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更新日:2016年6月21日

第1001回長野県教育委員会定例会会議録 

1 日 時

 平成27年(2015年)12月17日(木曜日) 午前10時30分から午前11時45分まで

2 場 所

 県教育委員会室

3 議 題 

 ○議 題 

  議第1号 職員の処分について

  議第2号 教育委員会関係長野県個人情報保護条例施行規則の一部を改正する規則案について

  議第3号 教育委員会関係長野県行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例施行規則の一部を改正する規則案について

  議第4号 平成29年度長野県立中学校入学者選抜の実施日程について

  議第5号 平成29年度長野県立高等学校入学者選抜の実施日程について

 

 ○教育長報告事項

 (1) 平成27年11月県議会定例会の結果について

 (2) 平成28年度長野県立中学校入学者選抜について

 (3) 「県立武道館基本構想検討会議報告書」について

 (4) 第72回国民体育大会冬季大会のテーマ、スローガン及びシンボルマークについて

 (5) 平成27年度「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の結果(速報)について

 

4 出席者 

 ○教育長        伊 藤 学 司

 ○委  員

  教育長職務代理者  櫻 井 久 江

  委  員         耳 塚 寛 明

  委  員         平 林 尚 武

  委  員         矢 島 宏 美

  委  員         荻 原 健 司

 

  ○その他

  小林教育次長、北澤教育政策課長、兒玉義務教育課長、今井高校教育課長、中坪特別支援教育課長、

  北澤教学指導課長、原心の支援課長、高橋文化財・生涯学習課長、宮下保健厚生課長、小野沢スポーツ課長

 

会議録 

 伊藤教育長

 ただいまから、第1001回教育委員会定例会を開会します。

 本日の審議事項中、議第1号「職員の処分について」は、特定の個人に関する情報が含まれている案件です。

 つきましては、議第1号を非公開とすることが適当と思われますが、御異議ございませんか。

 

全委員

 異議なし。

 

伊藤教育長

 御異議ございませんので、議第1号は非公開とすることに決定しました。

 なお、議第1号につきましては、本日の最後に審議することにいたします。

 それでは、議事に入ります。

 始めに、議第2号「教育委員会関係長野県個人情報保護条例施行規則の一部を改正する規則案について」、北澤教育政策課長から説明をお願いします。

 

北澤教育政策課長

 (資料説明)

 

伊藤教育長

 ただいまの説明につきまして、御質問、御意見がありましたら、発言をお願いします。

 よろしいでしょうか。手続き上の関係の規則の整備ですので、議第2号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員

 異議なし。

 

伊藤教育長

 御異議ございませんので、議第2号を原案どおり決定いたします。

 次に、議第3号「教育委員会関係長野県行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例施行規則の一部を改正する規則案について」、北澤教育政策課長から説明をお願いします。

 

北澤教育政策課長

 (資料説明)

 

伊藤教育長

 ただいまの説明につきまして、御質問、御意見がありましたら、発言をお願いします。

 こちらも技術的な改正でございますので、御異議ございませんようでしたら議第3号を原案どおり決定したいと思いますが、よろしいでしょうか。

 

全委員

 異議なし。

 

伊藤教育長

 御異議ございませんので、議第3号を原案どおり決定いたします。

 次に、議第4号「平成29年度長野県立中学校入学者選抜の実施日程について」、今井高校教育課長から説明をお願いします。

 

今井高校教育課長

 (資料説明)

 

伊藤教育長

 ただいまの説明につきまして、御質問、御意見がありましたら、御発言をお願いします。

 この日程については、先ほど課長から説明がありましたけれども、いわゆる首都圏で行っている入試日程より大分早いという状況の中で、この時期が適当なのかということについて、小学校長会等からも意見を聞きながら、また、長野県の他の私立中学校等の受験日程、国立附属の受検日程等も勘案しながら検討してきたところでございますが、先ほどの状況もありますので、来年度についても、引き続き基本的にはこれまでと同様の日程で行っていきたいと思ってございます。

 御質問、御異議ございませんようでしたら議第4号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員

 異議なし。

 

伊藤教育長

 御異議ございませんので、議第4号を原案どおり決定します。

 なお、1点報告がございます。今年度の中学校の入試選抜ですが、先日合格者の発表が終わったところでございまして、混乱なく順調に事務が進んでいるところでございますので、御報告申し上げます。

