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更新日:2021年3月31日

第1053回長野県教育委員会定例会会議録

1日時

令和元年(2019年)7月11日(木曜日)

午前9時45分から午前10時45分まで

2場所

教育委員会室

3議題

 

○議題

議第1号令和2年度(2020年度)長野県立高等学校入学者選抜要項(案)について  

議第2号 長野県立武道館規則(案)について

 

○教育長報告事項 

(1)令和元年6月県議会定例会の結果について

(2)「令和2年度長野県公立学校教員採用選考申込状況について

(3)高校の将来像を考える地域の協議会」の状況について

(4)「長野県公立高等学校入学者選抜制度(案)」に対するパブリックコメントの概要について

(5)信州つばさプロジェクトへの寄附について

(6)SWANプロジェクト第11期生の募集について

(7)NAGANOスポーツ☆キラキラっ子育成プロジェクト第2期生の募集について

 

4出席者

○教育長

原山隆一

 

○委員

教育長職務代理者耳塚寛明

荻原健司

塚田裕

中澤眞

 

○その他

轟教育次長、三輪教育次長、内堀高校改革推進参与、尾島教育参事兼教育政策課長、

北村参事兼義務教育課長、塩野参事兼高校教育課長、坪井特別支援教育課長、

佐倉参事兼学びの改革支援課長、松村心の支援課長、小林文化財・生涯学習課長、

神田参事兼保健厚生課長、内山参事兼スポーツ課長、越国体準備室長

 

会議録

 

原山教育長

それでは、ただ今から、第1053回長野県教育委員会定例会を開会いたします。

めに、本日、矢島委員から所用のため欠席する旨の報告がありました。

なお、過半数の委員の出席を得ておりますので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第3項の規定によりまして、本会議は有効に成立していることを申し添えます。

それでは、議事に入ります。議第1号「令和2年度(2020年度)長野県立高等学校入学者選抜要綱(案)」について、塩野高校教育課長から説明をお願いいたします。

 

塩野高校教育課長

(資料説明)

 

原山教育長

ただ今の説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたら、お願いいたします。

 

中澤委員

お願いします。高校改革で、夢に挑戦する学びという、大切な学びが始まったところなのですけれども、その辺りが入試に生きているものは具体的にありますか。

 

塩野高校教育課長

夢に挑戦する学びに対して、入試の選抜要綱についてどのような観点が入っているかということですけれども、選抜要綱につきましては、毎年度、検討を重ねてまいりまして、選抜の仕方といったことについては、一定の形が整ってきていると考えています。現在、今後の新たな入学者選抜を検討しているところでありますので、新たな入学者選抜を導入するにあたっては、選抜要綱も細かなところをチェックしていきたいと考えています。従って、現状は、これまでの取り組みのところで課題等を解決して、選抜要綱という形で行わさせていただいている状況です。

 

原山教育長

入試改革に合わせて、必要な変更が出てくるということだと思います。

 

中澤委員

高校のときに、夢を持つといった辺りがそれぞれの中で膨らんでいくことが、とても大事な時期だと思うので、選ぶときに何らかの形で夢を持って入ってこられるような仕組みだったり、それがかなえられるかどうかは分からないけれども、私の周りの方たちを見ていても、中学のときにそんなに成績が芳しくなくても、自分のやりたいこととか、夢に出会った子どもたちは、そのために本を読み始めたとか、そのためにやる気になって成績が上がってきたというケースもいっぱい見ているので、そういう子どもたちの夢がきちっと拾えるような入試になっていったらいいと願っています。

 

塩野高校教育課長

ありがとうございます。全く同感でありまして、「夢に挑戦する学び」というサブタイトルを付けたとおりであります。高校改革全般の中では、現在、各校で3つの方針という形で、どういった生徒をどんなふうに育てていくかということの検討をしていますし、当然そういったものを考える中で、選抜についても当たっていくようにはなると思います。

要綱をこういう形で定めさせていただければ、その辺についても、委員のご指摘の点等を学校にもお話しをして、これからの新たな入学者選抜に向けても、検討の材料とさせていただけるかと思います。ありがとうございます。

 

中澤委員

パブリックコメントを読んでいましたら、高校だけではなく、中学から変わっていかないと、その辺りはきっと無理だろうとすごく感じたので、中学校との連携についても意識していただけたらと思いました。

 

