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更新日:2020年3月31日

第1049回長野県教育委員会定例会会議録

1日時

平成31年(2019年)3月28日(木曜日)

午後1時15分から午後3時35分まで

2場所

県教育委員会室

3議題

○議題

議第1号平成30年度退職者の永年勤続教職員表彰について

議第2号職員の処分について

議第3号平成31年度長野県教育委員会基本方針(案)について

議第4号職員の人事異動について

議第5号平成32年度教員採用選考について

議第6号長野県公立高等学校入学者選抜制度(案)について

議題7号平成31年度長野県教科用図書選定審議会委員の委嘱について

議第8号平成31年度長野県教科用図書選定審議会への諮問について

  •  

○教育長報告事項 

(1)平成30年度学校納入金等調査について

(2)わいせつ行為根絶検討委員会について

(3)県立高校「未来の学校」構築事業研究校の決定について

(4)信州幼児教育振興指針の策定及び信州幼児教育支援センターの開設について

(5)新学習指導要領全面実施に向けたリーフレット「子どもたちに『生きる力』を育む

(6)「信州・学び創造ラボ」のオープンについて

(7)公立学校における受動喫煙防止対策について

(8)平成30年度長野県学校保健統計調査の結果について

(9)長野県競技力向上基本計画について

 

 

4出席者

○教育長

原山隆一

 

○委員

教育長職務代理者耳塚寛明

委員矢島宏美

委員荻原健司

委員塚田裕一

委員中澤眞

 

 

○その他

轟教育次長、三輪教育次長、内堀高校改革推進参与、尾島教育政策課長、北村参事兼義務教育課長、

塩野参事兼高校教育課長、永原特別支援教育課長、佐倉参事兼教学指導課長、

宮崎全国高等学校総合文化祭推進室長、小松参事兼心の支援課長、

井上文化財・生涯学習課長、神田保健厚生課長、内山スポーツ課長、越国体準備室長

 

会議録

 

原山教育長

ただいまから、第1049回教育委員会定例会を開会します。

それでは、議事に入ります。本日の審議事項中、議第1号「平成30年度退職者の永年勤続教職員表彰について」、議第2号「職員の処分について」は、特定の個人に関する情報が含まれている案件です。

つきましては、議第1号、議第2号を非公開とすることが適当と思われますが、ご異議ございませんか。

 

全委員

異議なし。

 

原山教育長

ご異議ございませんので、議第1号、議第2号は非公開とすることに決定しました。

なお、議第1号、議第2号につきましては、本日の最後に審議することにします。

それでは、議第3号「平成31年度長野県教育委員会基本方針(案)について」、尾島教育政策課長から説明をお願いします。

 

尾島教育政策課長

(資料説明)

 

原山教育長

只今の説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたら、発言をお願いします。

 

耳塚教育長職務代理者

学びの改革というのをこれから推進していこうという、具体的な、重要な施策が並んでいると思います。ぜひ着実に実行していただければと思います。

また、モデル校を活用した事業というのが複数ありまして、これが今後うまくいくかどうかという点から考えていくと、今年度は重要な年になると思っております。よろしくお願いいたします。

 

中澤委員

学びの改革について、具体的に進めていってほしいと思っています。そのために、発想の逆転というか、幼児教育支援センターもできますが、子どもを変えるのではなく、大人の方が変わっていく、例えば信州型ユニバーサルデザインのところだったら、苦手なことに時間をかけるよりも、知りたいこと、学びたいこと、やりたいことを大事に進めてもらいたいと思います。インクルーシブ教育のところでも、集団の中で子どもたち同士がうまく育っていく仕組みができていったらいいなと思っています。よろしくお願いいたします。

 

原山教育長

ほかにいかがでしょうか。

よろしいでしょうか。それでは、議第3号を原案どおり決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。

 

全委員

議なし。

 

原山教育長

ご異議ございませんので、議第3号を原案どおり決定します。

次に、議第4号「職員の人事異動について」、尾島教育政策課長から説明をお願いします。

 

