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更新日:2020年3月29日

メールマガジン教育ながの/vol.485

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇       ★☆ 教育ながの  Vol.485 ☆★        長野県教育委員会メールマガジン         -平成15年(2003年)5月号- ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 2003/04/21発行◆◇   ┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓ ■□┃H┃E┃A┃D┃-┃L┃I┃N┃E┃ ■□■□■□■□■□   ┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┛  ●ひろば「変革期における思考法」(瀬良教育長)  ●特集「平成15年度の主な教育施策について」 ●学校HP自慢  ●おしらせ ●あとがき    ┏━━━━━━┓ ★ ★┃ ひ ろ ば ┃ ★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★    ┗━━━━━━┛ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  ★☆★  変革期における思考法  ★☆★      長野県教育委員会教育長 瀬良和征 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  現代社会には教育に対する不満が充ち満ちています。それは現在の日本社会の矛盾が教育に凝縮されているからだと思います。現在の日本の社会では、法体系や社会システムあるいは人々の価値観が私たちを取り巻く状況に対応できなくなっています。例えば地球環境との共生や世界のグローバル化のなかで、日本人としてのアイデンティティが不明確であり、何よりも将来の日本のあるべき姿を政府も国民も描ききれない不安と苛立ちは世に充ち満ちています。この様な状況は、数百年に一度の根本的な変革期に日本があることを強く感じさせます。 ところで、論理学的には思考法は、演繹法と帰納法があります。現代用語の基礎知識によると演繹法は「一般的な原理をあらかじめ前提にしておいて、そこから個別的な場合を推論する。」であり、帰納法は「多くの具体的な事実のデータから、一般的な原理を導き出す。」となっておます。すなわち演繹法は合理主義であり、帰納法は経験主義です。以上から分かるように、変革期における思考法は主に帰納法的であらねばならないのです。 教育においても、法体系や現在のシステムあるいは過去の事例を基に考え、児童・生徒をその枠のなかに押し込めるのではなく、多様で変化する目の前の児童・生徒あるいは保護者そして社会の状態と欲求を直視し、そこから貪欲に学び 試行錯誤しながら実践することが求められています。  しかしながら合理主義的な思考においてはほとんどの人が同じ結論に達しますが、経験主義的な思考においては、そもそも人々の経験がそれぞれ異なるため、なかなか一致することが出来ず、混迷が広がりやすくどうしても演繹法的に思考する方が説得力があるように思いがちです。そもそも、現代社会と教育の混迷はそこに根ざしています。私たちは、昔のよき時代に帰ることは出来ません。どんなに困難でも、一人一人が現場主義に立ち、自分の足で立ち、自分の考えで物事を決断し実行していかなければなりません。 私自身、前向きの建設的な失敗を恐れず、勇気と自分を信じて教育の改革に取り組みたいと思っています。 ★ ★ 特  集  ★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  ★☆★   平成15年度の主な教育施策について  ★☆★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 県教育委員会の平成15年度教育行政施策については、「平成15年度教育行政の概要」にまとめ、市町村教育委員会及び各学校へ冊子を配布しています。お手元に届きましたでしょうか。県教委のホームページにも掲載していますので、是非、ご覧いただきたいと思います。  ■平成15年度「教育行政の概要」 http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/jouhou/gaiyou/index.htm ※平成15年度主要事業から3事業をピックアップして紹介します。 --------------------------------------------------◇◆◇◆◇--- ●○ 「信州こまやか教育プラン」について --------------------------------------------------------------- 「小学校低学年30人規模学級編制事業」及び「小学校低学年学習習慣形成支援事業」を新たに2年生と3年生まで拡大し、基礎学力の定着を目的として、学級の規模を小さくしきめ細かな指導を行います。 また、「小・中学校少人数学習集団編成事業」についても、対象教科を拡大し基礎学力の定着と個性の伸長を積極的に推進します。  ■信州こまやか教育プランの概要 http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/jouhou/gaiyou/syuyou01.pdf ■お問い合わせ  義務教育課助成係   電話 026-235-7424(直通) --------------------------------------------------◇◆◇◆◇--- ●○ 「高等学校改革プラン検討事業」について ---------------------------------------------------------------  社会情勢が刻々と変化するなか、生徒の多様化や生徒数の減少などの課題に対応した学校づくりが求められています。 このため、県立高校の望ましい規模・適正配置や特色ある学校づくりなどについて検討する「高等学校改革プラン検討事業」を平成15年度からスタートします。 