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更新日:2023年2月5日

令和5年(2023年)1月4日部局長会議録

時間:午前10時00分~午前10時25分

場所:県庁特別会議室

出席者:

阿部知事、関副知事、小山警察本部長、内堀教育長、伊藤産業政策監、五十嵐危機管理監、前沢危機管理部長、清水企画振興部長、玉井総務部長、山田県民文化部長、福田健康福祉部長、猿田環境部長、林産業労働部長、渡辺観光部長、小林農政部長、坪井林務部長、田中建設部長、鈴木会計管理者兼会計局長、須藤企業局長、松澤監査委員事務局長、宮原人事委員会事務局長、丸山労働委員会事務局長、高橋佐久地域振興局長、柳沢上田地域振興局長、宮原諏訪地域振興局長、竹村上伊那地域振興局長、丹羽南信州地域振興局長、神事木曽地域振興局長、草間松本地域振興局長、早川北アルプス地域振興局長、中坪長野地域振興局長、直江北信地域振興局長

 

(関副知事)

 皆さん、明けましておめでとうございます。ただいまから部局長会議を始めます。

 本日は、年初めということもあり、通常メンバーに加えまして、尾島教育次長、今井教育次長、村松議会事務局長にもテレビ会議システムで出席をいただいています。

 それでは、初めに知事から年頭の御挨拶をお願いします。

 

(阿部知事)

 職員の皆さん、改めて明けましておめでとうございます。

 昨年1年間、コロナ対応であったり、物価高騰対策であったり、様々な困難に直面しながらも、幹部職員、そして、全ての職員の皆さんに大変な御尽力をいただく中で、長野県政を前進させていくことができたと思っています。改めて全ての県職員の皆さんに心から感謝をしたいと思います。

 今年の新年は、非常に穏やかな1年のスタートになったのではないかと思います。年末年始も公務を担わなければいけなかった皆さんも大勢いらっしゃると思います。そうした皆様の御尽力に心から敬意と感謝を表するとともに、私も含めて英気を養えた職員の皆さんには、改めて県民の皆さんのためにしっかりと力を合わせて県政を進めていただくようにお願いをしたいと思います。
 
 令和5年のスタートに当たって、私から県職員の皆さんに是非一緒に取り組んでほしいことは、長野県の組織風土を変えていきたいということです。

 昨年、県民の皆様に公約という形でいろいろなお約束を示して、私もなんとか当選をしたわけですけれども、政策推進の部分につきましては、今日、部局長会議に参加している皆さんを始め、県職員の皆さんにいろいろと知恵を出していただき、また、様々な団体、県民の皆様からも御意見等を伺う中で、今、新しい総合計画の最終的な取りまとめの段階に入っています。「確かな暮らしを守り、信州からゆたかな社会を創る」ということで、これまでの政策のベースは踏まえながらも、新しい観点で力点を置くべき政策を明確に示していきたいと思っています。

 最終的な取りまとめまで、企画振興部総合政策課を中心に関係の皆さんには引き続き御尽力いただきますが、それと併せて、こうした様々な政策を進める上では、私も含めて全ての職員の皆さんがよりやりがいを持って働ける、そして、明るく楽しく前向きに働ける、そうした県の組織風土づくりが大変重要だと思っています。そういう意味で、今回、県職員の皆さんと一緒に組織風土改革に取り組んでいきたいと思っています。

 私の問題意識、県職員の皆さんと一緒に考えて実行していきたいことは、1つは、長野県が県民の皆様のために真に役立つ組織となるためにはどうすればいいのかということ、もう一つは、2枚目ですけれども、私たち長野県職員が明るく楽しく前向きに仕事をするためにはどうすればいいのかということです。

 当たり前と言えば当たり前ですけれども、長野県という組織は、県民の皆様のために存在をしているわけです。今、対話と共創ということを掲げて、皆さんと共に県政を進め始めているわけですけれども、やはり県民の皆様から信頼される組織、そして、一緒にいろいろなことを取り組んでいける組織にしていきたいと思います。そのためにはこれまでの組織の動き方、行動の仕方であったり、あるいは県民の皆様との接し方であったり、こうしたことも含めて、県組織の風土は変わっていかなければいけない部分があると思っています。

 また、私も新採職員研修等で若い職員の皆さんとお話をしますと、最初からいろいろな仕事を持たされて大変だという話であったり、コロナという背景もあるのかもしれないですけれども、組織内、あるいは県庁のほかの部局とのコミュニケーションが取りにくいという状況もあると聞いています。何よりも仕事をしていて楽しいと感じられる職場でなければ、県民の皆様の期待に応えられる仕事はできないと思っています。そういう意味で、是非今年は県職員の皆さんとこうした問題について一緒に考えていきたい、そして、共に県の組織風土を変えていきたいと思っています。

