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更新日:2026年6月8日
畜産試験場
令和8年5月26日(火曜日)に、長野県畜産試験場でドローンを使用した畜舎屋根への遮熱剤の散布実演会を行いました。実演会は農政部園芸畜産課主催で、生産者、市町村、県関係機関などの見学者は24名、散布実演の関係者含め38名の参加がありました。
近年の夏の暑さは、標高760mの畜産試験場でも大変厳しく、昨年は6月に最高気温30℃超えの日が続き、7月に入ると最低気温が22℃下回らない日もみられました。家畜の中でも、乳用牛は暑さに弱く、暑熱ストレスを受けやすい動物です。暑さの影響で乳用牛では体感温度が22℃超えると体温上昇し、食欲や乳量の減少、繁殖成績が悪くなるなどの悪影響が出るといわれています。
畜舎の暑熱対策のひとつとして、ドロマイト石灰と水を混ぜた遮熱剤(ドロマイト石灰乳)の屋根等への塗布があり、塗布した石灰乳で白くコーティングされた屋根が太陽光を反射し、畜舎の温度上昇を抑制する効果があります。
今回は、従来の手作業での塗布と比較して、安全性や作業時間の点で優れるドローンを用いて、乳用牛が飼養されている搾乳牛舎の屋根への遮熱剤散布を行いました。
タンク搭載のドローンに石灰乳を充填し、牛舎上空まで飛行させた後、屋根に沿って散布しながら往復飛行する工程を30回実施しました。1回の飛行時間は数分と短時間で、牛舎の屋根も均一に白くなり、従来の手作業と比較して作業性が高いことが改めて確認されました。
今年の夏も猛暑が予想されています。今回の遮熱剤散布で乳用牛の暑熱ストレスが少しでも軽減できればと期待されます。今後、牛舎内の気温や牛舎屋根の表面温度等を測定し、実際の遮熱効果や耐久性、乳用牛の生産性へ与える影響等を調査していきます。

ドローンによる遮熱剤の散布

赤い屋根がすっかり白くなりました
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