 次に、議第5号「平成29年度長野県立高等学校入学者選抜の実施日程について」、今井高校教育課長から説明をお願いします。

 

今井高校教育課長

 (資料説明)

 

伊藤教育長

 ただいまの説明につきまして、御質問、御意見がありましたら、発言をお願いします。

 実は1点だけ検討した部分がございまして、入学予定者の発表が28年度より29年度が1日早く、17日でございます。18日からちょうど3連休に入ってしまいまして、これを遅くすると3連休を挟んだ後で、非常に不安定な状態になってしまうということと、その後のいわゆる再募集等のスケジュールも厳しくなるということもございまして、様々な検討もいたしましたが、原案としてはこの17日という形にさせていただいたところでございます。

 それでは、議第5号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員

 異議なし。

 

伊藤教育長

 御異議ございませんので、議第5号を原案どおり決定します。

 それでは次に、教育長報告事項に入ります。

 始めに、教育長報告事項(1)「平成27年11月県議会定例会の結果について」、北澤教育政策課長から説明をお願いします。

 

北澤教育政策課長

 (資料説明)

 

伊藤教育長

 ただいまの説明につきまして、御質問、御意見がありましたら、発言をお願いします。

 今議会も、大変たくさんの質問が出たところで、項目も多岐にわたっていますので、これはどういう質問でどう答えたのかと御関心がありましたら、ここで御質問いただいても結構ですし、後日詳細に説明させていただきたいと思います。

 よろしいでしょうか。何かありましたら、御質問いただければと思います。

 以上で、教育長報告事項(1)を終了します。

 次に、教育長報告事項(2)「平成28年度長野県立中学校入学者選抜について」、今井高校教育課長から説明をお願いします。

 

今井高校教育課長

 (資料説明)

 

伊藤教育長

 ただいまの説明につきまして、御質問、御意見がありましたら、発言をお願いします。

 耳塚委員お願いします。

 

耳塚委員

 諏訪清陵の受験倍率が3.19倍と相当下がったということについて、原因はまだ分析できていないということはわかりますけれども、結果として合格者の適性検査結果の分布から見て、何がしかの改善が必要だと思われるかどうかという点だけお願いします。

 

今井高校教育課長

 まだそこまでしっかり適性検査の結果について分析できていない状況ですが、当然その点でも昨年度との比較を含めて検証していきたいと考えてございます。

 

耳塚委員

 大学の入試でも大体3倍というのが目安で、経験則から、そこを下回ってくると相当年によってばらつきが出て、良い学生が取れなくなったりする。ですので、引き続き分析を進めていただければと思います。

 

伊藤教育長

 他にございますでしょうか。

 この件については引き続き分析をして、課題があれば次年度以降検討していきたいと思ってございます。私の感覚的に言うと、いわゆるたくさんの学校を受験する首都圏における3倍と、もうここ1校しか受けない、全員が第一志望である状況の中の3倍ですと、実はまだまだ厳しいというか、大変難関であるという状況は変わりないという感じはしております。が、この合格者の分布がどのくらい広がってくるかということは、入学後の指導方法にも跳ね返ってくる部分だと思いますので、その部分も含め、学校ともよく相談して分析していきたいと思います。

 それでは以上で、教育長報告事項(2)を終了します。

 次に、教育長報告事項(3)「『県立武道館基本構想検討会議報告書』について」、小野沢スポーツ課長から説明をお願いします。

 

小野沢スポーツ課長

 (資料説明)

 

伊藤教育長

 ただいまの説明につきまして、御質問、御意見がありましたら、発言をお願いします。

 矢島委員お願いします。

 

矢島委員

 今更ながらの質問で申し訳ないのですけれども、留意事項のところで、「少なくとも北信越レベルの大会が開催できる施設となるよう、配慮すること」となっているのですけれども、県としてはどこを目指しているのか。例えば、全国大会が開催できる規模を目指しているのか、それによってもだいぶ違ってくるし、予算によっても違うのかなと思うのですけれども、目標というか、こうなったら良いなというのはどういうところなのか教えていただきたいです。

 

小野沢スポーツ課長

 やはり施設とすれば、全国レベルの大会が開ける施設を目指したいというところはありますけれども、県内、オリンピック施設も含めていろいろな施設がある中で、何年かに1度来るような大きな全国大会はそういったところでも使えるだろうと考えております。しかしながら、やはり毎年行われるような大会、これは全国大会でもあるわけですけれども、そういったものは、できる限り県内の武道施設でやりたいという思いはございます。ですので、普段使いを想定しつつ、さりとて全国大会も毎年行われるような大会については誘致できるような規模も視野に入れながら考えていく必要があると思っております。