尾島教育政策課長

(資料説明)

 

原山教育長

只今の説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたら、発言をお願いします。

よろしいでしょうか。それでは、議第4号を原案どおり決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。

 

全委員

意義なし。

 

原山教育長

異議ございませんので、議第4号を原案どおり決定します。

に、議第5号「平成32年度教員採用選考について」、北村義務教育教育課長から説明をお願いします。

 

北村義務教育課長

(資料説明)

 

原山教育長

只今の説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたら、発言をお願いします。

 

耳塚教育長職務代理者

一点質問がございます。これから、学びの改革を全面的に進めていこうというときに、その方針が、この教員採用選考のどこに反映していくのか、ということについてです。選考の観点として取り上げていくのかと思いますが、もう少し強調されていてもいいのではないかと思います。例えば、議第6号の入試の部分に、中学生へのメッセージというのが書かれています。このメッセージに相当するようなものが、応募しようとする教員にも向けられると、自分のどういうところを磨こうとか、どういうところに力を入れて過ごそうかとか、そういった影響があるかと思います。

 

北村義務教育課長

ありがとうございます。今後の方針として大切にしていきたいと思います。一つ、例えば7ページの下の部分で、面接において探求的な学びに向けた課題、授業の構想や見解について質問する、ということですので、この辺りを大学へ投げかけていきたいですし、実際どういった評価をすれば学びの改革に資する教師を集めることができるか、というところを検討していきたいと思います。

 

中澤委員

一点質問です。指針が変わり、長野県も学びの改革ということで動き出そうとしている中で、教師の意識の変化ということが本当に必要になってくると思います。学びの改革ということをベースとしたときに、どういう人が面接をしてどういう人が選考をするのか、その辺りは今までと変わったのか聞かせていただけますか。

 

北村義務教育課長

1ページの「求める教師像」のところで、長野県の教員としてこういう使命・任務があり、こんな人を求めています、ということを記載しています。試験官については、まだ検討の余地がありますが、探求的な学びや、例えば大学時代になにか一つのことに熱中してきたとか、そういったことをきちんと見抜けるような人材であったり、我々のスタンスとしてそういう問いを投げかけて評価するようにやっていきたいと思っています。

 

中澤委員

採用する人を、意識変化として選んでいくと同時に、選ぶ人の方も変わっていかないといけないと思いますので、その辺りを意識していっていただけたらと思います。

 

矢島委員

二点あります。一点目は、1ページの「こんな人を求めています」というところの(3)、(4)で、「子どもや保護者」というように保護者に限定していますが、例えば児童養護施設で暮らす子どももいますので、細かいところですが、保護者等や養育者というように、多様な家庭があり、子どもも多様な場で暮らしていますので、そういう認識が必要かと思いました。

もう一点は、8ページの(2)高校についてですが、(2)の二次選考の面接における評価の観点のところで、小中学校の方は人間性のところに「確かな人権意識」ということが書かれていますが、高校では「広い視野、人間的魅力」という形で書かれています。昨今の非違行為の状況を見ても、やはり人権感覚がないということが多いかと思います。スチューデントファーストの精神を持って、子どもが大人の従属物ではなく、一人の大切な人間という人権感覚が重要だと思いますので、子どもを大切にするという観点から、やはり人権感覚のある人、という視点が意識されることが重要かと思いました。

 

塩野高校教育課長

ありがとうございます。ごもっともなご意見でございます。1ページ目の、「こんな人を求めています」というところに、大前提として確かな人権意識を持つ者という記載をしております。実際には、面接官に対して、人権意識も含め、注意してほしい部分やこういった観点で質問をしてほしいということを伝えています。記載については検討させていただければと思います。

 

原山教育長

ほかにいかがでしょうか。

よろしいでしょうか。それでは、今回、変更点ということで、新設した部分等がありますが、これについてはご了解いただき、ご指摘については必要な修正を加えたうえで、正式なものとしたいと思いますので、よろしく願いします。議第5号を原案どおり決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。

