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更新日:2020年1月6日
本館棟及び別館棟は、旧耐震基準(S56年6月以前の建設)の施設であるため耐震診断を行ったところ、両棟とも耐震性能基準を満たしていないことから、災害対策の指揮、情報伝達等のための拠点となる施設(災害拠点施設)の機能を維持できるよう耐震化を図りました。
工事名 | 飯田合同庁舎耐震改修工事 |
工事ヶ所 |
飯田市追手町二丁目 |
工期 | 平成24年10月~平成26年3月 |
工事概要 |
本館棟(鉄筋コンクリート造 6階 地下1階 7,394平方メートル)、別館棟(鉄筋コンクリート造3F 1,557平方メートル)の耐震改修工事 【補強概要】 ・本館棟 : 鉄骨ブレースの設置 86箇所、鉄筋コンクリート造耐力壁の設置 60箇所 ・別館棟 : 鉄筋コンクリート造耐力壁の設置 12箇所 【その他の改修工事】 ・ 給水設備の耐震化 ・災害時対応の排水貯留槽設置 ・昇降機の更新 等 |
その他 |
次世代の建築技術を担う地元の建築学科高校生を対象に、現場見学会を開催しました。 開催日:平成25年8月30日 鉄骨ブレースや鉄筋コンクリート造耐力壁の施工中の現場を見学していただきました。 |
飯田合同庁舎はY字型の平面形状をしており、外周部にバランスよく鉄骨ブレースの設置し、耐震壁の増し打ち、内部には耐震壁の増設を行い、耐震性能を向上させました。
建物の中心に設備配管や重要な配線が集中していることから、解体作業やあと施工アンカーの工事では配線を傷めないよう調査を行い、細心の注意が払われました。
外部は建物の3方向に鉄骨ブレースと既存の壁に増し打ちした耐震壁を設置して補強しました。
鉄骨ブレースはメンテナンス性を考え、亜鉛メッキ仕上げとしました。
耐震壁は、既存の壁に増し打ちをしたり、壊して新たに強固な壁に作り替えたりしました。
既存のエレベーターを撤去し、地震時に対応したエレベーターを新たに設置しました。
地震が起きた際や停電時には、自動で最寄り階に停まり安全を確保します。
他にも、災害で電気や水道等が使えなくなった場合に合同庁舎での災害状況の把握や災害対策の指揮が滞りなくとれるように、自家発電機や給水設備を新しいものに更新しました。
次世代の建築技術を担う、地元の飯田OIDE長姫高校建築学科の皆さんに、施工現場を見学していただきました。
見学会では、工事の流れや施工方法を資料で説明したあとに、実際の鉄骨ブレースの施工か所や設備改修を行ったところを見ていただきました。
ただ工事を施工するだけではなく、近所への配慮をしながら工事を行っているのがすごいと思った、工事現場に立ち入ることができ、めったにできない経験をすることができたといった感想が寄せられました。
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