 

伊藤教育長 

 よろしいでしょうか。

 他に御意見、御質問がありましたらお願いいたします。

 これから検討に入っていきたいと考えておりますので、お気づきの点があればぜひ御意見、御質問いただければと思います。

 矢島委員お願いします。

 

矢島委員

 1つ気になる点というか、御説明いただきたいのですが、11ページで、会議の中の主な意見なのですけれども、師範室が必要という背景は、どのような感じで師範室が必要だということが出たのでしょうか。

 

小野沢スポーツ課長

 武道施設で重要なのは、まさしく日本古来の武道の考え方の中で、神座であったり神棚であったり、あるいは師範を敬う視点が非常に大きくございます。そうした中で、師範室というものは、どこの武道館を拝見させていただいても準備をされておりまして、師範がそこで練習、稽古を見ながら指導できるという形をとっているということでございまして、そういったものはきちんと武道館に備えていくべきだという御意見でした。

 

伊藤教育長

 他にございますでしょうか。

 それでは先ほども申しましたように、これにつきましては、事務局、また関係部局と調整の上、教育委員会としての案を事務局でつくらせていただいた上で、教育委員会議でお諮りし、また御意見をいただければと思ってございます。

 では以上で、教育長報告事項(3)を終了します。

 次に、教育長報告事項(4)「第72回国民体育大会冬季大会のテーマ、スローガン及びシンボルマークについて」、小野沢スポーツ課長から説明をお願いします。

 

小野沢スポーツ課長

 (資料説明)

 

伊藤教育長

 ただいまの説明のように、シンボルマークについては、今まで以上に注意を払ったところでございます。

 この件に関しまして、御質問、御意見がありましたら、発言をお願いします。

 

荻原委員

 冬季スポーツに関係する者として、一言御礼を申し上げたいと思います。

 まずは、この第72回冬季国体の招致をしていただき、また、実現に向けて皆さんに御尽力いただいていることを、御礼申し上げたいと思います。長野県スキー連盟、長野県スケート連盟、競技団体ともよく連携していただいて、ぜひこの国体の大成功に向けて御尽力いただきたいと思います。競技施設の改修などにもあたっていただきありがとうございます。加えて、28年度の当初予算の要求概要にもありましたけれども、長野県版のアスナビ、企業と選手のマッチング事業、これは新規で新しくやっていただくということで、やはり選手がいなければ、また選手に国体で良い成績を上げていただくことも重要なことだと思いますので、そういうことも含めまして、国体の成功に向けてよろしくお願いいたします。

 

 伊藤教育長

 ありがとうございます。ただ今ありましたように、大会のテーマ、スローガン、シンボルマーク等はこれで決定しているところでございますが、一番大事なのはそこで活躍する選手でございますので、選手育成費について、今年度、来年度の2年間で、スキー、スケート、アイスホッケーについて重点的に支援するということで、今年度予算はすでに動いてございますが、来年度予算も今要求している段階でございます。しっかりそこの部分を確保して、裏面にございますが、具体的にはこの72回の冬季大会において、70回大会でスキーはナンバーワンになったわけでございますけれども、この72回は、スキー、スケートを含めてトップを取る、それを目指して準備をしっかり進めていきたいと思います。

 他に御意見、御質問ありますでしょうか。

 またぜひ皆さんもそれぞれのところで、あと1年ちょっと、時間はわずかしかありませんが、様々な形で御協力いただければと思います。

 以上で、教育長報告事項(4)を終了します。

 次に、教育長報告事項(5)「平成27年度『全国体力・運動能力、運動習慣等調査』の結果(速報)について」、小野沢スポーツ課長から説明をお願いします。

 

小野沢スポーツ課長

 (資料説明)

 

伊藤教育長

 ただいまの説明につきまして、御質問、御意見がありましたら、発言をお願いします。

 櫻井委員お願いします。

 

櫻井教育長職務代理者

 今回このような結果が出たことは嬉しく思います。特に中学の女子につきましては、ずっと課題と言われ続けてきたわけでありますが、このように上がったことを本当に嬉しく思います。取組の成果だと思いますが、これが今回だけにならないように、今後の取組にお願いしたいと思います。そうは言いましても、こういう結果が出たことを何よりうれしく思います。

