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更新日:2026年10月5日

数は変わらず、中身が変わるー大量捕獲がツキノワグマの年齢構成に及ぼす影響ー

長野県(環境部)プレスリリース令和8年(2026年)10月5日

長野県環境保全研究所、東京農工大学、国立環境研究所、茨城県自然博物館による研究グループが、越後三国のツキノワグマを対象に、捕獲が年齢構成に影響することを明らかにしました。

研究の概要

  • 人の生活圏へのツキノワグマの大量出没に伴う大量捕獲(駆除)が、山のツキノワグマ(以下、クマ)の年齢構成にどのように影響するかを調べました。
  • メスを対象に、捕獲されたクマの年齢と捕獲年の情報をもとに、山に生息するクマの年齢構成を過去17年にわたって復元しました。
  • 越後三国地域のメスグマについて17年間のデータを解析した結果、個体群増加率(生息数が毎年どれだけ増減するかを示す値)は0.98であり、個体数に増加は見られませんでした(図1)。
  • 一方で、繁殖を担う7歳以上のメスグマは減少し、若い個体の割合が増加していました(図2)。
  • この結果は、クマの適切な保全管理を行うための基礎情報として、どのような年齢のメスがどれくらいいるかという個体群構造を継続的に把握することの重要性を示しています

図1 指定されたメスの個体群サイズの変化

図2 メスのツキノワグマの年齢構成

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研究の意義

 本研究では、個体数だけをモニタリングした場合には見落としてしまう、子育て世代の減少が明らかとなりました。個体数が大きく変化せずとも、繁殖を担う高年齢のメスが減少すれば、その後の個体群の動向に影響する可能性があります。そのため、個体数に加え、個体群におけるメスの年齢構成が今後の増減を見通す手がかりとして個体群構造を継続的に把握することが重要です。
 越後三国ではメスグマの総数に変化はありませんが、高い捕獲圧が継続されると、個体群増加率が現在より低下する可能性が示唆されました。

 本成果は7月23日付けで学術誌 Global Ecology and Conservationに掲載されました。
 

 論文掲載サイト(下記URL及び二次元コード)
https://doi.org/10.1016/j.gecco.2026.e04345(別ウィンドウで外部サイトが開きます)

 

論文掲載サイト⇒QR_175527


※詳細は、別紙(共同プレスリリース資料)をご覧ください。

 

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お問い合わせ

所属課室:環境保全研究所

担当者名:浜田、黒江

電話番号:026-239-1031

ファックス番号:026-239-2929

所属課室:環境部環境政策課

担当者名:山本、塩沢

電話番号:026-235-7171

ファックス番号:026-235-7491

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