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更新日:2025年4月1日
浅川改良事務所
浅川が流入する千曲川の堤防は、浅川の堤防より約7m高くなっています。
千曲川の水位上昇に伴い、浅川へ逆流が始まると、逆流防止のため設置されている浅川樋門(国土交通省所管)が閉鎖されます。
その際には、浅川の水が行き場を失い、浅川の堤防から水が溢れてしまいます。(これを、「内水氾濫」といいます。)
このような内水氾濫を防ぐには、浅川の水を排水ポンプにより、千曲川へ排水する必要があります。

長野県は、浅川の水を千曲川へ排水する能力を向上させるために、新たに「浅川第三排水機場」を整備しました。


浅川第三排水機場には、1秒間に14m3の水を排水できるポンプが設置されています。
平常時は、5つの樋門がすべて開放されており、浅川の水は千曲川へ流れます。
千曲川の水位上昇に伴い、浅川樋門が閉鎖した時に、排水機場の排水ポンプを稼働させ、導水路⇒排水ポンプ⇒吐出水槽⇒連絡函渠を通じて、浅川の水を千曲川に排水します。


浅川第三排水機場は、平成30年7月から運用を開始しました。
運用開始以降の稼働状況をまとめたものが下の表になります。
| 回数 | 日時 | ポンプ運転時間 |
|
1 |
平成30年7月6日 | 7時間10分 |
| 2 | 平成30年10月1日 |
3時間59分 |
| 3 | 令和元年10月12~13日(東日本台風) | 5時間2分 |
| 4 | 令和元年10月22日 | 3時間57分 |
| 5 | 令和元年10月26日 | 1時間10分 |
| 6 | 令和2年7月8日 | 19時間40分 |
| 7 | 令和3年8月14日~16日 | 32時間55分 |
| 8 | 令和4年9月24日 | 1時間35分 |
| 9 | 令和5年5月8日 | 6時間20分 |
| 10 | 令和5年6月3日 | 3時間 |
| 11 | 令和6年4月9日 | 5時間50分 |
| 12 | 令和6年11月2日 | 1時間58分 |
| 仮運用中 | 平成29年10月23日 | 6時間34分 |
| 合計 | 12回稼働(仮運用を含めると13回稼働) |
90時間38分 (仮運用含めると97時間12分) |
運用開始前の平成30年6月27日に、試運転を実施し機器の確認を行いました。その際の状況をまとめた動画がこちらになります。(別ウィンドウで外部サイトが開きます)
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