塩野高校教育課長

ありがとうございます。高校改革を進めるにあたっても、入学者選抜制度の新たなものを考えるにあたっても、幼保小中高と連続した新しい学びをどういうふうに作っていくのがいいのかという観点は、常に大事にして、いろんな考え方をまとめていきたいと思っています。ありがとうございます。

 

原山教育長

にいかがでしょうか。

 

荻原委員   

16ページの入学願書を見て、一点、ご質問させていただきたいのは、お名前のお隣に生年月日を記載するところで、昭和、平成のどちらかに丸ということですが、実際に昭和生まれの方が受験されるケースがある、あるいは近年、昭和生まれの方が受験した、人数がどうだったということがもし分かれば、教えていただきたいと思います。

 

塩野高校教育課長

ありがとうございます。昭和生まれの方の人数の集計は、高校教育課では捉えていないのですけれども、高校の場合は、通信制等も含めて、幅広い年齢層の方が受験されますので、一般的には平成生まれの方が多いかとは思うのですけれども、年齢を召された方も含めて、受験の機会を提供しているという形であります。

 

原山教育長

他にいかがでしょうか。よろしいでしょうか。

それでは、議第1号を原案どおり決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。

 

全委員

議なし。

 

原山教育長

ご異議ございませんので、原案どおり決定いたします。

に、議第2号「長野県立武道館規則(案)について」、内山スポーツ課長から説明をお願いいたします。

 

内山スポーツ課長

(資料説明)

 

原山教育長

ただ今の説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたら、お願いいたします。

よろしいでしょうか。それでは、議第2号を原案どおり決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。

 

全委員

異議なし。

 

原山教育長

ご異議ございませんので、原案どおり決定いたします。

続いて教育長報告事項に入ります。報告事項(1)「令和元年6月県議会定例会の結果について」、尾島教育政策課長から説明をお願いいたします。

 

尾島教育政策課長

資料説明)

 

原山教育長

ただ今の説明につきまして、ご質問、ご意見はありますでしょうか。

よろしいでしょうか。それでは、教育長報告事項(1)を終了します。

続いて、教育長報告事項(2)「令和2年度長野県公立学校教員採用選考申込状況について」、北村義務教育課長、塩野高校教育課長から、それぞれ説明をお願いいたします。

 

北村義務教育課長

(資料説明)

 

塩野高校教育課長

(資料説明)

 

原山教育長

ただ今の説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたら、お願いいたします。

 

耳塚教育長職務代理者

昨年度も同じような意見を言った記憶がございますけれども、小中学校については、志願者は微減です。高校については、1割ほど減少ということだと思います。

倍率から考えてみると、まだまだ危険な域に達しているとは思いませんけれども、しかし、志願者の資質をどう確保するかということについては、重要な課題としてあるのではないかと思っております。

一つの打開策としては、先ほどご説明がございましたように、正規教員の経験者を対象とした選考とか、何とかそういう枠で、優れた先生方を確保することがあると思いますけれども、既に市場メカニズムだけに任せていては、うまくいかない時代がすぐにやってくるのではないかと思っております。この点については、どのようなお考えでございますでしょうか。

 

北村義務教育課長   

ありがとうございます。非常に難しい問題だという認識でございます。ただ、志願者数につきましては、小学校は、昨年度47人減ったのですが、今年度は16人減にとどまっています。それから、中学校は、昨年度64人減ったのですが、今年度は40人減、養護教諭は、19人減ったところが6人減になっています。このような状況でありますので、減少傾向がだいぶ踏みとどまっています。

なぜ、踏みとどまっているかということですけれども、一つ考えられるのは、ブロックの採用数を設定した採用を試みていることです。ここだけに絞ると、去年は4.2倍だったものが、今年は4.1倍で、微減にとどまっています。ですので、倍率を維持しつつ、いかに質を保つか、ある程度質を保つには倍率も保っていかないといけないことから、これから先生になる若い先生方のワーク・ライフ・バランスを踏まえたときに、就職したブロックで、生涯そこを中心に働き続けられるような志向で募集をかけていくということは、倍率を維持する意味が一定程度あると考えており、これから検証していかなければいけない部分ですが、一定の効果があったと思っているところです。

それから、根本的に質をどう担保していくかというところは、他県でも非常に悩んでいるところでありますので、本県でもさらに研究、検討をしていかなければいけないと思っています。

 

塩野高校教育課長 

それに加えまして、現在、考えている観点としては、教員の魅力を発信する、教員をやることの楽しさであったり、苦しさもあるけれども、生きがいの中の一つになるという、魅力の発信をどういうふうにしていくのかということが、一つ課題だと思っています。

