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更新日:2026年8月27日

長野千曲総合技術新校懇話会等について

ご意見(2026年6月8日受付:Eメール等)

長野千曲総合技術新校懇話会は10回を数えたが、それに関連する問題点・疑問点が極めて多いので以下に列挙する。それぞれにつき関連部署とも十分検討した上での県からの回答を求める。

1)各高の普通科の存続・廃止方針と前提状況の変化
1-1)令和8年度の県立高校普通科の追加募集は屋代南高校3名に対し、松代高校46名、坂城高校33名といずれも10倍以上であるが、県はこうなる志望動向の背景・要因を正しく把握していると言えるのか?
1-2)長野電鉄の旧屋代線に平行するバス路線も2024年に2割減便、翌年に更なる減便の計画が発表され、松代高校は上記1)に加えて通学事情もますます悪化している。
その一方で通学利便性の高い屋代南高校の普通科が新高においても存続となれば、特に人口の多い長野市南部や千曲市北部から入学すると期待される多くの生徒達に、1-1)の状況でもあるから松代高校や坂城高校まで、より遠く通わせるという負担(犠牲)を、わざわざ強いる事情や背景は何か?

2)「家庭科」という名称
屋代南高校は平成17年に家庭人のための「家庭科」を、職業専門性を意識した「ライフデザイン科」に名称変更したが、新高の議論で「家庭科」に後戻りしているのはなぜか?
その理由が単に、文科省は"大学科が家庭科だから"では形式的過ぎて、新高が目指すべき方向で称するにふさわしいとは言い難い。これについて県教委の見解はいかがか?

3)工業科、DXに対する認識
3-1)今回の高校再編において、県教委は既存の実業科を単に集約すればよしと考えているようにしか見えず、これを契機に例えば他の旧通学区の生徒も集まってくるような新高の特色を出そうとする気概が感じられない。
3-2)懇話会ではDXに係る学びやDXハイスクール(下記科目の情報IIを開設)等が話題に上ってきたが、以下の4)の会議録にあるスライドに描いた学びのイメージにはDXの文字は全く出て来ない。
DXは工業科の「物づくり」ではなく、高校の必須科目である「情報」の産業への高度な応用に相当することからも、例えば、上記スライドには描かれていない3学科連携・融合の"基盤"という位置付けがなされた情報科の新設(工業科ではない)といった特色が打ち出せるようでないと、今回の新高の再編には全く期待できず、上記3-1)と指摘するに戻らざるを得ないが、県教委の見解はいかがか?

4)懇話会まとめ(以下会議録と称す)の公表時期
第9回の会議録に「普通科設置については次回に県としての考えを示したい」とあったが、どうも参加者に提示する事だけしか視野にないのか、次回開催時に前回の会議録が初めて出て来る様であっては、例えば上記1)についての県の意向に対する県民・市民からの異存をより的確に提示することが出来ない。
各回の会議録は作成後に速やかにネット上で県民に公表できないのか?

5)懇話会等運営の意義
第9回の会議録の座長まとめに「今後は事務局で学びのイメージの検討を進めてもらいたいと」あったが、懇話会の存在意義からみても、この認識は極めて不適切ではないのか?強く修正を求めたい。
また、3)のような状況にも関わらず、過去の会議録を遡ってみると長野市の産業界代表には毎回欠席者がいるようであり、これは議論することはもう無いと認識する構成員がいることの裏返しではないのか?
更に2回あった校地検討会議の協議内容が未公開であることからも、県教委は実は結論ありきで懇話会等を形式的に進めているということか?
それぞれについて県の見解はいかがか?