 

全委員

義なし。

 

原山教育長

異議ございませんので、議第5号を原案どおり決定します。

に、議第6号「長野県公立高等学校入学者選抜制度(案)について」、塩野高校教育課長から説明をお願いします。

 

塩野高校教育課長

(資料説明)

 

原山教育長

只今の説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたら、発言をお願いします。

 

塚田委員

質問ですが、前期選抜を行うという学校と、後期のみの、A基準B基準の人数については、各校において決めるということですが、これはある程度生徒側には伝わるものなのでしょうか。

 

塩野高校教育課長

まずは、この案の全体をきちんと周知していくことが大切だと思っています。そういう中で、ご指摘の細部にあたる点についても、いろいろな形をもって説明できるようにしていきたいと思います。これまでも、前期選抜、後期選抜という大きな枠組みは設けておりますので、そこからの変更という形で、子どもたちには一定程度伝わると考えていますが、全体像をきちんと示しながら、意図も含めて伝えていくことが大事な点かと思いますので、周知について考えて参ります。

 

荻原委員

学力検査の内容の、英語のスピーキングテストについてです。他県でスピーキングテストを実施するというところがあれば教えていただきたいのと、このスピーキングテストを導入すると、検査をする側の負担が多きくなったり、財源的にも大きくなるのではないかと思いますが、その辺りはいかがでしょうか。

 

佐倉教学指導課長

スピーキングテストについて、他県の動向ですが、私たちも連絡を取り合いながら進めており、現時点で把握をしているところが、東京都です。東京都については、入学者選抜の資料として使用しますが、あくまでも、第一義としては、授業改善に生かせるようにということで、全中学生に対して検定のような形で受験をしていくようなイメージで、構築をされている最中ということです。その他にも、福井県等から情報をいただいているところですが、まだ明確には把握できていいません。

また、実際に導入することになった場合の負担ということで、今までの入学者選抜は高校の先生方に試験監督を務めていただいていますが、そういった点については検討して参りたいと思っています。東京都についても別会場を検討しているということです。財源の問題については、非常に慎重にやっていかなければならないことでありますので、引き続き検討をしていくということで、現時点では明確な方向性をお出しすることはできませんでしたが、導入したいという思いで検討を進めているところです。

 

耳塚教育長職務代理者

3点ございます。1点目は、新しい制度の3つのねらい、それから前期選抜への学力検査の導入、後期選抜におけるA基準、B基準の設定等、いずれもこの方向に賛成です。

2点目は、前期選抜の学力検査の1.と2.、それぞれ1.のほうは国語社会英語、2.のほうは数学理科ということで、この検査はもちろん各教科の学力を測るということが大事なことだと思いますが、それだけではなくて、教科の枠を超えた総合問題的な要素も加えて、新しいタイプの問題をお考えいただければいいなと思っています。

3点目は、今質問のあった英語のスピーキングテストについてです。いろいろ問題があるかと思いますがぜひ早期の導入を検討いただければと思います。

 

原山教育長

2点目、3点目についていかがでしょうか。

 

佐倉教学指導課長

2点目について、教科の枠を越えた出題ということですが、現時点では明確にそのような問題は設定していません。2教科、3教科の内容を盛り込み、均等にそれらの教科の学力が測れるようにして参りたいと考えているところです。ご指摘いただきましたような問題の検討も進めていきたいと思います。

また、スピーキングテストについてはぜひとも早期導入ができるよう、他県等とも連絡を取り合いながら進めていきます。ありがとうございました。

 

原山教育長

ほかにいかがでしょうか。

よろしいでしょうか。それでは、議第6号を原案どおり決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。 

 

全委員

議なし。

 

原山教育長

ご異議ございませんので、議第6号を原案どおり決定します。

に、議第7号「平成31年度長野県教科用図書選定審議会委員の委嘱について」、佐倉教学指導課長から説明をお願いします。

 