そういう中では、現在、銀座NAGANO等で、大学生に向けての説明会等もやってきていますし、今年度から各4地区の高校において、若手の先生も含めて、将来、高校生で教員を志望する者に対して、説明会や懇話会を開いて、各地区50名程度ずつ集まりまして、いい意見交換ができたと考えています。

いころから教員の魅力を発信し、教員はこういうことができるということを考えていく機会を、キャリア教育の一つとしてもつくっていく。全員が教員になるわけではないですけれども、そういった希望を持つ者たちへの働きかけも、大切にしていかなければと考えています。

 

原山教育長

他にいかがでしょうか

 

中澤委員

今の子どもたちの難しさとか、保護者の方の難しさとか、今までの在り方の中では、学卒だけでは対応できないような複雑なことが増えてきているので、正規教員経験者の採用については、どんなふうに広げていき、どんなふうに質を保つかという点ですごく大事だと思っています。

主体的な学びを子どもたちがすることが、授業の大事な部分になっていく中で、今の高校、大学の学生は、どんなふうに自分たちが主体的に関わるとか、学ぶことの喜びとか、その辺りが、先生になってもきっと感じられなかったり、難しいことはいっぱいあるのではないかと思うので、高校、大学については、学び自体を少し変えつつ、先生を目指す方たちが気付いていくような機会をぜひ増やしてほしいと思います。お願いします。

 

北村義務教育課長    

ありがとうございます。主体的な学びをできる教員につきましては、今年度の要綱の中で、「こんな教員を求めます」の一項目として、今まではなかったのですけれども、そういう経験のある、あるいはそういう学びを大事にする教員を求めますということを入れまして、受験生、大学へのメッセージとしていきたいと思っています。さらに大学との連携の中で、そういうことをお話しさせていただきたいと思っています。

それから、難しくなる状況の中で、正規教員をいかに確保していくかということで、今年、経験のある人をということで、比較的うまくいって、大分増えたのですけれども、そのときに考えたのは、今まで県内に限って正規を5年以上やった人を、県外も含めて3年に下げることは質の担保ができるのかということがありました。その辺は、今後検証をしながら、本当に力のある教員を採用できるような工夫をしていきたいと思っております。

 

原山教育長

にいかがでしょうか。

 

耳塚教育長職務代理者  

先ほどの教員の魅力ということについてですけれども、あまり具体的な意見ではないのですが、例えばいろんな魅力があると思いますけれども、魅力の一つは、私の経験からすると、すごく昔の話で恐縮ですが、授業を受ける中で学問的な深さを感じる、そういう先生方は憧れの対象だったと思います。

今と比べると、授業のやり方などは大変にいいかげんで、教科書全てをカバーする授業をやっていた先生はあまりいなかったのですけれども、それでも十分に、大学への夢みたいなものを感じることができたと思います。具体的ではないのですけれども、そういう面でも頑張っていただければと思いました。

 

原山教育長

ありがとうございます。他にいかがでしょうか。

よろしいでしょうか。それでは、以上で教育長報告事項(2)を終了いたします。

続いて、教育長報告事項(3)「『高校の将来像を考える地域の協議会』の状況について」、塩野高校教育課長から説明をお願いいたします。

 

塩野高校教育課長

(資料説明)

 

原山教育長

ただ今の説明につきまして、ご質問、ご意見はございますでしょうか。

よろしいでしょうか。それでは、以上で教育長報告事項(3)を終了いたします。

続いて、報告事項(4)「『長野県公立高等学校入学者選抜制度(案)』に対するパブリックコメントの概要について」、塩野高校教育課長から説明をお願いいたします。

 

塩野高校教育課長

(資料説明)

 

原山教育長

それでは、ただ今の説明につきまして、ご発言があれば、お願いいたします。

 

中澤委員

パブリックコメントを読ませていただいて、面白い意見もいっぱいあり、話し合いたいと思うことがとてもたくさんあると思いました。中学校の進路指導の先生たちと話し合ったとおっしゃっていましたけれども、中学校の変革をしていかないと、高校の面白い入試というのは不可能なのではないかと、これを読みながら感じていて、ぜひその辺りも含めて、中学校の在り方が変わっていくといいと思いました。

 

