重症熱性血小板減少症候群(SFTS)患者の発生に伴う注意喚起
長野県(健康福祉部疾病・感染症対策課)プレスリリース令和8年(2026年)6月2日
令和8年6月1日、長野市内の医療機関から長野市保健所に「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」発生の届出がありました。
長野県内では初めて(1例目)のSFTS患者の発生報告となります。
SFTSは、主にSFTSウイルスを保有しているマダニに刺されることで感染します。
マダニは春から秋にかけて活動が盛んになるため、草むらや藪などに入る際は、肌の露出を少なくするなど、マダニに刺されないように注意しましょう。
1 患者の概要等
長野市の令和8年6月2日付けプレスリリースをご覧ください。
2 SFTSについて
重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome:SFTS)とは、主に病原体(SFTSウイルス)を保有しているマダニに刺されることにより感染するダニ媒介感染症です。
症状等
- マダニに刺されてから6日~2週間後に症状が出現します。
- 主な症状は発熱、消化器症状(嘔吐、下痢等)であり、重症例では死に至る可能性があります。(各種調査によると致死率は最大30%程度とされています)
感染経路
- SFTSウイルスを保有するマダニに刺されることで感染します。
- SFTSウイルスに感染し発症している動物(ペットの犬・猫等を含む)の体液に接触することで感染することもあります。
- SFTSウイルスに感染した患者の体液に直接触れる機会のあった医療従事者が感染した報告もあります。
SFTSの発生状況
- SFTSの患者は西日本を中心に報告されていますが、徐々に感染確認地域が拡大しており、これまで隣接4県(富山県、岐阜県、静岡県、愛知県)で感染が確認されています。
- 2026年第20週(5/17)までの今年の全国累計届出数は49件です。なお、長野県内ではこれまでに患者発生の報告はありませんでした。
【全国のSFTS発生状況】(単位:人)
| 年 |
H29 |
H30 |
H31/R1 |
R2 |
R3 |
R4 |
R5 |
R6 |
R7 |
R8※ |
| 人数 |
90 |
77 |
101 |
78 |
110 |
118 |
134 |
122 |
191 |
49 |
※令和8年5月17日時点の速報値
予防方法
マダニに刺されないように注意しましょう
- マダニは山林や草むら、藪、畑などに生息しており、春から秋にかけて活動が盛んになります。
- 草むらや藪などに入る際は、長袖・長ズボン・足を完全に覆う靴等を着用し、肌の露出を少なくしましょう。(草刈りやキャンプなどの際も注意が必要です)
- マダニの付着を目視で確認しやすくするために、服は明るい色のものがお勧めです。
- 虫よけ剤(ディート、イカリジン)を使用しましょう。(※虫よけ剤はマダニの付着数を減少しますが、マダニの付着を完全に防ぐわけではありません)
- 野外活動後はマダニを家の中に持ち込まないように屋外で上着や作業着を脱ぎましょう。
- シャワーや入浴時にマダニに刺されていないか確認しましょう。
マダニに刺されたときの対応
- マダニに刺された場合は、無理に引き抜こうとせず、医療機関を受診し処置してもらいましょう。
- マダニに刺された後、数週間程度は体調の変化に注意し、発熱等の症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。受診の際はマダニに刺されたことを伝えてください。
参考情報
長野県ホームページ「ダニの感染症に注意しましょう!」
厚生労働省「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」について(別ウィンドウで外部サイトが開きます)
関連資料
プレスリリース(PDF:535KB)