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更新日:2016年4月28日

第1007回長野県教育委員会定例会会議録 

1 日時

   平成28年(2016年)4月28日(木曜日) 午後2時00分から午後3時05分まで

2 場所

   県教育委員会室

3 議題 

 ○議題

  議第1号 職員の処分について                            

  議第2号 白馬高等学校学校運営協議会委員の委嘱(任命)について

 

 ○教育長報告事項

  (1) 平成27年度匿名性を担保した授業評価・学校評価の実施状況について

  (2)平成28年3月公立高等学校卒業者の就職内定状況について

  (3)第72回国民体育大会冬季大会について

 

 ○その他

  (1)リーフレット「今こそ、通常の学級における特別支援教育の充実を」について

  (2)平成28年度「日本遺産(Japan Heritage)」の認定結果について

 

4 出席者 

 ○教育長      原山隆一

 ○委員

  教育長職務代理者 櫻井久江

  委員       耳塚寛明

  委員       平林尚武

  委員       矢島宏美

  委員       荻原健司

 

  ○その他

  小林教育次長、菅沼教育次長、佐藤教育政策課長、三輪義務教育課長、今井高校教育課長、

  永原特別支援教育課長、北澤教学指導課長、春原全国高等学校総合文化祭推進室長、原心の支援課長、

  高橋文化財・生涯学習課長、林保健厚生課長、小野沢スポーツ課長

 

会議録 

原山教育長

 ただいまから、第1007回教育委員会定例会を開会します。

 本日の審議事項中、議第1号「職員の処分について」は、特定の個人に関する情報が含まれている案件です。

 つきましては、議第1号を非公開とすることが適当と思われますが、ご異議ございませんか。

 

全委員

 異議なし。

 

原山教育長

 ご異議ございませんので、議第1号は非公開とすることに決定しました。

 なお、議第1号につきましては、本日の最後に審議することにします。

 それでは、議事に入ります。

 議第2号「白馬高等学校学校運営協議会委員の委嘱(任命)について」、今井高校教育課長から説明をお願いします。

 

今井高校教育課長

 (資料説明)

 

原山教育長

 ただいまの説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたら、発言をお願いします。

 よろしいでしょうか。

 それでは、議第2号を原案どおり決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。

 

全委員

 異議なし。

 

原山教育長

 ご異議ございませんので、議第2号を原案どおり決定します。

 続きまして、教育長報告事項に入ります。

 はじめに、教育長報告事項(1)「平成27年度匿名性を担保した授業評価・学校評価の実施状況について」でございます。

 最初に、報告1-1について、今井高校教育課長から説明をお願いします。

 

今井高校教育課長

 (資料説明)

 

原山教育長

 続いて、報告1-2について、永原特別支援教育課長から説明をお願いします。

 

永原特別支援教育課長

 (資料説明)

 

原山教育長

 続いて、報告1-3について、三輪義務教育課長から説明をお願いします。

 

三輪義務教育課長

 (資料説明)

 

原山教育長

 ただいまの説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたら、発言をお願いします。

 耳塚委員どうぞ。

 

耳塚委員

 義務教育での匿名性を担保した学校評価の実施率なのですが、初年度だということは了解はしているのですけれども、この比率が62.1%に留まっていることの主たる理由といいますか、「今後の方向」から推測すると、市町村に周知していくことが第一の方策として挙がっているということは、市町村による違いが大きいということなのか。非常に小規模なところもあって、高校のようにはいかないとは思うのですけれども、主な理由についてどうお考えなのかお聞かせいただけますか。

 

三輪義務教育課長

 この実施状況につきまして、1つは耳塚委員がおっしゃったように、小規模校では、匿名を担保といいましても特定されてしまいますので、導入することにそれほどの意味を感じていない学校ももちろんあります。一方で、市町村による違いよりも、学校による違いというのが若干ありまして、匿名を担保することに良さを感じている学校と、一方で、授業評価については直接本人に個別的な指導をしたいということがありますので、その子に対して直接働きかけたいという希望を持っている学校もあり、全て記名から切り替えられていない状況があると思っております。

 

原山教育長

 よろしいでしょうか。

 他にいかがでしょうか。

 矢島委員。

 

矢島委員

 5ページの件なのですけれども、授業評価は中学校で187校ということで93%と数字が出ているのですけれども、授業評価をしない学校の理由は何でしょうか。

 

三輪義務教育課長

 実施している学校が93%ですので174校ということで、13校ということになります。先ほども申した小規模校にあたるところにつきましては、日々子どもとのやりとりがあるということで実施していない学校があると承知していますが、具体的に1つ1つの学校について把握できていませんので、これから詳細については評価してまいりたいと思います。