塩野高校教育課長

ありがとうございます。入学者選抜制度そのものは、中学から高校への接続の段階を経るものでありまして、高校でこういった学びができるという考え方とともに、中学校への一つのメッセージとしての機能もありますので、やはり選抜制度の中でも、高校改革全体の中においても、中学校へのこれからの学びの在り方をどう考えるかという観点でも、他部局や他課とも話をしながら、高校改革全般の中における選抜制度としては、どういうやり方がいいのか考えていきたいと思います。中学校に対する視点という点で、大切にさせていただきたいと思います。

 

原山教育長

他にいかがでしょうか

 

耳塚教育長職務代理者   

今の点に関係することで、制度自体に関わることではないのですけれども、入試問題の質についてです。毎年、入試の実施の報告書はこの場所でも出てきておりますけれども、入試問題の質的な水準については、長く県内目線での検討にとどまっていたのではないかという気がいたします。各地の高校入試の問題を比較検討している民間の研究所等があって、そこで聞くと、驚くほど多様で、質的にもばらつきが大きいということを聞いたことがあります。

入試問題は、いい意味でも、悪い意味でも、中学校までの教育の質に影響して縛ってしまうことですので、一度、他の都道府県との比較という観点からも、入試問題を見つめるという作業が必要ではないかという気がしております。特に英語の問題は、問題があるのではなかろうかという気がしていて、ぜひご検討いただければと思います。

 

原山教育長

この点は、学びの改革支援課長からお願いします。

 

佐倉学びの改革支援課長

ありがとうございます。今、入試問題の質についてということで、私どもも担当課として、他県の問題等をしっかりと吟味しながら進めているところでありますが、まだまだ不十分なところもあると思っております。

ただ一方、その都度、国にも報告をさせていただいていまして、その中で、一部ではあるのですけれども、長野県の問題も探究的なものをうまく取り入れているということで、良問と評価をいただいているものもありまして、しっかりやっていきたいとは思っておりますが、そんなことも報告をさせていただきたいと思います。

今、ご指摘いただいた英語については、4技能をバランスよく評価していくということで、今回の入試制度改革の中でも検討途中ではあるのですが、主にスピーキングについては、何らかの形で評価できるように研究をしていきたいと考えているところであります。

また、先ほど中学校の授業について、委員さんからご指摘をいただいた点でありますが、私どもの課でも担当しているところでありまして、実際、子どもたちの学びが入試をきっかけに変わってきているところがあると捉えているところであります。具体的には、どうしても、教師の方から、知識・技能を伝達しがちな、そういった授業がまだまだ散見されると思っているところでありまして、より一層、子ども主体、子どもが自ら問いを立てて、仲間と共に課題解決をしていく、そういった探究的な学習や課題解決的な学習をより一層進めていく必要がある。そのきっかけとなるような入試制度であり、学力検査問題でありたいと考えているところであります。

 

原山教育長

他にいかがでしょうか

よろしいでしょうか。それでは、教育長報告事項(4)を終了いたしまします。

続いて、教育長報告事項(5)「信州つばさプロジェクトへの寄附について」、佐倉学びの改革支援課長から説明をお願いいたします。

 

佐倉学びの改革支援課長

(資料説明)

 

塚田委員

この方は、直接プロジェクトの方にお申し出になったのでしょうか。どういう経緯なのでしょうか。申し出の連絡先というのは、どういうふうになったのか、お聞かせください。

 

佐倉学びの改革支援課長

このプロジェクトの事務局を私どもの課で担当しておりまして、私どもの課へ直接お申し出をいただいたということでございます。

 

塚田委員

留学を支援したいという方は、たくさんいらっしゃると思います。クラウドファンディングでその内容が分かっていない方もいらっしゃると思います。こういうことは、こういう人がいたということを周知していただければ、もっとたくさんの方に支援いただけるのではないかと、直感的にというか、このお話を聞いて思いました。金額の多寡は別にしても、方法は幾つかあるのではないかと思いました。意見です。

 

原山教育長

ありがとうございました。他にいかがでしょうか。

よろしいでしょうか。それでは、以上で教育長報告事項(5)を終了します。

続いて、教育長報告事項(6)「SWANプロジェクト第11期生の募集について」、報告事項(7)「NAGANOスポーツ☆キラキラっ子育成プロジェクト第2期生の募集について」、内山スポーツ課長から説明をお願いします。

 

内山スポーツ課長

(資料説明)

 

