見交換会実施報告

　　44名の皆さんにご参加いただいて、「コミュニティスクール推進学社連携・協働意見交換会」を開催しました。

実施状況

『様々な職業の方々が、ひとりの地域人として、つながって、子供を育てていく、
　　子供の学びを支援するそのためにこのような研修会はとても大事だと思いました』

　地域で子どもを育てる活動に取り組む関係者が一堂に会し、研修することを通して、地域の子育ての取り組みを見返し、地域全体で子どもを育てていくことの重要性について共通理解を深める研修会を開催しました。
　グループワークを含んだ講義と意見交換を講師の安積順子さんコーディネートのもと行いました。
本年度も学校、教育委員会、公民館、コミュニティスクール関係、キャリア教育関係、地域住民、地元の企業の皆さんに参加していただき、様々な立場から活発な意見交換がなされました。
　参加者同士での対話やチームビルディング等のグループワーク、地域と子供たちが協働して活動する多くの事例から学ぶことができました。
　参加者の感想の一部を紹介します。

○大人がレールを敷きすぎることなく、任せる場づくりをしていきたいと思いました。成長していく子供たちのために、地域も磨き続けていきたいと思います。

○具体的な実践を伴ったお話でうれしかったです。改めて地域学校協働本部のコーディネーターとして何ができるのかを考えていきたいと思います。子供が育つ地域の力、人と人とのつながりの大切さをさらに求めていきたいと思います。

○コーディネートって難しい、何をしたらいいのかと思っていましたが、まずは一人の人として、たくさん話をしたいです。

○大人も子供も地域での居場所作りは地域活性化につながるポイントだと感じました。

○いろいろな方と対話をしてつながれ、楽しかったです。目的さえ共有すれば、自然に役割分担がされ、進んでいくことを実感しました。

○学校と地域で、同じ思いをもって無理なく（負荷なく）やっていく工夫のヒントをたくさん教えてもらいました。

○あっという間の時間でした。ワークがあり、スライドもあり、大きな学びもあり、この研修に来てよかったと感じました。自分の問いから始まり、この研修や講演そのものが講義型でなく探究していけた内容でした。

○参加者同士のつながりを持てたことがうれしかったです。何かを一緒にやることって楽しいですね。「はじめまして」の人でも、「対話」によってすぐに仲間になれることを実感できました。

○同じ願いを持つことで各々の考え、実践が同じ方向に向かっていくことを実感したので、願いを共有する機会を設けていきたいと思いました。

○子供に関わる全ての人が子どもの力を信じ、委ね、任せて子どもの力を引き出していくという共通のスタンスに立つことで子供が育っていくことを教えていただきました。

　本年度も、地域全体で子どもを育てていくことの大切さについて改めて気づくことができた研修会でした。講師の安積さんに「子供は未完の姿で完結している」という言葉を紹介していただきましたが、子供に任せて見守り後押しすることの大切さに気付けた研修会でもありました。
　参加者の方から、
　「子供の方が何十歩も先を歩いています。私たち大人がもっと学び、経験を積まないとその差はひらいてしまうのではないでしょうか。」
というご意見をいただきました。大人も子供たちと一緒に学び続ける存在でありたいです。

　飯田事務所では、11月14日（火）に、飯伊地区で活動する、コミュニティスクール担当の皆さんを中心にお集まりいただき、コミュニティスクールコーディネーター研修会を行います。コミュニティ・スクール先進校である美麻小中学校の、学校運営協議会制度立ち上げ時の具体的な事例にも触れながら、今後の活動にいかせる研修になるように計画しております。多くの方のご参加をお待ちしております。　　　　　　　　　　　　　

（南信教育事務所飯田事務所　内田）
 

お問い合わせ

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください