ホーム > 南信州地域振興局 > 管内情報 > 南信州農業農村支援センター > 情報提供 > 茶の深刈り更新せん定実演講習会を行いました

ここから本文です。

更新日:2025年6月25日

茶の深刈り更新せん定実演講習会を行いました

 当センターでは、長野県茶振興協議会と連携し、6月16日に飯田市南信濃と天龍村平岡の2会場で茶の深刈り更新せん定実演講習会を開催しました。
両会場合わせて、茶生産に尽力される15名の皆様に参加いただきました。
 茶摘みが終わった茶園では、新たに伸びてきた芽を茶摘みを行った位置まで切り下げる「整枝」と呼ばれる作業を行います。この作業だけを毎年繰り返していると、枝が混みあって細くなり、茶の収量品質が低下します。また、茶樹も徐々に高くなり、管理作業がしにくくなります。
 そこで3年くらいを目安に葉の緑色の大半が見えなくなるくらいの位置まで枝葉を切り下げる「深刈り更新せん定」を行います。この作業を行うことで混みあった細い枝葉を除去して、新しい太い枝を伸ばします。太い枝には大きな芽が形成されます。また茶樹も低くなるので、管理作業もしやすくなります。

 今回の講習会は、講義よりも枝葉を切り下げる「整枝機」を用いての実演を主体に行いました。
 講習会に用いた「整枝機」は2人がペアになって作業するタイプです。2人で息を合わせることが重要です。
 講習会に参加いただいた生産者の皆さまにも「整枝機」を操作しての深刈りせん定を体験していただきました。
 体験とは言うものの参加者の多くは筋金入りの生産者であったことから、講師役の職員が適切なアドバイスをいただく場面もありました。
 講習会に参加いただいた方には、より良いお茶を生産する上での基本となるせん定作業を、体験を通じてしっかり確認いただきました。

 現在、長野県における茶の産地は南信州と南木曽地域のみです。
 いずれの地域も生産者の減少や高齢化が深刻ですが、山間急傾斜地における茶生産という尊い取り組みを後世につなげるためにも、地域に寄り添った活動を展開してまいります。
 

 otya-fukagarikosyukai-tenryuu

[天龍村での講習会]

otya-fukagarikosyukai-minamisinano

「飯田市南信濃での講習会」

 

 

お問い合わせ

所属課室:南信州地域振興局南信州農業農村支援センター

電話番号:0265-53-0413

ファックス番号:0265-53-1629

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?