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更新日:2025年7月14日
長野県(農政部)プレスリリース令和7年(2025年)7月14日
水稲のカメムシ類(アカヒゲホソミドリカスミカメ等)は、米品質を低下させる斑点米の原因となります。本年はカメムシ類の発生が平年と比べて多く、県下全域で斑点米の被害拡大が懸念されます。水稲生産者の皆様は、カメムシ類の発生に注意してください。
水稲
県下全域
・畦畔及び本田でのすくい取り調査では、斑点米カメムシ類が平年より多く捕獲されました。
・県内6か所に設置した予察灯の調査でも、平年と比べて誘殺頭数が多く、斑点米の被害が多発する恐れがあります。(調査結果は別紙注意報を参照)
・7月10日発表の気象庁の1か月予報では、晴れの日が平年並みに多く、気温は平年と比べ高くなる見込みで、カメムシ類の活動が今後さらに活発化すると推測されます。
・斑点米カメムシ類は、主に出穂期以降に水田内へ侵入するため、出穂の早い品種(あきたこまちや酒米)では被害を受けやすく、これらの品種を栽培する場合は、特に注意が必要です。
・出穂期前後の畦畔の草刈りは、雑草に生息する斑点米カメムシ類を水田内に追い込む可能性があります。やむを得ず草刈りを行った場合は、直ちに本田での防除を併せて実施しましょう。
・本年は高温傾向が続いていることから、出穂期が平年よりも早まる可能性があります。各ほ場の生育状況に応じて、適期防除に努めてください。
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