原山教育長

それでは、ただ今の説明につきまして、ご発言があれば、お願いいたします。

よろしいでしょうか。以上で、教育長報告事項(6)、(7)を終了いたします。

その他、何かございますでしょうか。お願いいたします。

 

 

北村義務教育課長    

大変申し訳ありません。訂正をお願いします。報告事項(2)でございます。

報告事項(2)の真ん中の表「ブロック別申込状況」の一番下、養護教諭の欄ですけれども、一番右の志願者数の縦の合計が「78」となっていますが「127」の誤りでございます。2カ所「78」がありますが、2カ所とも「127」ということで、訂正をお願いします。大変申し訳ありませんでした。

 

原山教育長

他にございますか

 

塩野高校教育課長

お願いします。議第1号、私の口頭での説明が一部違っていたところがございますので、ご確認をお願いします。

選抜要綱の2ページであります。前期選抜の日程のところで、検査期日が2月10日月曜日、一部の学校では2月11日もというように口頭で申し上げましたけれども、下段に記載のとおり、2月11日ではなくて、2月12日にも一部の学校では検査を実施します。口頭での説明が間違っておりましたので、訂正させていただきます。

 

原山教育長

それでは、訂正をお願いいたします。

その他、何かございますでしょうか。以上で審議を終了いたします。

それでは、3期、10年4カ月の間、教育委員として、長野県教育に大変ご尽力をいただきました、耳塚教育長職務代理者が、7月17日をもちまして任期を満了し、ご退任をされますので、一言ごあいさつをお願いいたします。

 

耳塚教育長職務代理者

長い間、お世話になりました。1990年に『信濃教育』という雑誌に、「高校教育と卓越性問題」というエッセイを書いて、それ以降、長野県の教育との接点は一切なくなっておりました。その約20年後になりますけれども、2001年の初めだったと思いますが、前の前の教育長の山口先生が東京まで来られて、教育委員への就任を打診されました。このときは、そんなことはないと思っておりましたために、とても驚きました。迷いましたけれども、お引き受けすることにいたしました。それから10年があっという間に過ぎ去ったような感じであります。

この間、私が何か貢献したというよりは、私自身にとって、非常にいい勉強の機会になりまして、やはり行政に近いところにいると、全く見えなかったことも見えてくるということが多々ございました。その意味では、本当に感謝を申し上げなければいけないと思っております。

一点、10年間を通して、どうあるべきかということについて、疑問が解決しなかったことがありまして、それは学校現場の自律性と行政のリーダーシップの関係についてであります。もちろん学校あるいは学校教員の自律性がなくては、話にならないというか、何事も生産することはできないと思うのですけれども、その一方で、学校の自律性に委ねているだけでは、動かないこともあるのではないかと思います。バランスは非常に難しく、また、現場が動きやすいようにすることは、大切な視点ではあるのですけれども、もう少し行政としてのリーダーシップというものが、特に今の時代は求められているのではないかということを感じておりました。一つだけ、そのことを申し上げておきたいと思います。

この後、高校教育改革がどう動いていくのかということについては、もう少し見てみたいと思っておりましたけれども、区切りの時間がまいりましたので、これで退任をいたします。今後の長野県教育の発展に大いに期待をしております。

かなり率直にといいますか、素直に自分の意見を申し上げてまいりましたので、中には、十分に状況を理解せずに、誤解とか、的外れなことも多々あったかと思います。それは何とぞお許しいただければと思います。

長い間、どうもありがとうございました。

 

原山教育長

私からも御礼を申し上げたいと思います。

生は、教育社会学の分野において、わが国を代表する第一人者でございます。その先生から十年余にわたって、私どもがご指導を受けたということは、長野県教育にとっての財産だと思っております。

この間、知事も村井知事から阿部知事へ代わり、また、教育長も山口教育長から伊藤教育長、そして私へと代わりましたが、先生は一貫して、長野県の子どもたちが等しく質の高い教育を受けるには、どうあったらいいのかということの立場を貫いて、活動されてきたと思います。改めて心からの感謝と敬意を表したいと思います。

任期満了ということで、ご退任ということでありますけれども、これからもふるさと信州の子どもたちのために、私どもにご指導、ご支援をいただけたらと心から思っております。

生のますますのご健勝、ご活躍を心から祈念申し上げまして、御礼の言葉とさせていただきます。本当にありがとうございました。

それでは、以上をもちまして、第1053回長野県教育委員会定例会を閉会いたします。お疲れさまでした。どうもありがとうございました。

 

 

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