 

矢島委員

 やらない意味を考える必要があると思います。誰のための何のための評価かというところに視点を持ってきて、100%に近い数字になればと希望します。それと全体的なことで、この匿名性を担保した授業評価、学校評価ですが、平成24年度に、業務評価は全員Cで能力評価は全員Bというのはおかしいのではないか、能力のある先生、やる気のある先生も、非違行為のある先生もみんな同じ評価、横並びはおかしいのではないかという意見があったと思うのですね。匿名性を担保した評価をすることによって、そのばらつきが出てきたのかどうかをお聞きしたいです。

 

今井高校教育課長

 匿名性を担保した授業評価、学校評価につきましては、授業改善に資するため、あるいは学校運営を改善するために実施することが優先で、評価自身を処遇に反映させるという部分につきましては、まだ検討段階ということでございまして、この評価を直接その資料にはしていない状況です。ただ、直接処遇に反映という形ではないですが、客観的な数字が自分の授業の評価として表れますので、本来の目的である授業改善、あるいは学校運営の改善については、十分成果を上げている段階だと思います。

 

矢島委員

 この結果を見ても、授業評価がとても役に立って、それぞれの先生が工夫して積極的に授業改善されているのは、本当に嬉しくなるような、授業評価をやって良かったなと思います。そういう先生が、積極的に工夫して子どもたちにとってわかりやすい授業をされていると思いますので、もちろん授業評価がすぐに処遇に結びつくことはないかと思うのですけれども、評価によって先生が授業を工夫するために個人で勉強したりやる気を出したり、このままずっと横並びで能力評価がBとかそういうことではなくて、やった分だけ処遇に反映されればよいかと思います。もちろん直接的ではないのですけれども、授業評価は評価することに意味があると捉えていただきたいと思います。特に校長先生、管理職になられる方については、こういうところがある程度浸透していったらいいと思います。以上です。

 

原山教育長

 ありがとうございました。

 

荻原委員
 今後の課題として、匿名性を担保したためにもっと詳しく調査したいという意見があっても、記入者わからないので追跡調査がしにくいという課題があります。匿名だからこそ問題、課題が浮き彫りになっている側面がある一方で、かえってその調査が進まないと、書いた方はその状態のままになってしまうと思いますので、設問の仕方に工夫が必要とありますように、工夫をして問題、課題を解決できるような取組をお願いしたいと思います。

 

原山教育長

 ありがとうございます。今のご意見について、考えていることがあればお願いします。

 

今井高校教育課長

 これは初年度からそういう課題が出ておりまして、匿名性を担保することがこの評価の1番の肝になりますので、そこを担保しながらどのような工夫ができるかということを、今、試行錯誤しているところでございます。引き続き2年目も同様の課題がいくつか出てきていますけれども、各学校でどう工夫しているかということを交流しながら、対応ができない状況にならないように工夫しているところでございます。

 

原山教育長

 他にいかがでしょうか。

 

櫻井教育長職務代理者

 このことに関しまして、最初は心配したわけです。たまたま私は本当に小さい学校の学校評議員をやらせていただいているのですが、その小さい学校でもこれをやりまして、それを見せていただいて、非常に前向きな意見が多くありまして、嬉しく思いました。いろいろなことを改善できるのではないかという気がしまして、小さいところでもこれはやって大丈夫ということを確信しましたので、すべての学校でやっていただきたいと思います。

 

三輪義務教育課長

 おっしゃられたとおりでございます。まだ匿名性を担保した評価の理解が十分されていないと考えておりますので、周知していきたいと考えております。

 

原山教育長

 フィードバックを通じてしか改善できないところもあると思います。良い試みを始めましたので、これをぜひ続けていただきたいと思います。

 以上で、教育長報告事項(1)を終了します。

 次に、教育長報告事項(2)「平成28年3月公立高等学校卒業者の就職内定状況について」、北澤教学指導課長から説明をお願いします。

 

北澤教学指導課長

 (資料説明)

 

原山教育長

 ただいまの説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたら、発言をお願いします。

 よろしいでしょうか。

 それでは教育長報告事項(3)「第72回国民体育大会冬季大会について」、小野沢スポーツ課長から説明をお願いします。

 

小野沢スポーツ課長

 (資料説明)

 

原山教育長

 荻原委員いかがでしょうか。

 

荻原委員

 ご指名ありがとうございます。やはり国体は毎年来るわけではありません。一方で、国体ですので、一流選手も多数集まる大会です。ぜひ当該自治体を含めて、子どもたちが本物に触れる意味合いを含めて、大会を応援に行ったり観戦したり手伝ったりという機会があれば結構なことではないかと思います。