 

伊藤教育長

 ありがとうございます。

 他に御質問、御意見ありますでしょうか。

 耳塚委員お願いします。

 

耳塚委員

 櫻井委員の感想と同じなのですが、1点、すでに御承知とは思いますが、全国紙を見ると、ダンスDVDの配布が女子の体力の向上に非常に効果的だとあるのですが、それについても分析の中でお調べいただければと思います。

 

伊藤教育長

 他にございますでしょうか。

 矢島委員お願いします。

 

矢島委員

 私も2人の感想と同じで、とても素晴らしいと思います。これは、現場の先生方も周りの大人も危機感を感じて、工夫された結果だと思います。健康長寿県に長野県がなったのと同じように、少しずつの意識と取組で、時間はかかるかもしれませんが、長期的に見てもっと良くなれば良いなというのが1点。

 それから小学校、中学校でこのような体力、運動能力にするためには、小さいころからの取組が必要だと思いますので、小学校から始めるのではなくて、幼稚園、保育園と連携しながら、子どもの発達段階に応じた運動能力と体力の取組も必要かと思いますので、ぜひ連携した取組を考えていただければありがたいです。

 

伊藤教育長

 ありがとうございます。

 他にありますでしょうか。平林委員いかがでしょうか。

 

平林委員

 大変良い数字になったことに感謝したいと思います。

 1つは、前々から少し疑問に思ったことで、おわかりになれば何らかの機会に教えていただければと思いますが、中学生くらいになると大体が定着してくると思いますが、これは私の個人的な経験で、私的なことで申し訳ないですが、自分の小学校の時の同級生が中学に進学するときには、ほとんど入れ替わって極端に言うとゼロでした。県内で移動している転勤族ならこういう統計は意味はあると思うし貴重だと思うのですが、全国的な、あるいは外国も含めた規模で移動、転勤されているということで、どのくらい入れ替わっているのかなと。その数値によっては、都道府県であまり細かい数字でやっても意味があるのかなと。長野県は地域性がありますので、私は都市部に住んでおりましたので、特にそういう感じを持ったかもしれませんが、何かおわかりになることがあれば、何らかの機会に教えていただければと思います。この数値は非常に立派だと思います。

 

伊藤教育長

 ありがとうございました。

 耳塚委員、何かデータはないですよね。人口移動率は、我が国の場合は、実はあまり高くない。恐らくこういう統計上で言うと、マクロの分析だと統計に影響を与えることはないと。地域によっては、確かにかなり入れ替わることもあるかもしれないですが、大変新鮮な御指摘だと思いますので、少し我々も意識したいと思います。

 この調査について、荻原委員いかがですか。着実に上がっているということでございますが。

 

荻原委員

 好結果に喜んでおります。

 

伊藤教育長

 ありがとうございます。先ほどスポーツ課長も申しましたように、詳細な分析はこれからまたしっかりしていきたいと思いますが、今手元で見る中で、やはり中学校の体育がかなり変わってきたなと。体育の授業の目標をしっかり示していくとか、振り返りをやっているかという調査結果に関して、これは生徒質問紙調査なのですが、昨年度と今年度で、かなり飛躍的に変わっているものがあったり、県でずっとこのところ力を入れてきました長野県版運動プログラムを活用しているかということについても、大幅に活用している学校が増えてきているところもございまして、そういう意味では、詳細な分析はこれからですが、ここ数年厳しいことも私ども現場にお願いをしてまいりましたけれども、学校現場もそれに応えて御努力いただいたということが、1つこの結果につながっているのではないかと。1年間だけであまりこの結果に踏み込んではいけないのかもしれませんけれども、着実に良い方向に向いているのかなと思っているところでございます。

 それでは以上で、教育長報告事項(5)を終了いたします。

 その他として何かございますか。

 荻原委員お願いします。

 

