ここから本文です。
更新日:2024年4月1日
長野県漁業振興計画は、内水面漁業の振興を図ることを目的に平成26年に制定、施行された「内水面漁業の振興に関する法律」(平成26年法律第103号)に基づき、農林水産大臣が定めた基本方針に即して、長野県の河川湖沼漁業及び養殖業に関する施策の実施について策定したものです。
※計画の本文は、下欄の添付資料で御覧いただけます。
令和6年度から5年間
河川湖沼における水産資源の持続的な有効利用と漁場の活性化を図るため、水産資源の増殖技術の確立及び改良を行い、漁業の安定と魅力ある釣り場づくりに取り組むとともに、漁業協同組合の健全かつ適正な運営を推進します。
また、県内の豊かな水資源を利用した養殖業においては、高品質な養殖魚の生産技術を開発し、新たに開発した特産魚のブランド化を目指すことで、地場消費を基本とした産地づくりを推進します。
ア 水産資源の増殖の推進
河川湖沼において重要な漁獲対象である魚介類について、増殖技術の開発・普及、魚病対策の強化、資源調査等、それぞれの取組を推進するとともに、外来魚や魚食性鳥類などによる漁業被害の防止拡大と被害の低減のための施策を推進します。
イ 安全・安心で特色ある養殖業の推進
本県養殖業における持続的な養殖生産を確保するため、伝染性疾病の予防及びまん延防止に努めるとともに、信州サーモンや信州大王イワナに次ぐ県特産魚の開発普及及び安全・安心でおいしい養殖魚の生産を推進します。
ア 河川・湖沼に係る水質、水量の確保
河川・湖沼の水質の監視及び生活排水や工場・事業場排水等の対策を推進し水質の保全に努めるとともに、河川の水量について、適切な流量の維持及び地下水の涵養という多面的機能を有する森林の保全策を推進します。
また、諏訪湖について、諏訪湖水質保全計画に基づく水質改善対策を進めるとともに、行政機関や市民団体等で構成される「諏訪湖創生ビジョン推進会議」による取組を、構成団体間で連携して推進します。
イ 自然との共生、環境との調和に配慮した河川整備
河川整備に当たっては、国が示す「多自然川づくり基本指針」等の指針に基づき、個別の箇所ごとに状況に応じた取組を行います。
ア 遊漁者ニーズに対応した釣り場づくり等と遊漁ルールやマナーの周知・啓発活動の推進
遊漁者にとって魅力ある釣り場づくりを推進するとともに、遊漁の秩序が保たれるように、遊漁のルールとマナーについて周知と啓発に努めます。
イ 漁協と地域が連携した漁場活用と情報発信の推進
地域の観光業との連携を図り、漁協からの情報発信により地域の活性化を促進します。
ウ 漁協運営の健全化
漁協事務の効率化を推進するとともに、新規組合員の加入促進や遊漁者の確保について、県漁業協同組合連合会及び漁協とともに連携して取り組みます。また、必要に応じて漁協合併の促進を図ります。
エ 養殖魚等のブランド化と販売促進
信州サーモン及び信州大王イワナ、また、シナノユキマスや佐久鯉などの養殖魚や河川湖沼で漁獲される淡水魚について、PR活動を推進し消費拡大を図ります。
オ 内水面漁業振興法に基づく協議会の設置
漁業権者の申出により、知事が必要であると認めるときは、同法に基づく協議会を設置し、水産資源の回復、河川 ・ 湖沼における漁場環境の再生、レクリエーションとの水面利用に関するトラブル防止等の問題について解決を図ります。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください