感染症情報(2025年第18週)
長野県(健康福祉部疾病・感染症対策課)プレスリリース令和7年(2025年)5月8日
2025年第18週(2025年4月28日~5月4日)の感染症の発生情報です。
主な発生動向
- 麻しん(修飾麻しん)が1件発生しました。
※修飾麻しんとは、麻しんウイルスに対する免疫をもっているが不十分な人が感染した場合に発症する軽症で非典型的な麻しんのことです。
- 百日咳の報告が増加しています。
- 感染性胃腸炎は前週から減少しましたが、例年より多い状態で推移しています。
注意が必要な感染症等
- 麻しん
麻しんの効果的な予防方法はワクチン接種です。定期接種の対象年齢の小児や、海外へ渡航される方のうち接種歴や罹患歴がない場合は接種を検討しましょう。
- 百日咳
百日咳は長引く咳を主症状とする気道感染症であるため、咳症状が続く場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
また、特に生後6か月以下の乳児が感染すると重症化することがあり注意が必要です。重症化予防のため、定期接種の対象年齢(月齢)に達した乳児は速やかな予防接種を検討しましょう。
- ゴールデンウィークに海外へ出かけた方へ
帰国後2週間程度は健康に留意し、医療機関を受診する前には渡航先、滞在期間等を伝えましょう。
海外へ渡航される皆様へ(厚生労働省ホームページ)(別ウィンドウで外部サイトが開きます)
急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランスが開始されました
〇急性呼吸器感染症サーベイランス(ARI)が始まります(長野県ホームページ)
第19週は令和7年5月14日(水曜日)発行予定です。
「長野県感染症情報」も併せてご覧ください。
関連資料
長野県感染症情報2025年(令和7年)第18週(PDF:243KB)