今年度は、県教育委員会においてマスタープランを作成するとともに、「高等学校改革プラン検討委員会(仮称)」を設置します。 ■ 高等学校改革プラン検討事業の概要  http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/jouhou/gaiyou/syuyou04.pdf ■ お問い合わせ高校教育課管理係   電話 026-235-7430(直通) --------------------------------------------------◇◆◇◆◇--- ●○ 「おはなしドキドキぱーく事業」について ---------------------------------------------------------------  子どもたちの夢を育むため絵本の読み聞かせや紙芝居等を行うアトラクション自動車(おはなしぱけっと)を、NPO法人等と協働して運行する「おはなしドキドキぱーく」と「おでかけ絵本図書館」を計画しています。 「おはなしドキドキぱーく」では、絵本の読み聞かせや紙芝居のほか、伝承遊び、大道芸などのアトラクションを行います。 また、「おでかけ絵本図書館」では、”おはなしぱけっと”が保育園や幼稚園などに出向き、県立図書館の司書等が、絵本の読み聞かせなどを行います。 ■おはなしドキドキパーク事業の概要 http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/jouhou/gaiyou/syuyou14.pdf ■お問い合わせ  文化財・生涯学習課生涯学習振興係   電話 026-235-7438(直通) ★ ★ 学校HP自慢 ★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   ★☆★   五稜郭の中にあります  ★☆★                     臼田町立田口小学校 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  先月の「教育ながの」4月号(vol.484)で、学校ホームページ自慢を募集したのを覚えていらっしゃいますか?(もちろん、現在も募集中です!)今月号からは、応募があった学校のホームページを随時紹介していきます。 第1号は、臼田町立田口小学校です。田口小学校は、今年創立130周年を迎える歴史ある学校で、全国に2つしかない五稜郭の中にある学校です。 ホームページは、月暦を2ヶ月先まで載せるなどの工夫がされ、利用しやすいページとなっています。 また、「Album」のコーナーでは、五稜郭の四季が写真で紹介されています。お花見に行く時間のない方には特におすすめです。 ■臼田町立田口小学校ホームページ  http://www.hpmix.com/home/tagutisyou/ ■「学校ホームページ自慢」はこちらへ   教育振興課 e-mai 下記のお問い合わせフォームからお問い合わせください。 ★ ★ お知らせ  ★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★ --------------------------------------------------◇◆◇◆◇--- ●○県立歴史館テーマ展  「おらが善光寺さん-秘仏の寺ものがたり-」 ---------------------------------------------------------------  七年に一度の善光寺ご開帳にあわせて、善光寺に関連した仏像、絵馬などを展示します。 また、関連行事として講演会・落語も行われます。 ■ 開催期間  5月16日(金)~6月22日(日)(毎週月曜日は休館) ■ 主な展示資料   阿弥陀三尊像、善光寺参詣絵馬、善光寺縁起(三幅)  善光寺土産の刷り物、明治時代の長野市の写真 ■ 関連行事   講演・落語  日 時   6月1日(日)午後1:30~3:30  内 容   長野郷土史研究会会長 小林計一郎氏講演         落語家 快楽亭狂志による落語(お血脈)     ■ お問い合わせ   県立歴史館文献史料課(〒387-0007 更埴市屋代260-6)  電話 026-274-2000 FAX 026-274-3996   mail@npmh.net ■ ホームページ http://www.npmh.net/ ----------------------------------------------------------------  ■「飯田高等学校生徒刺殺事件検証委員会提言」が提出されました  http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/sigoto/gyousei/iida/index.htm ---------------------------------------------------------------- ■ 平成16年度県立高等学校入学者選抜の日程が決まりました  http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/jouhou/teirei/797/797_006.pdf ---------------------------------------------------------------- ■ 平成16年度教員採用選考の募集要項を掲載しました  http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/jouhou/gakkou/saiyou.htm ----------------------------------------------------------------  ■ 第797回長野県教育委員会定例会を開催しました  http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/jouhou/teirei/797/797.htm ---------------------------------------------------------------- ■ 