佐倉教学指導課長

資料説明)

 

原山教育長

只今の説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたら、発言をお願いします。

 

矢島委員

学識経験者のところで、5名中3名が一般公募委員ですが、PTA連合会推薦ということです。それは公募しても個人の応募はなかったということでしょうか。また、その推薦された方が全員女性ということにはなにか理由があるのでしょうか。

 

佐倉教学指導課長

まず、公募につきましては、昨年度は応募いただきましたので、そちらの方にお願いをしましたが、今年度はご指摘いただきましたように0名ということでした。今年度は、コンプライアンス・行政経営課と相談をさせていただき、公募がない場合については推薦で構わないということでしたので、推薦いただいた方には「教科書と教育職」についての小論文を書いていただき、審査を行いました。全員女性ということですが、結果的にこのようになったということで、あえて選ばせていただいたということではありません。全体のバランスについて女性が多数になるようには配慮させていただいております。

 

原山教育長

ほかにいかがでしょうか。

よろしいでしょうか。それでは、議第7号を原案どおり決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。

 

全委員

議なし。

 

原山教育長

異議ございませんので、議第7号を原案どおり決定します。

次に、議第8号「平成31年度長野県教科用図書選定審議会への諮問について」、佐倉教学指導課長から説明をお願いします。

 

佐倉教学指導課長

(資料説明)

 

原山教育長

只今の説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたら、発言をお願いします。

よろしいでしょうか。それでは、議第8号を原案どおり決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。

 

全委員

異議なし。

 

原山教育長

ご異議ございませんので、議第7号を原案どおり決定します。

続いて、教育長報告事項に入ります。教育長報告事項(1)「平成30年度学校納入金等調査について」、尾島教育政策課長から説明をお願いします。

 

尾島教育政策課長

(資料説明)

 

原山教育長

只今の説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたら、発言をお願いします。

よろしいでしょうか。以上で、教育長報告事項(1)を終了します。次に、教育長報告事項(2)「わいせつ行為根絶検討委員会について」、尾島教育政策課長から説明をお願いします。

 

尾島教育政策課長

(資料説明)

 

原山教育長

只今の説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたら、発言をお願いします。

 

 

矢島委員

このように、早期に検討委員会ができたことは本当に良かったと思います。具体的な検討事項等、より良いものになっていくかと思います。目的として、(1)のところもそうですが、加害者の再発防止という視点もぜひ入れておいていただきたいと思います。また、知る権利を再最大限尊重することはとても大切だと思いますが、被害者は全く悪くありません。長野県は子どもを性被害から守るための条例もできておりますので、被害者が守られるような社会に変えていけるよう、広い意味での検討もぜひしていただけたらと思います。

 

原山教育長

ほかにいかがでしょうか。

よろしいでしょうか。以上で、教育長報告事項(2)を終了します。次に、教育長報告事項(3)「県立高校『未来の学校』構築事業研究校の決定について」、塩野高校教育課長から説明をお願いします。

 

塩野高校教育課長

(資料説明)

 

耳塚教育長職務代理者

6つのモデル校のうち、1つ目から5つ目についてはここにある説明でおおよそ理解できますが、6つ目についてはどういった構想であるのかの具体的な姿が目に見えませんので、もう少しご説明をいただけますでしょうか。

 