 

小野沢スポーツ課長

 観戦はもちろんですけれども、式典ですとかあるいはお花の飾りですとか、そういったところで高校生の皆さんにもご協力をいただこうと思っておりますので、できる限りの形で子どもたちに関わっていただきながら、この大会を進めていきたいと思います。

 

原山教育長

 他にいかがでしょうか。

 よろしいでしょうか。

 続きまして、その他に入ります。

 はじめに、その他(1)「リーフレット『今こそ、通常の学級における特別支援教育の充実を』について」、永原特別支援教育課長から説明をお願いします。

 

永原特別支援教育課長

 (資料説明)

 

原山教育長

 ただいまの説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたらお願いします。

 耳塚委員。

 

耳塚委員

 合理的配慮の考え方についてなのですけれども、1ページ目から3ページ目までずっと読んでいきますと、非常に重要な観点が全然出てこなくて、4ページのQ1とQ2の回答部分で初めて出てくる。これで誤解を招かないだろうかという気がするのですが。というのは、全体の質を決して下げない範囲内で可能なことをしますという話ですので、その観点がずっと出てこずに、とにかくニーズをはっきりさせてそれに対応するということだけが強調されているから、これは合理的配慮ではないですよね。それから、言葉が変だなと思うのが、Q2の文章そのものが、「合理的配慮の必要性が高まると、個別の配慮で手一杯になるのでは?」と書いてあるのだけれど、これは変ですね。個別の配慮で手一杯にならないために合理的配慮をするのですよね。私の理解がおかしいのかもしれないけれど、これだと誤解を招いて、困ったことになりかねないと私は懸念をします。

 

永原特別支援教育課長

 ご指摘ありがとうございます。むしろ、現場からは合理的配慮、個別的配慮をやりたくてもできなくなってしまって、それにばかり手をかけると全体に目が行かなくなってしまうけれど、その点をどうするのかという疑問等がある中で、そうではなくて両方一緒にやっていくことによって、全体的に高まっていくということをご理解いただくため、このような表現をさせていただいています。

 

耳塚委員

 合理的配慮の概念自体が国の使い方と違っていませんか。これは調べていただけますか。これは他の文章から取ってきたものですか。こいう言い方にならないと思うのですね。

 

原山教育長

 合理的配慮の概念ができた背景もあるし、法律で決まっている部分であれば、共通の概念の中で動いていかなくてはいけないですね。耳塚委員のご指摘のような形で違ったイメージで捉えられたまま進んでいくのは非常に危険だと思いますので、ご指摘を踏まえてもう一度やり直した形でスタートしていただくようにお願いしたいと思います。よろしいですか。

 

永原特別支援教育課長

 はい。

 

矢島委員

 私も耳塚委員と同じで、わかりにくいという感想です。というのは、最後の質問に対して、それぐらい理解されていないのだなというのが長野県の現状だと感じました。つまり、これを活用すると言われましたけれども、結局は活用できないのではないかということを懸念しております。つくる方もよくわかっていない。先ほどの説明の中で、学校現場で管理職研修や様々な研修をやられていると言われたのですけれども、私はこれを読んで、管理職が全員理解できるかというと、全員は無理だと思います。それくらい特別支援教育がまだまだ浸透していないですし、どうしてよいかわからないという状況が現場にある。現場にあるということは、管理職とか特別支援コーディネーターが理解していない。管理職が理解していないということは、長野県の教育委員会の中でもあまり理解されていないと感じますので、現場に落とす前に、このリーフレットを使って教育委員会事務局の中でやってみれば、どれだけ理解されて、何の捉え方が違うだろうということがわかると思います。現場でより良く活用してもらうためには、やはりわかりやすく、先ほどの合理的配慮もそうなのですが、こういう質問が出てこないような形になってからの活用でないと、イメージが湧かないというか、ちょっと違うのだろうなという感想を持ちました。

 

原山教育長

 共通の理解でない限りはまだ進めませんので、そこはしっかりやりたいと思います。

 他にいかがでしょうか。よろしいでしょうか。

 次に、その他(1)「平成28年度『日本遺産(Japan Heritage)』の認定結果について」、高橋文化財・生涯学習課長から説明をお願いします。

 

高橋文化財・生涯学習課長

 (資料説明)

 

原山教育長

 この件につきまして、ご質問、ご意見がありましたら、発言をお願いします。

 よろしいでしょうか。

 以上で、その他(2)を終了します。

 公開による審議はここまでですが、何かご発言ございますか。

 それではこれから非公開の審議に入りたいと思いますので、恐れ入りますが、傍聴人の方は退出をお願いします。

 

 

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