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更新日:2020年5月29日
大町保健所管内にて発生した新型コロナウィルス感染者の件について、本日13時半から行われた会見をyoutubeで拝見しました。
しかし、会見の内容は「調査中」「プライバシーへの配慮により回答できない」の連発で、結局のところ何の情報も得ることができませんでした。
はっきり言って、県民を馬鹿にしているようにしか感じません。長野の行政がここまでの隠ぺい体質だったとは、思いもよりませんでした。
また、会見終了間際、質疑応答に応じていた担当者が、「調査中です」と答えた後に見せた笑顔が大変不愉快でした。
こちらは、小さな子どもを抱え、週明けからの無茶な学校再開に大きな不安を抱えています。その最中に、まるで他人事というような上から目線の応答と挙句の果ての笑顔…。本当に信じられません。
担当者には厳重にご注意いただくと共に、県民に寄り添った県政を行うことを切に要望いたします。
長野県健康福祉部長の土屋智則と申します。
「県民ホットライン」にお寄せいただきました、新型コロナウイルス感染症に係るご意見についてお答えいたします。
まずはじめに、会見での記者とのやり取りの中で、不快に思われた点につきましては、大変申し訳なく感じております。今後、このようなことがないよう十分注意してまいります。
当日の会見は、患者発生(陽性確定)後、先ずは「患者発生の事実」を早急に伝えようという「第一報」であり、この時点では患者の入院手続きなどを行いつつ、患者の行動歴等の調査に着手したばかりの段階でした。そのため、記者の皆さんからの細部にわたる質問には「調査中です」などとしかお答えしようがなく、私自身、記者の皆さん、そしてその先におられる県民の皆様に対しまして大変申し訳ないという思いの中で、この速報会見の場に立っていたところでございます。
患者の行動歴や濃厚接触者の調査(積極的疫学調査)は、保健所に勤務する保健師を中心に、患者の記憶を一つひとつ辿りながらの聞き取り調査を起点として、その周辺の人や場所について詳細に明らかにしていく作業です。現場の職員は、限られた時間の中で寸暇を惜しんでこれに従事しており、そこから得られた情報は、私共がしっかりと把握し、その情報を基に感染が拡大することのないよう責任を持って全力で対応しているところです。
そして、その過程で、県民の皆様にお知らせしなければならないこと、公表しなければ感染の拡大を止めることができない場合には、積極的に情報をお出ししていくこととしております。その一方で、患者やその御家族等のプライバシーの保護や風評被害の防止といった点を考えるべきであり、これらを慎重に検討したうえで、公表する情報と私共がしっかりと感染防止の対応をすることにより公表しない情報とについて、個別の事案に即して判断しているところでございます。
このお返事の中で書き尽くすことは難しいことではありますが、常に県民の皆様に寄り添うことを第一とする長野県政が、決して「隠ぺい体質」でないことだけは、何とぞご理解いただきますようお願い申し上げます。
今回、お子様を思う貴殿からのご意見をいただきましたことを肝に銘じ、大切にしながら今後も新型コロナウイルス感染症の収束に向けて取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。
以上、ご意見への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、健康福祉政策課長:永原龍一、担当者までお問い合わせください。
【問合せ先:健康福祉部健康福祉政策課/電話026-235-7091/メールkenko-fukushi(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】
(分野別:保健・医療・福祉)(月別:2020年4月)2020000039
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