塩野高校教育課長

さきほどご説明申し上げましたとおり、研究開発の概要については、こちらとして公募をするにあたって想定をしていたものでありまして、その他の研究校については、現在の教育課題の解決を目的として、既存の考え方に捉われない発想で、学校や地域の特徴、魅力を生かし、多様で柔軟な学びの仕組みを創造するという中で、それぞれの学校でこの観点において応募されたものになります。そのうちの、松本深志高等学校につきましては、来年度研究校として開発計画を立てているわけですが、現状応募されたものについては、先端企業であるとか、大学、医療機関との連携による、文系あるいは理系を融合した、探究的な学びを推進する、最先端で活躍する人から直接学ぶことをとおして、本来高校が持っている骨太の知力、あるいは総合的な人間力といったものを、高度な特定の分野において、高い志や使命感を持って社会貢献ができる人材を育成する、そういったことを構想しているものです。例えば、医師でありましても、必ずしも理系的な知識だけではなく、幅広い知識、専門的な知識が必要であり、探究的な学びが必要であること、あるいは弁護士におきましても、今まで言われているいわゆる文系的なものではなくて幅広い取り組みが必要である、そういった専門職に必要なモチベーションを作るための研究開発計画をしたいという、そんな構想で応募されたものでございます。

 

荻原委員

感想を述べさせていただきます。世の中を一変させたもの、例えばビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズ、最近ではテスラ社のイーロン・マスク等、壮大な夢を持って社会を一変させてしまうような、そんな人材がこういった研究から、あるいは研究した生徒から出てきてほしいなと思います。個人的な感想ですが、今の若い人たちは非常に現実主義であったり、小さな枠のなかに留まっているような風潮にあるなかで、もっとチャレンジしたり、大きなことをやり抜いてやるぞ、というような人たちがこういった取り組みで出てくることを望みます。

 

原山教育長

内堀高校改革推進参与、いかがでしょうか。

 

内堀高校改革推進参与

おっしゃるとおりだと思います。まずは自分自身が、どう生きていくかというようなことと、世の中で自分自身がどういう形で役に立てるか、その部分において自分に合った、壮大な発想を持った子どもたちが出てきてほしいと思います。しっかりと取り組んでいきます。

 

矢島委員

個人の夢を支え、実現するために、学校がこのように変わっていくと、子どもたちは海外に行くチャンスができたり、様々な可能性が増えると思います。そうすると、今まで偏差値的に大学を選んでいたものが、本当に自分のやりたいことを基準に選ぶことになると思いますが、その時に足かせになるのが親世代の「これだけ実力があるのだからこっちに行ったらどうだ」という考えかと思います。子どもがやりたいことを応援できるような雰囲気はあるのでしょうか。

 

内堀高校改革推進参与

現実的には、人間の思考の仕方として、自分が経験したことや自分が学んだことから思考しますので、我々教員も同じで、新しい学びとなると、経験がないというところで活動を終えてしまったり、次の発想をすることが非常に難しいです。ですが、必要なことがあればやっていかなければならないということで、アンテナを立てて学んだり勉強しあったりしています。保護者の皆さんにもそれぞれのお考えがありますが、長野県教育委員会がこういう方向で長野県の子どもたちを育てていきたいということを、さらに打ち出しながら、同時に各学校においても、進路指導等で示していっていただきたいと思います。

また、幼保小中高、一貫した教育をやっていく中で、高校入試や大学入試の段階になって急にそういう話をするのではなく、子どもたちがどういうふうに育っていくのがいいのか、どういう形で社会に貢献していくのが大事なことなのか、そういう話をする中で、特に偏差値的なものについては、やはり学校を選ぶときに一つの選び方になりますが、今まではそれがあまりにも強すぎました。そこにもう一つの軸として、各校の特色を打ち出したり、学びの中身をバラエティに富ませることによって、偏差値ではなく、自分のやりたいことを基準に選択ができるような長野県教育になっていくのがいいのだろうと思っています。そういった話を保護者に向けてもいろいろな形でできたらいいなと思っております。

 

原山教育長

ほかにいかがでしょうか。

よろしいでしょうか。以上で、教育長報告事項(3)を終了します。次に、教育長報告事項(4)「信州幼児教育振興指針の策定及び信州幼児教育支援センターの開設について」、佐倉教学指導課長から説明をお願いします。

 

佐倉教学指導課長

資料説明)

 

原山教育長

只今の説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたら、発言をお願いします。

 

