長野県情報公開審査会が、公文書の公開に関する諮問に対して、答申を行いました

長野県（総務部）プレスリリース令和7年（2025年）6月3日

長野県情報公開審査会は、公立大学法人長野県立大学（以下「県立大学」という。）からの公文書一部公開決定に関する諮問に対して、答申しました。
今後、この答申を踏まえ、県立大学が審査請求に対する裁決を行うことになります。

「県立大学の各教員がどの委員会に所属しているかが分かる文書」の一部公開決定の件

1審査請求人の主張の概要

県立大学の委員会の委員等の氏名を公開しても大学運営の適正な遂行に著しい支障を及ぼすおそれはないため、一部公開決定を取り消し、非公開部分を公開すべき。

2審査会の結論

県立大学が行った一部公開決定は妥当ではなく、非公開とした部分を公開すべきである。

3答申の要旨

(1)充て職で委員会の委員等となっている者は、既に県立大学のホームページ等で氏名を特定できるため、非公開とする合理的な理由がなく、また、不当な関与を受けるといった蓋然性は現に認められない。既に公開された公文書で、委員等となっていることが明らかな者についても、同様である。
あわせて、同じ委員会の他の委員等の氏名についても、公開するとした場合に不当な関与を受けるといった蓋然性があるとは認められない。

(2)(1)以外の委員会の委員等の氏名は、これまで公開されていないため性質を考慮して個別に判断したところ、支障にいずれも法的保護に値する程度の蓋然性があるとは認められない。

(3)委員会の書記等は、審議に実質的に関与するものでないから、氏名を公開しても、支障に法的保護に値する程度の蓋然性があるとは認められない。

〇長野県情報公開審査会の答申の詳細については、下記ホームページをご覧ください。
https://www.pref.nagano.lg.jp/kokai/kensei/soshiki/shingikai/ichiran/johokokai/toshin/index.html

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