ほっとフォト信州 令和5年（2023年）9月

「信州 火山防災の日（9月27日）」の制定を記念したシンポジウムを、御嶽山のふもとの木曽町で開催しました。
シンポジウムには知事、火山専門家、地元住民の皆様など約120名が参加し、パネルディスカッションや御嶽山地域における火山防災の取組紹介などが行われました。
知事は「『信州 火山防災の日』制定を機に、御嶽山噴火災害の伝承と県全体の火山防災対策をこれまで以上に進めていきたい。市町村をはじめとした地元の方々、国、専門家の力を結集することが何より重要であり、引き続きご協力賜りたい。」と述べました。
また、シンポジウムと併せて一般社団法人日本記念日協会による「信州 火山防災の日」の記念日登録証授与式も開催されました。

県議会9月定例会が開会しました。
一般会計補正予算案や「長野県子どもを性被害から守るための条例の一部を改正する条例案」などを審議します。
会期は10月6日までの16日間で、一般質問や委員会審議などが行われます。

世界最大規模のワイン品評会であるIWC（インターナショナル・ワイン・チャレンジ）2023のSAKE部門において、最高賞であるチャンピオン・サケ獲得など優秀な成績を収めた６つの酒蔵が県庁を訪れ、受賞を知事に報告しました。
知事は受賞を祝福するとともに、「今回の受賞を契機に、酒蔵の皆さまにはさらに高みを目指していただきたい。県としても県産の日本酒振興に取り組んでいきたい」と述べました。

9月18日の敬老の日、今年５月に100歳を迎えられた安曇野市の丸山 みゑ子（まるやまみえこ）さんのご自宅を阿部知事が訪問し、お祝い状を贈呈しました。
詩吟に三味線、着物の着付けや民謡と多趣味だったという丸山さん。昔覚えた民謡は、今でも歌うことができるそうです。
県内で令和5年度に100歳を迎える方は、1,258人。県内の100歳以上の高齢者は9月15日時点で2,447人です。
皆さま、これからもお元気でお過ごしください。

女性の職業生活における活躍の推進に取り組む県内企業や自治体のリーダーで構成する「女性から選ばれる長野県を目指すリーダーの会」が発足し、第１回リーダーミーティングを開催しました。
阿部知事は挨拶で「各組織のリーダーと問題意識や方向性を共有し、率先して組織風土を改革することが重要」と述べました。
意見交換では、リーダーがグループに分かれ、女性が働きやすい職場の実現に向けた課題や取り組み事例などについて意見が交わされました。

台湾・台北市の高級有名百貨店｢微風廣場(びふうひろば)(Breeze Center)｣で、ぶどうの新品種｢クイーンルージュ®｣のデビューセレモニーを行いました。
｢クイーンルージュ®｣は県果樹試験場が開発した、皮までまるごと食べられる種なし赤ぶどうで、2021年に国内流通を開始した新品種です。
シャインマスカット以上に糖度があり、非常に甘く食感が良いと評されます。(糖度：シャインマスカット19～20％、クイーンルージュ® 20～21％)
当日は関副知事が出席し、微風廣場（Breeze Center）執行常務取締役 岡一郎氏、微風超市（Breeze Super）副社長 羅大為(ルォダーウェイ)氏、JA全農長野 果実専門委員長 小池宏明氏と一緒に登壇し、｢ナガノパープル｣(黒紫色)、｢シャインマスカット｣(緑色)を含めた長野県産の3色ぶどうの紹介やテープカットを行いました。
｢クイーンルージュ®｣は、今後、シンガポールや香港への輸出も促進する予定です。

ホクト文化ホール（県民文化会館）とウィーン楽友協会の姉妹提携事業のため来県したウィーン楽友協会推薦の指揮者、演奏家5名が知事を訪問し、懇談を行いました。
知事は、「これまで長きにわたり交流を積み重ねてこられたことに感謝申し上げる。今後も友好的な関係を持続していきたい」と述べ、指揮者のゲオルク・マルク氏は「ウィーン楽友協会としての交流事業は長野県が唯一。これまでも成功を収めており、今後も続けていきたい」と述べました。
ウィーン楽友協会の皆さんは、滞在期間中に県内の子どもたちとの交流会や音楽指導等を行うととも、9月18日に長野フィルハーモニー管弦楽団との演奏会に参加しました。

ドローンや空飛ぶクルマなど、次世代空モビリティの活用を推進する協議会を発足させ、設立総会を開催しました。協議会は、自治体や大学、民間企業などで構成されています。
設立総会で、阿部知事は「暮らしやすい地域づくり、様々な課題を解決する上で意義のあるプロジェクトで、長野県の発展に非常に重要」と述べました。

長野市出身で今年7月に総務省事務次官に就任された内藤尚志氏をお招きして、地方行財政に関する講演会を開催しました。
「活力ある多様な地域社会の実現に向けて」と題した講演では、その実現に向けた主な取り組みとして、「地域におけるDXの推進」、「地域で活躍する人材の充実・地域活性化」、「安全・安心なくらしの実現」を挙げ、国の取り組みや支援策の紹介がありました。
また、講演の最後には、参加した自治体職員ら約200名に対し、「長野県にはさまざまな地域資源や魅力があり、日本のモデルになるポテンシャルがある。積極的な取り組みをお願いしたい。」と語られました。

これから旬を迎える「ぶどう三姉妹®」（黒の「ナガノパープル」、赤の「クイーンルージュ®」、緑の「シャインマスカット」）をPRするため、阿部知事とJA全農長野運営委員会の神農会長が東京都中央卸売市場大田市場でトップセールスを開催しました。
阿部知事は、「多くの消費者の皆さまに長野県のぶどう三姉妹®の素晴らしさを伝えていただければ大変ありがたい」と語りました。

長野県の子どもたちにとって最適な学びのあり方を検討し、様々な主体における取組や県民全体の機運醸成に繋げることを目的とした「信州学び円卓会議」を初めて開催しました。
会議には、県内で先進的に取り組んでいる教育実践者、有識者、市町村関係者及び教育関係者等幅広い分野の委員が集まり、これからの子どもたちにとって学びの選択肢の充実や個別最適な学びを実現するために何が必要か意見交換しました。
今後は県民意見交換会を開催し幅広く意見を募り、検討を続けていく予定です。

「防災の日」に合わせて、県内で大きな被害が予想される「糸魚川-静岡構造線断層帯を震源とする地震」を想定した防災訓練を実施しました。県・警察・消防・自衛隊・気象台・医療関係者など約210名が参加し、災害時の対応能力の向上を図りました。
また、午後は行政・社会福祉協議会・NPOなどが連携した「被災者支援シミュレーション訓練」をワークショップ形式で実施しました。