中澤委員

幼児教育支援センターができて、それがしっかり機能して、教育の質が上がっていくといいなと願っています。質というのは、なかなか見えるものではないので、非常に難しいところもありますが、その辺りは議論をしながら、正解はないけれど適切な回答を創造していくという部分が育っていくといいなと思っています。基本、子どもたちの「やりたい!」から始まっていないものは、どんどん消えていってしまうと思います。遊びは本来シンプルなもので、夢中になれる場があればいいなと思いますので、大人が頑張っていければと思います。また、幼保小連携について、幼児教育においては随分主体的というところが活かされている部分も増えてきていて、基本的には私立がいくつか取り入れようとしていますが、一部の子どもたちが行く私立ではなく、公立の学校でそういった主体的な学びが確実になっていくような連携が行われてほしいなと願っています。

 

佐倉教学指導課長

幼児教育の質については、さらに追い求めていきたいと思います。子どもたちの遊び、その遊びの中にある主体性というものを、大人、また保育者がしっかりと見守り、支えていけるようにしていきたいと思います。幼保小連携については、ご指摘いただいたとおりでありまして、私どもも今回の検討会の中での課題として非常に大きく印象に残るものでありました。まずは小学校の先生方に、幼稚園に足を運んでいただいて、子どもたちの主体性、創造性を見ていただく、そういったところから始めていきたいと思っています。

 

原山教育長

ほかにいかがでしょうか。

よろしいでしょうか。以上で、教育長報告事項(4)を終了します。次に、教育長報告事項(5)「新学習指導要領全面実施に向けたリーフレット「子どもたちに『生きる力』を育むために」について」、佐倉教学指導課長から説明をお願いします。

 

佐倉教学指導課長

(資料説明)

 

原山教育長

只今の説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたら、発言をお願いします。

よろしいでしょうか。以上で、教育長報告事項(5)を終了します。次に、教育長報告事項(6)「新学習指導要領全面実施に向けたリーフレット「『信州・学び創造ラボ』のオープンについて」、井上文化財・生涯学習課長から説明をお願いします。

 

井上文化財・生涯学習課長

(資料説明)

 

原山教育長

只今の説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたら、発言をお願いします。

よろしいでしょうか。以上で、教育長報告事項(6)を終了します。次に、教育長報告事項(7)「公立学校における受動喫煙防止対策について」、神田保健厚生課長から説明をお願いします。

 

神田保健厚生課長

(資料説明)

 

原山教育長

只今の説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたら、発言をお願いします。

よろしいでしょうか。以上で、教育長報告事項(7)を終了します。次に、教育長報告事項(8)「平成30年度長野県学校保健統計調査の結果について」、神田保健厚生課長から説明をお願いします。

 

神田保健厚生課長

(資料説明)

 

原山教育長

只今の説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたら、発言をお願いします。

 

矢島委員

7ページ(4)の、虫歯の処置状況で、未処置が多くありますが、これは前年も治さずにそのまま継続してきているとか、お金がないとか、例えば虐待環境にあるとか、処置をしない背景というものが必ずあると思うので、その辺りを丁寧に見ていっていただきたいと思います。

 

神田保健厚生課長

個別に支援が必要な子どもたちに関しましては、各学校におきましても関係者による家庭支援会議を開催し、個別の状況に応じた支援を行っているところです。

 

原山教育長

ほかにいかがでしょうか。

よろしいでしょうか。以上で、教育長報告事項(8)を終了します。次に、教育長報告事項(9)「長野県競技力向上基本計画について」、内山スポーツ課長から説明をお願いします。

 

内山スポーツ課長

(資料説明)

 

原山教育長

只今の説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたら、発言をお願いします。

よろしいでしょうか。以上で、教育長報告事項(9)を終了します。それでは以上で、公開による審議を終了しますが、何かございますか。

よろしいでしょうか。それではこれから非公開の審議に入りたいと思いますので、恐れ入りますが、傍聴人の方は退出をお願いします。

 

 

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電話番号:026-235-7421

ファックス:026-235-7487

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