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更新日：2022年3月28日
畜産試験場
令和2年度（2020年度）新しく普及に移す農業技術
普及技術
乳牛舎のケベック式の繋留方式はタイストールの改修法として利用できる（別ウィンドウで外部サイトが開きます）
ケベック式の繋留方式は、既存の繋ぎ飼い乳牛舎に簡易かつ低コストで設置でき、従来のニューヨーク式と比較して横臥時間と横臥回数に差がなく、タイストールを遺伝改良により大型化した牛体サイズに合せるための改修法として利用できる。
肉質がジューシーで弾力性及びうま味が強い100日タイプの新しい地鶏「長交鶏3号」（別ウィンドウで外部サイトが開きます）
均一な赤褐色羽装を持つ新しい地鶏「長交鶏3号」は、成長が早く100日齢前後の出荷が適する。肉質は適度に歯ごたえがあり、ジューシーで、弾力性に富み、うま味が強い特徴がある。
気象リスクに対応したスーダン型ソルガム「涼風」の栽培方法（別ウィンドウで外部サイトが開きます）
台風などの気象リスクに対応してスーダン型ソルガムを早刈りする場合、止葉抽出期以降が望ましい。また、播種期を移動することでリスク回避、作業分散を行うことができ、播種期や1番草収穫期と乾物収量との関係、作業日程の目安を示した。
飼料用とうもろこし「KD641」は、多収で牛の選好性もよく有望である（別ウィンドウで外部サイトが開きます）
飼料用とうもろこし「KD641」は早生種で多収である。「KD641」は牛の選好性は良好である。
オーチャードグラス「まきばたろう」は採草用品種として有望である（別ウィンドウで外部サイトが開きます）
オーチャードグラス「まきばたろう」は収量性、生育特性に優れた中生品種であり、採草用品種として有望である。
ハイブリッドライグラス「ハイフローラ」と晩生イタリアンライグラス「アキアオバ3」は越夏性が高く、多年利用に向く（別ウィンドウで外部サイトが開きます）
ハイブリッドライグラス「ハイフローラ」と晩生イタリアンライグラス「アキアオバ3」は越夏性が高く、多年利用の採草用品種として有望である。ただし、夏季に低刈りを行うと越夏性を低下させる。
試行技術
簡易TMR自動給餌機は繋ぎ飼い乳牛舎において夜間にTMRを自動給餌できる（別ウィンドウで外部サイトが開きます）
繋ぎ飼い乳牛舎において夜間にTMRを自動給餌できる簡易TMR自動給餌機を考案し試作した。この給餌機を用いると分娩前の乳牛に昼間分娩割合の増加を目的とした夜間給餌を無人でおこなうことができ、飼養管理が省力化される。
飼料用イネ「たちすずか」ホールクロップサイレージをソルガムサイレージ混合発酵TMRもしくは分離給与で泌乳中後期牛へ乾物中20～25％程度給与することが可能である（別ウィンドウで外部サイトが開きます）
高糖分高消化性イネ「たちすずか」ホールクロップサイレージを輸入チモシー乾草の代替として泌乳中後期牛に給与する場合、ソルガムサイレージも併用した発酵TMRもしくは分離給与で乾物中20～25％程度給与することが可能である。
技術情報
初生雛の寒冷馴致は体重増加を促進する傾向が認められる（別ウィンドウで外部サイトが開きます）
2日齢の県産地鶏素雛を寒冷な環境温度に馴致すると、3週齢までの発育が向上する。
ドライブハローを利用した簡易耕による青刈りとうもろこしの栽培技術（別ウィンドウで外部サイトが開きます）
ドライブハローを利用した簡易耕による青刈りとうもろこし栽培は、ほ場を耕うんした栽培と同等の収量が得られる。
野辺山地域におけるメドウフォックステイルの発生実態（別ウィンドウで外部サイトが開きます）
野辺山地域のメドウフォックステイルの出穂は4月下旬に始まり、開花は5月上旬から6月中旬まで続く。種子は6月上旬から発芽能力を持ち始めることから、種子繁殖による拡散を抑制するためには6月上旬までに収穫適期となるオーチャードグラスやチモシーの品種を栽培することが望ましい。
イタリアンライグラス早生種の結実種子を利用した草地更新法（別ウィンドウで外部サイトが開きます）
イタリアンライグラス早生種は8月中旬に3番草が結実する。その結実種子を利用して、ディスクハローを用いた簡易耕により草地更新が可能である。
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