回答(2026年7月8日回答)

長野県教育委員会事務局教育次長の松本順子と申します。

この度は、長野千曲総合技術新校懇話会等に関する貴重なご意見をお寄せいただき、誠にありがとうございます。
こちらのご意見については、6月8日にいただいたところですが、庁内関係課との確認に時間を要し、回答が大変遅くなりましたことをお詫び申し上げます。
「県民ホットライン」にお寄せいただきました「長野千曲総合技術新校懇話会等について」のご意見、ご質問についてお答えいたします。

【高校入試の状況について】
県立高校の募集定員は、毎年、中学校卒業予定者数や志望状況等を踏まえて決定しています。
ただし、1学級40人単位で設定しているため、例年、一定の定員割れが生じています。また、近年は進路の多様化により、志望の動向の予測が難しい状況です。
特に令和8年度入試では、私立高校授業料の無償化の影響もあったと考えています。これらの状況が一時的なものかどうかも含め、今後の動向を丁寧に見極めながら分析してまいります。

【普通科高校の再編について】
現在進めている旧第4通学区の普通科再編では、交通の利便性が低い地域の子どもたちの学びの機会を確保するため、鉄道沿線に偏らない配置を考えています。
その一環として、松代高校には引き続き普通科を設置する計画としています。
一方で、都市部の普通科高校については、6学級程度の規模を確保し、教育の充実を図ることを基本として、適正な規模・配置となるよう再編を進めています。
現在の再編基準は2030年3月までを対象としていますが、その後も少子化の進行が見込まれています。
このため、2030年以降の高校のあり方について、社会や教育を取り巻く環境の変化を踏まえながら検討を進めています。

【新校の学科名(家庭科)について】
長野千曲総合技術新校に設置予定の「家庭科」については、現時点では正式名称が決まっていません。
今後、懇話会でのご意見も踏まえながら検討していきます。
現在の「家庭科」という表記は、学科の分野を示したものであり、最終的な名称を決定したものではありません。

【新校の学びの方向性について】
総合技術新校は、単に専門学科をまとめるだけでなく、学科の枠を越えた横断的・融合的な学びを行う学校を目指しています。
変化の激しい社会に対応できる、柔軟で魅力ある学校となるよう、今後、具体的な内容を検討してまいります。

【DXに関する学びについて】
DXに関する学びについては、懇話会での検討に加え、生徒からの意見も踏まえ、DXは特定の学科として設けるのではなく、すべての学科の生徒が共通して学ぶ「基礎」として位置付けることとしています。
なお、第10回懇話会でお示しした資料は、議論のための一部の案を抜き出したものであり、全体像ではありません。
今後、学びの内容が具体化するのにあわせて、順次見直し・充実を図ってまいります。

【懇話会の資料公開について】
懇話会のまとめは、現在、次回の懇話会で構成員の確認をいただいた後に公表していることから、公開までに時間を要しています。
ご指摘のとおり、より早く情報を知りたいというご要望もあることから、早期に公表できる方法について検討してまいります。

【懇話会の役割について】
懇話会は、再編計画を検討するにあたり、学校関係者だけでなく地域の皆様のご意見を伺う場として設けています。
事務局(教育委員会と対象校の教職員)が原案を作成し、それについて懇話会で意見をいただきながら、新しい学校の姿を形づくっていきます。
また、地域産業界の皆様からのご意見も大切にしています。
構成員の皆様にはご多忙の中ご参加いただいておりますが、やむを得ずご欠席される場合もあります。可能な限り代理出席もお願いしています。

【校地検討部会について】
校地の検討については、自由な議論を確保するため、部会は原則非公開で開催しています。内容や進捗については、懇話会の中で随時報告し共有を図っています。

【今後に向けて】
学校は地域にとって重要な基盤でもあります。
今後も地域の皆様のご意見を丁寧に伺いながら、魅力ある新しい学校づくりを進めてまいります。

以上、いただいたご意見への回答とさせていただきますが、ご不明な点等がござましたら、高校再編推進室長:井出敦、担当者までお問合せいただきますようお願い申し上げます。

 

【問合せ先:教育委員会事務局/高校再編推進室/電話026-235-7452/メールkoko-kaikaku(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

(分野別:教育・文化)(月別:2026年6月)2026000130

お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

※本件の回答に関するお問い合わせは、回答文末に記載の担当課(係)までお願いいたします。

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