平成14年度教育調査報告書(社会教育調査(速報値)・地方教育  費調査(速報値)・学校納入金等調査の結果)をホームページに  掲載しました  http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/toukei/houkokusyo/moku14.htm ---------------------------------------------------------------- ■ ホームページの教職員向け情報に「福利厚生情報」を掲載しました  http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/jouhou/fukuri/fukuri.htm --------------------------------------------------------------- ■ 「重症急性呼吸器症候群」(SARS)関連情報はこちらから  http://www.pref.nagano.lg.jp/eisei/hokenyob/sars.htm ----------------------------------------------------------★☆--- ◆ご存知でしたか?-その1  「外国籍等児童生徒の指導手引き-みんなともだち2-」 ---------------------------------------------------------------- 県教育委員会では、平成15年3月に「外国籍等児童生徒の指導手引き-みんなともだち2-」を作成し、県内の小中学校で学ぶ外国籍等の子ども達の指導に役立てていただくため、県内の市町村教育委員会と全小中学校へ配布しました。この手引きに掲載されている家庭通知文例と就学通知文例は、県教委のホームページからダウンロードできますので、手引きと併せてご利用ください。  また、県国際課では日本語と外国語(ポルトガル語、中国語、タイ語、タガログ語)を話せる「外国籍県民くらしのサポーター」を7つの地方事務所と(財)長野県国際交流推進協会に配置して、外国籍県民の皆さんのための生活相談等を行っています。こういった相談窓口を利用してみてはいかがでしょうか。 ★「外国籍等児童生徒指導の手引き」家庭通知文例等ダウンロード  http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/jouhou/minatomo/minatomo.htm ■ お問い合わせ   教学指導課義務教育指導係  電話 026-235-7434  ★外国籍県民くらしのサポーター  http://www.pref.nagano.lg.jp/soumu/kokusai/soudan/kurasi.htm ■ お問い合わせ   県総務部国際課  電話 026-235-7173  ----------------------------------------------------------★☆--- ◆ご存知でしたか?-その2 たった1年で手のつけられないほど荒れた学校が蘇る「テトラS」 ---------------------------------------------------------------- 今年度の県教育委員会主催の会議で教育次長から紹介している茨城大学講師の笠井喜世先生の考案した「テトラS」をご存知ですか。「テトラS(学校課題支援法)」は、生徒の”荒れ”を沈静化し、生徒と教師の信頼関係を取り戻し、活気ある学校の蘇生に成功している教育現場から生まれた実践システムです。 詳しくは、ホームページや笠井喜世先生の著書をご覧いただきたいと思いますが、笠井喜世先生は、民間企業から「教育困難校」の講師に身を投じた方で、著書の中には、生徒との信頼関係を築くまでの苦労談やテトラSの誕生から実際の手法についてまで詳しく書かれています。 言うまでもありせんが、単に知識や手法、実践例だけを取り入れても効果がでません。「テトラS」の「生徒の心に寄り添う」精神も併せて学びましょう。 ★「テトラS」のホームページ http://www.qcs.co.jp/tetras/ ★『学校蘇生法(驚異の再生システム「テトラS」)』  (笠井喜世/著 黙出版 1500円) ■ お問い合わせ   教育振興課教育改革推進係  電話 026-235-7423  ★☆★あとがき★☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  メールマガジン「教育ながの」5月号をお届けします。今月号は、平成15年度の主要施策を中心に掲載しました。ちょと、堅い内容になってしまいましたが、県教委の方針をお知らせするということもメルマガの大事な使命ですので、お許しいただきたいと思います。  さて、新年度のスタートはいかがでしたか。新しい職場で桜の花を見ていらっしゃる方も多いと思います。南北に長い長野県、北信濃で満開を向かえる頃、南信では若葉萌える頃となっているのでしょうね。メルマガ発行日に長野市では桜が満開でした。それだけで、「今年は良いことがありそう~。」と思ってしまうのは単純でしょうか。 皆様からのご意見・ご要望などは編集スタッフへのプレゼント!心よりお待ちしています。(ゆ) ▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽ ■ ご意見、ご要望は次のアドレスへお願いします。     下記のお問い合わせフォームからお問い合わせください。 ■ 編集/発行  長野県教育委員会事務局 教育振興課  TEL:026-235-7423 Fax:026-235-7487  長野県教育委員会ホームページ  http://www.pref.nagano.lg.jp/kenkyoi/ 長野県ホームページ http://www.pref.nagano.lg.jp/index.htm ▲△▲△▲△▲△▲△▲△ 教育ながの vol.485  ▲△▲△▲△▲

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電話番号:026-235-7421

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