 私自身も行動パターンを変えなければいけないところもあると思っていますし、是非一緒に同じ組織の方向性を目がけて、人の行動を変えるのはなかなか難しいですけれども、多分自分の行動を変えると人の行動も変わってくると思います。誰か一人がやっていると、全体は変わっていかないですけれども、みんなで一緒に協力して変えようということを共有して取り組めば、必ず成果が出てくると思います。

 今、我々県行政の取り組むべき課題は様々あります。中長期的には気候変動の問題であったり、あるいは人口減少社会への向き合い方、少子化対策、教育の充実、公共交通の維持・発展、こうしたことにも取り組まなければいけません。また、足元では、県民の皆様で物価高騰やコロナ禍の中で大変厳しい状況に置かれている方々も大勢います。

 こうした県民の皆様の期待をしっかり受け止めて、我々は行動していかなければいけないと思いますし、課題を解決するだけではなくて、総合計画で示そうとしているとおり、本当の意味で豊かな社会をつくっていかなければいけないと思います。そのためには、私たち自身が満ち足りた満足度のある仕事の仕方でなければいけないと思います。

 様々な組織的な課題は、これまでもその都度いろいろな対策・対応を行ってきましたけれども、そうした対症療法的な対応ではなく、もっと包括的に一緒になって組織のあり方を考えて、変えていきたいと思っています。

 手紙の中に書きましたけれども、今、県民の皆様との対話集会で、地域振興局の皆さんを中心に御負担をかけながら県内を回らせてもらっていますが、いろいろな課題や、そして、その課題の解決の方向性というのは、県民の皆さん自身がかなりお持ちになられていると受け止めています。

 そして、そのことは、私たちの県の組織も同じだと思います。職員一人ひとりが課題・問題意識を持ち、そして、どうすれば変えていけるのかということについては、意識をしているか、していないかにかかわらず、必ず方向感も持っていると思っています。是非そうしたものを出し合ってほしい、共有をして、同じ方向を目指して県組織の風土改革に取り組んでいきたいと思います。

 こうした取組を「かえるプロジェクト」と名づけたいと思います。通称「かえプロ」と書きましたけれども、コンプラ課の若い職員の皆さんの発想もお借りしながら、こういう取組をするときに何か名前をつけなければいけないということで考えて「かえるプロジェクト」としました。

 いろいろな意味で変わっていかなければいけない、変えていかなければいけないということもありますし、また、多忙感やいろいろな負担感、徒労感、こうしたものを多くの県職員が持っている中で、仕事は早く終わらせて家に帰る、退庁するという意味での帰るということも含めています。そういう意味では「かえるプロジェクト」、今年是非皆さんと力を合わせて取り組んでいきたいと思います。

 まずはこうした取組、部局長の皆さんとは方向性や問題意識をしっかり共有して取り組んでいきたいと思いますが、これまでみたいに部局長会議で何かを決めて、はい、これをやって改革しましょう、みんなでこれに取り組みましょうというやり方は今回は取りません。それだと非常に表面的な取組になってしまうと思うからです。

 今回の「かえプロ」をファシリテートしてもらうメンバーを県職員の中から募集をしたいと思います。30名程度の皆さんをまずは募集していきたいと思っていますが、是非新たな強い時代にふさわしい県の組織風土を一緒につくり変えていきたい、つくっていきたい、そうした意欲を持つ皆さんに是非手を挙げてほしいと思っています。

 そして、「かえプロ」で導き出された結論については、私は組織のトップ、責任者ですので、しっかり責任を持って推進をして実行していきたいと思います。是非部局長の皆さんにも御協力をいただきたいですし、全ての県職員の皆さんには積極的・主体的に「かえプロ」に参画をしてほしいと思います。長野県という組織が明るく楽しく前向きな職場となるよう、一緒に取り組んでいきましょう。皆様の御協力、そして、一緒になっての取組を心から願っています。「かえプロ」についての私のメッセージは以上です。

 課題山積ですし、どうしても我々が仕事をしていると、目の前のことに力点を置きがちですが、やや遠回りな感じがしても、こうした組織風土の改革に取り組むことが必ずや県組織のパフォーマンスを上げていくことにもつながると思いますし、また、一人ひとりの職員がこれまで以上にやりがいを持って、誇りを持って県職員として活躍していくことにつながると確信をしています。今年1年の方向性、是非皆さんと共有をしたいと思いますので、よろしくお願いします。私からは以上です。

 

(関副知事)
 ただいま知事の挨拶の中で、県組織の風土改革についてのお話がありました。これに関して、皆さんから発言がありましたら、お願いします。総務部長、どうぞ。

 

(玉井総務部長)

