ほっとフォト信州 令和5年（2023年）7月

長野県と中国河北省の友好提携40周年に当たり、知事を団長とする訪中団が7月31日から8月4日にかけて中国河北省、北京市、上海市を訪問しました。
河北省では王正譜（おうせいふ）省長、北京市では殷勇（いんゆう）市長などと懇談し、青少年交流のほか、同じ冬季オリンピック開催地として、冬季スポーツの発展やオリンピック施設の後利用、観光や文化などの交流を協力して進めることを確認しました。
加えて、上海市では日本政府観光局上海事務所や現地旅行会社などを訪問し、インバウンドの促進に協力を求めました。
併せて、懇談した各界の要人に対し、農産物の輸入解禁や信州まつもと空港へのチャーター便就航、日本人の中国短期滞在ビザの免除などに理解を求め、協力をお願いしました。

上田西高等学校硬式野球部の皆さんが県庁を訪れ、第105回全国高等学校野球選手権記念大会の出場を副知事に報告しました。
室賀主将は「支えてくださった方々への感謝の試合、恩返しの試合にできるよう、全力で頑張りたい。」と意気込みを述べ、副知事は「多くの長野県民が皆さんの活躍を祈念している。力を出し切れるように頑張ってほしい。」と激励しました。

2018年の平昌オリンピック女子500メートルにおいて日本女子スピードスケート史上初となる金メダルを獲得し、現在は社会医療法人財団 慈泉会 広報企画室 ブランドアンバサダーの小平奈緒さん（茅野市出身）に「信州ゆめ・きぼう大使」を委嘱し、阿部知事から委嘱状を手渡しました。
小平さんは「特別何かをするような、つくりもののイベントではなく、私の生き方、在り方として、これまでの活動のように県民の皆さんと触れ合う時間を多くとれるようにしたい。」と述べました。
委嘱式は御代田町で行われ、未来の冬季オリンピックメダリストを育成する「SWANプロジェクト」に参加する子どもたちも出席しました。
「信州ゆめ・きぼう大使」は、宇宙飛行士の油井亀美也さん（南佐久郡川上村出身）に続いて2人目です。

※長野県では、各分野における顕著な活躍により、県民に大きな夢と明るい希望を与えるとともに、今後も幅広い活動によって県民を勇気づけてくれることが期待される、長野県にゆかりの深い人物に「信州ゆめ・きぼう大使」を委嘱しています。

松本市出身で、現在、沖縄ハーバービューホテルの顧問を務める齊川慶一氏を「長野沖縄交流アドバイザー」に委嘱しました。
齊川アドバイザーには、長野県と沖縄県の交流連携をより一層促進するため、沖縄県内における観光や経済分野での交流の助言・調整役としてご支援いただきます。
知事は、「山と海という対極の強みを持った県同士が、交流を促進しながら相互発展できるよう、民間の視点から助言をいただきたい。」と期待を寄せました。

株式会社長野ダイハツモータース、鬼無里ブナの森を育てる会、長野市及び長野県は、奥裾花自然園の保全対策をより一層推進するため、「生物多様性保全パートナーシップ協定」を締結しました。
知事は「この協定を契機に、奥裾花自然園のみならず、長野県の自然環境を守る活動がより一層広がっていくことを期待している。」と述べました。

野村不動産グループが展開する都市型商業施設「GEMS（ジェムズ）」で信州の食材を使用した「食べて地方創生！GEMS×長野フェア」を開催するにあたり、野村不動産コマース株式会社が知事を訪問しました。
知事は「このフェアをきっかけに各飲食店が恒常的に長野県産食材を使ってもらえれば。」と述べました。

※「食べて地方創生！GEMS×長野フェア」
都市型商業施設「GEMS」15施設83店舗で、長野県の食材を活用したメニューを販売するグルメフェア。7月28日から8月24日まで開催。

長野県におけるDXの実現に向けて、長野県と株式会社NTTドコモ及びNTTコミュニケーションズ株式会社の三者は「長野県DX戦略推進パートナー連携協定」を締結しました。
今後、NTTドコモから県へ社員の派遣が行われるとともに、豊かな暮らしの実現に向け、お互いの強みと資源を活かしたDX推進に取り組んでいきます。

令和4年7月30日から1年間、長野県の国際交流員としてご活躍されたオガワ サトエ国際交流員が任期満了に伴い退任することとなり、知事より感謝状が交付されました。
オガワ サトエ国際交流員は絵本読み聞かせなどのイベントを企画したほか、海外料理や文化をSNSで発信するなど地域の国際化に大きな貢献をされており、交付式では「読書の読み聞かせなど新しい経験があり勉強になった」と話されました。

在京タイ王国大使館プラーンティップ・ガーンジャナハッタキット公使が県庁を訪れ、関副知事と懇談しました。
意見交換の中で、公使は「タイでは食（Food）・映画（Film）・ファッション（Fashion）・祭り（Festival）・格闘技（Fight）の『5つのF』に力を入れている。観光や産業分野での交流をきっかけに、長野県の皆さんとの相互理解を深めていきたい。」と話されました。

日本とオーストラリアの観光分野での協力を進めるため、両国政府の観光関係者等による「日豪観光交流促進協議」が飯山市で開催されました。
これにあわせインバウンド誘客を図るために、マウンテンバイクや蒔絵、山伏などの体験ツアーを提供したほか、関副知事出席の歓迎レセプションでは、地域の食材や伝統芸能などを披露しました。

知事と県民の皆さんが意見交換を行う県政タウンミーティング。
今回のテーマは、「不登校児童生徒等の多様な学びの場づくり」。
不登校当事者や支援者、教員等のそれぞれの立場から、一人ひとりの特性や状況に応じた学びや教育の在り方等について活発な意見交換が行われました。

知事と県民の皆さんが県政への意見や提案を気軽に語り合う「県政ティーミーティング」。
今回は、一般社団法人医ケアの輪の皆さんと医療的ケアを行う家庭でも旅行が気軽にできるような支援の在り方や、医療的ケアを行う中で必要としている支援や課題について懇談しました。
医ケアの輪は、県内10家族の医ケア児※(医ケア者)家族で構成された親の会で、保護者間の情報交換などを行っており、医療的ケアの1つである喀痰(かくたん)吸引についての勉強会を長野県立こども病院協力の下で行うなど活動の幅を広げています。

※医ケア児:「医療的ケア児」の略。一般的に、人工呼吸器による呼吸管理や、経管栄養、たんの吸引、導尿などの医療的ケアを日常的に必要とする子どもたちのこと。