県土の強靱化と魅力ある地域づくりに取り組みます。
建設部長 栗林 一彦
「しあわせ信州創造プラン3.0」では、基本目標として「確かな暮らしを守り、信州からゆたかな社会を創る」を掲げており、建設部では「建設DXによる省人化・省力化・生産性向上」に視点を置きながら、幹線道路ネットワークの強化、流域治水対策、土砂災害対策、インフラの老朽化対策等に取り組んでおります。
特に、頻発化・激甚化する災害から県民の命と暮らしを守るための県土強靱化の取組を強力に推進するとともに、にぎわいのある観光地域づくりや地域に根差した産業の振興のための魅力ある県土づくりを進めるため、県民の皆様に寄り添いながら、次の事項に重点的に取り組んでまいります。
- 能登半島地震等の教訓も踏まえ、激甚化・頻発化する自然災害から県民の生命と財産を守るため、災害時における道路ネットワークの強化や流域治水対策、住宅耐震化の推進など、ハード・ソフトの両面から県土を強靭化
- 修繕等が必要な老朽化したインフラについて、新技術等を活用しながら、計画的・集中的に修繕・更新するとともに、持続可能なインフラメンテナンスの実現に向けて「事後保全型」から「予防保全型」への転換
- 「長野県ゼロカーボン戦略」に基づく住宅のZEH化や、「信州まちなかグリーンインフラ推進計画」に基づく緑地や街路樹の整備などにより、持続可能な脱炭素社会を創出
- DXによる生産性の向上、次世代を担う人材の学ぶ場の拡大、誰もが働きやすい環境整備など、地域の守り手としての建設産業の発展・担い手確保のための取組
- 人口減少下においても安全・安心で快適に暮らせる持続可能な生活圏の形成を目指し、長期的かつ広域的な視点での県土政策の方向性を示す「県土のグランドデザイン」の策定