 総務部長の玉井です。

 知事から御発言がありましたけれども、昨年からずっと新たな行革方針改定に向けまして、仕事の進め方などを含めて、県民サービス向上に向けてどうしたらいいかということを随分議論してきたのですが、やはり県組織の内部をなんとか変えなければいけないということで、知事とも危機感を共有しています。私が一方的にこれをやるということではなくて、今、知事から話があったとおり、職員の皆さんと共に変えていきたいと思っています。

 今までの組織風土はなかなか変えられないとは思っていますけれども、だからこそ、今回、職員の皆さんと共にまさに本気で変えていきたいと思っています。部局長の皆さんも組織風土を変える、また、明るく楽しく前向きな職場にという御発言が知事からありましたけれども、こういった職場に向けて、職員のメンバーと共に本気で取り組みたいと思いますので、職員の皆さん、そして、部局長の皆さん、是非よろしくお願いします。以上です。

 

(関副知事)

 ほかに発言はありますか。産業政策監、どうぞ。

 

(伊藤産業政策監)

 将来に期待できるプロジェクトだと思っています。長年、国際とか、学際とか、業際とか、際の調整をやっている身からすると、どうしても県庁文化というのは、自分たちの業務にまず何か降りかかってきたときには、これは俺たちの仕事ではない、我々の仕事ではないと線を引きたがるところがあるような気がするのですけれども、際というのは重なり合っているところなのです。たとえば県境の線はありますけれども、そこは重なり合っているのであって、そこで分断されるものではないのですが、何となく線というか、立体的に言うと壁をつくってしまって、むしろ隙間ができてしまうような感じがしますので、際こそというか、これからはそれこそ対話と共創の県政と言っているように、いろいろなところと連携・協力しながらやっていかないと、仕事は進まない分野がどんどん大きく増えていくと思いますので、こういうコミュニケーションを取りながら、明るい職場づくりをしながら、是非際の部分を意識した仕事の仕方ができるような組織になってくれることを期待しています。よろしくお願いします。

 

(関副知事)

 せっかくですので、ほかに発言がありましたら、お願いします。産業労働部長、どうぞ。

(林産業労働部長)

 先ほど知事から特にコロナ禍のお話だと思いますが、多忙感、負担感を改善し、風通しのよい職場をつくっていきたいというお話がございました。この3年間、たとえば産業面でいけば、関係団体の皆様を始め、多くの皆様とお話をする機会を設けることができたという一面もありまして、特にその中で、確かに多忙感、負担感はありますけれども、より現場主義といいますか、対話や共感の重要性を感じた期間でもあります。

 そういう意味では、今が組織風土を変えていくためのいい機会ではなかろうかと私は感じていますが、一番大事なところは、現地機関での課題解決に向けたスピード感のある対応ができるようにしてあげるにはどうしたらいいかとか、そのアシスト役としての本庁機能を十分に果たせるかとか、そういった意味でも、現地の皆さんもこういったプロジェクトメンバーに加えていただいて、あるいは関係機関の皆様のお声を聞くという場も設けていただきながら、よりよい改革につなげていただければありがたいと感じています。よろしくお願いします。

(関副知事)

 ほかにいかがでしょうか。もし地域振興局からありましたら、今日は全員画面に映り切れていないのですが、発言していただいて結構ですので、お願いします。よろしいでしょうか。

 それでは、以上を知事からの年頭の挨拶とします。

 それでは、その他に移りますが、年末年始の報告事項など、皆さんから発言がありましたら、お願いします。いかがでしょうか。よろしいでしょうか。

 それでは、最後に恒例となっています、県歌『信濃の国』です。以前ですと、歌を歌っておりましたが、映像を流したいと思います。歌詞の中に含まれている風景や特産物、また、県の魅力を盛り込んだ映像を御覧いただきながら、新年のスタートに改めて県内各地に思いをはせ、この歌で未来へつなぐ気持ちを新たにしてほしいと思っています。コロナの感染予防のために発声は行いませんが、起立をしてお願いします。

 それでは、お願いします。

(県歌『信濃の国』動画映写)

 御着席ください。それでは、最後に知事から何かありましたら、お願いします。

 

(阿部知事)

 是非今年1年、力を合わせて県民の皆さんのために頑張っていきたいと思います。総合計画のスタートの年でもありますし、「かえプロ」も皆さんと共に取り組んでいきたいと思います。長野県の大きな方向性が固まって、そして、スタートする。コロナも出口がやや見え始めたという感じがありますので、今年こそは前向きな明るい年にしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 今年1年、お世話になりますし、是非県民の皆さんのために一緒に取り組んでいきましょう。よろしくお願いします。

 

(関副知事)

 ありがとうございました。

 それでは、以上で部局長会議を終了します。
 

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電話番号:026-232-2002

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