荻原委員

 お時間いただきありがとうございます。体力はないよりあった方が当然良い。それを踏まえて意見を言いたいのですが、結論から申し上げますと、今の小学校、中高を含めて、子どもたち、生徒さんたちのスキー学習、スキー教室はどういう状況になっているかをぜひ分析していただき、もし減少傾向であるならば、やはりかつてのような、冬になりますとスキー学習が盛んな状況に再び戻せないかということが、これからの発言の主旨です。もちろん教育行政とすれば、それを通じて体力の向上であるとか、あるいは競技力の向上ということになるかと思いますが、この長野県という地域全体のことを考えた中では、他県と比べて非常にスキースポーツ、ウィンタースポーツを生業とするというか、観光産業の1つの大きな資源であると考えております。そういった観点からも考えると、今の子どもたちのスキー学習、スキー体験が減少し、またそれに伴ってスキーに関心がない若者が増えていくということは、長野県の将来を考えたときに非常に大きな問題、危機ではないかと考えております。知事が中国に行って北京を応援していく中で、これから中国国内のウィンタースポーツの関心が非常に大きな高まりを見せると思いますし、富裕層が中国国内のスキー場では飽き足らず、では日本のスキー場で過ごしてみようかという人も必ず増えていく。そういうときに、スキー場のある地域の若い人がそこで就職して、そういった海外旅行者を受け入れて、良いサービスを提供できる、そういう産業的な側面も含めて考えていくと、今はっきりとした現状を申し上げられませんけれども、スキー授業が減少している話を聞くと、やはり大変問題ではないかと考えております。ぜひこれからの長野県全体の産業発展なども含めて考えていくと、これから大きなチャンスが到来する時代に入っていくと。ウィンターリゾートのある地域の活性化、地方創生という観点からも、子どもたちのスキー授業、スキー学習を確保していくのが重要であると思います。もちろん問題は週休2日制になって、授業時間をどこで確保していくのか、また年数回しかやらないスキーの用具をどう確保していくのか、あるいは体育の先生も減少している中で、スキーを教えられる人材をどう工面するのかという問題もあると思いますけれども、もちろん長野県スキー連盟も協力する準備はあると思います。そういうことも含めて、まずは調査をして、改善すべき点があれば取り組んでいただきたいと思います。

 

伊藤教育長

 スポーツ課長、今の段階でいかがですか。

 

小野沢スポーツ課長

 はい。ウィンタースポーツの中でも特にスキーというお話を頂戴しました。現在、学校における体育的行事としてスキー教室等を実施しておりまして、小学校を見ますと96.2%の学校でスキー教室を実施しているということでありますし、中学校に行きますとやはり減りまして、14.4%くらいの実施率の状況でございます。いずれにしましても、スキーに触れる機会は減っていることは事実だと思いますし、やはり家庭の環境と言いますか、どうしてもスキー場にいかなければいけないという中で、家庭の環境も含めて、取り巻く環境はなかなか難しいものもあると思っております。そうした中でも、私ども、特に補正予算で今年度やりましたけれども、スキー教室に役立てるためのDVDも作成しまして、全校に配布させていただいております。これを活用しまして、先生方、スキー教室も本当に短い1回なりの機会ではあるのですけれども、その中でいかに子どもたちにスキーを楽しんでもらうか、スキーを良いなと思ってもらうかというところで、取りかかりとしてはうまくスキーに馴染んでもらうことが大事だと思っておりますので、導入の部分も含めて、DVDで先生方に、こういうふうにやると子どもたちは取りつきやすいよねとまとめたものを、今年の補正事業でやっているところでございます。そういった努力もしながら、子どもたちがスキーやスケートに親しむ環境は、やはり長野県の強みでもありますので、できる限りやっていくことが重要だと思っておりますので、引き続きそういう努力をしつつ、委員の皆さまと意見交換をさせていただきながら、取り組めるものは取り組んでまいりたいと思っております。

 

伊藤教育長

 数字だけ見ると、小学校はまだよくやっていると見えるのですけれども、恐らく日数とか対象学年とかが以前よりは狭まってきているのではないかと。これはスキー関係者と話をすると、実感ではそういう感じだということでございます。何がネックになってそういう問題が生じているのかについては、スキー関係者、教育関係者、現場関係者からも意見を聞いて、何ができるのかということも含めて、御指摘いただいたように、スポーツ振興、体力向上という点もございますし、もう一方で、長野県全体としてはウィンタースポーツの振興は観光産業面でも大変重要な柱でもございますので、これは部局をまたがる形になりますけれども、関係部局ともよく話をしながら、長野県として全体で何ができるかということを検討していきたいと思います。これはスキーのみならず、スケートも含めてということで考えていきたいと思います。

 他にその他として御発言ございますでしょうか。

 それでは以上で、公開による審議は終了します。

 これから非公開の審議に入りたいと思いますので、恐れ入りますが、傍聴人の方は退出をお願いします。

 

 

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