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更新日:2025年7月3日
<4番>
尋(たず)ねまほしき園原(そのはら)や
旅のやどりの寝覚(ねざめ)の床(とこ)
木曽の桟(かけはし)かけし世も
心してゆけ久米路橋(くめじばし)
くる人多き筑摩(つかま)の湯
月の名に立つ姨捨山(おばすてやま)
しるき名所と風雅士(みやびお)が
詩歌(しいか)に詠(よみ)てぞ伝えたる
この4番だけ、メロディーがちがっているんだよ。
そうね。この4番の部分のへんかは音楽的にも高く評価(ひょうか)されてるそうよ。
長野県の名所(めいしょ)や旧跡(きゅうせき:歴史的な物事のあと地)をしょうかいする内容なんだけど、ゆったりした曲が昔の風けいを思い起こさせるよね。
みんなはいくつ行ったことがあるかな?
分からない場所が多いなあ。今度地図でさがしてみよう。
園原(そのはら)には訪れてみたいものです。また旅の宿で有名な寝覚めの床(ねざめのとこ)にも。
木曽のかけはしをかけた時代を心に止めながら、久米路橋(くめじばし)を注意しながら渡りたいものです。
筑摩(つかま)の湯の温泉には来る人が多く、姨捨山(おばすてやま)は月見で有名となっています。
いずれもよく知られている名所で、風流な歌人や詩人が、昔から漢詩や和歌にうたい込んで、現代まで伝えられています。
園原:下伊那郡阿智村にある集落。
寝覚めの床:木曽郡上松町にある名所。木曽川にある奇岩の集まったところ。
木曽のかけはし:木曽川の絶壁を通る木曽路の難所で、丸太を藤つるで組みあげて、絶壁に取りつけたもの。
久米路橋:長野市信更地区と長野市信州新町地区を結ぶ犀川にかかる橋。
筑摩の湯:松本市の美ヶ原温泉、山辺温泉もしくは浅間温泉を指すものと言われている。
姨捨山:千曲市八幡に位置し、田毎(たごと)の月として有名。
<5番>
旭(あさひ)将軍義仲(よしなか)も
仁科(にしな)の五郎信盛(のぶもり)も
春台(しゅんだい)太宰(だざい)先生も
象山(ぞうざん)佐久間(さくま)先生も
皆此(この)国の人にして
文武(ぶんぶ)の誉(ほまれ)たぐいなく
山と聳(そび)えて世に仰ぎ
川と流れて名は尽(つき)ず
歌詞に登場する人物を調べました。
りっぱな人が多いんだね。
旭将軍(あさひしょうぐん)とよばれた木曽義仲(きそよしなか)も、仁科五郎信盛(にしなごろうのぶもり)も、
太宰春台(だざいしゅんだい)先生も、佐久間象山(さくまぞうざん)先生も、
みんな長野県にゆかりのある人で、学問、武芸にとてもすぐれていました。
その偉人の名誉は山のように高く、世の中の人が見上げています。川の流れのように、その名声は永遠に忘れられることはないでしょう。
<6番>
吾妻(あずま)はやとし日本武(やまとたけ)
嘆(なげ)き給(たま)いし碓氷山(うすいやま)
穿(うが)つ隧道(トンネル)二十六
夢にもこゆる汽車の道
みち一筋(ひとすじ)に学びなば
昔の人にや劣(おと)るべき
古来(こらい)山河(さんが)の秀(ひい)でたる
国は偉人のある習(なら)い
信越線の軽井沢(かるいざわ)駅と群馬県の横川(よこかわ)駅との間では、トンネルを26もほって、ようやく鉄道が通じたんだね。
今では新幹線であっという間に東京まで行けるようになったけど、昔は大変だったんだ。
そうよ。「信濃の国」の6番では、当時ゆめを運んだ鉄道のように、一生けん命に学問の道を進もうと、みんなをはげましているのよ。
ゆうくんもあいちゃんも、一生けん命に勉強しようね。
はーい!
日本武尊(やまとたけるのみこと)は長野県に入るとき碓氷山(うすいやま)で、亡くなった妻のことを思い出して嘆いたと言われています。
その碓氷山(軽井沢・横川間)には、信越線の開通のために26ものトンネルが掘られ、蒸気機関車で山を越えることができるとは夢のようなことです。
汽車が一つの線路をひたすら走るように一生けん命に勉強にはげめば、昔の人より劣るはずはないのです。
なぜなら昔から、美しい山や川などの自然に囲まれた長野県では、すばらしい人物が育っているからです。
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