ホーム > 教育委員会会議・審議会・検討委員会など > 長野県教育委員会定例会・臨時会会議録一覧 > 平成25年度長野県教育委員会定例会・臨時会会議録一覧 > 第971回長野県教育委員会定例会会議録

ここから本文です。

更新日:2014年5月14日

第971回長野県教育委員会定例会会議録 

1 日 時

    平成26年(2014年)1月30日(木) 午後1時30分から午後3時05分まで

2 場 所

    県教育委員会室

3 議 題

   ○議 事

    議第1号 平成26年2月県議会に提出される予定の議案に対する意見について

    議第2号 職員の人事異動について

   ○教育長報告事項

   (1) 岡谷市看護専門学校の設置について

   (2) 平成26年3月公立高等学校卒業予定者の就職内定状況について

   (3) 「平成25年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の結果について

   (4) ソチ冬季オリンピック・パラリンピック代表選手(長野県関係者)について

   ○その他

    2月、3月の主要行事予定について

4 出席者

   ○委 員

    委     員     長   櫻 井 久 江

    委員長職務代理者   耳 塚 寛 明

    委          員   高 木 蘭 子

    委          員   生 田 千鶴子

    委          員   平 林 尚 武

    教    育    長   伊 藤 学 司

   ○その他

    青木教育次長、笠原教育次長、田中教育参事兼教育総務課長、柳澤義務教育課長、

    菅沼高校教育課長、成沢特別支援教育課長、武田教学指導課長、永原心の支援室長、

    小野文化財・生涯学習課長、丸山保健厚生課長、内山スポーツ課企画幹

 

 

櫻井委員長

 ただいまから第971回教育委員会定例会を開会します。

 本日の審議事項中、議第1号「平成26年2月県議会に提出される予定の議案に対する意見について」は、成案となる前の内容について審議、検討を行うものであります。また、議第2号の「職員の人事異動について」は、特定の個人に関する情報が含まれている案件です。

 つきましては、議第1号及び議第2号を非公開で審議することが適当と思われますが、御異議ございませんか。

 

全委員

 異議なし。

 

櫻井委員長

 御異議ございませんので、議第1号及び議第2号は、非公開で審議を行うことに決定します。

 なお、議第1号及び議第2号の審議につきましては、本日の最後に行うこととします。

 それでは、教育長報告事項に入ります。

 最初に、教育長報告事項(1)「岡谷市看護専門学校の設置について」、菅沼高校教育課長から説明をお願いします。

 

菅沼高校教育課長

 (資料説明)

 

櫻井委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、お願いいたします。

 特によろしいでしょうか。

 それでは、以上で教育長報告事項(1)を終了します。

 次に、教育長報告事項(2)「平成26年3月公立高等学校卒業予定者の就職内定状況について」、武田教学指導課長から説明をお願いします。

 

武田教学指導課長

 (資料説明)

 

櫻井委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、お願いいたします。

 特によろしいでしょうか。

 以上で教育長報告事項(2)を終了します。

 次に、教育長報告事項(3)「『平成25年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査』の結果について」、内山スポーツ課企画幹から説明をお願いします。

 

内山スポーツ課企画幹

 (資料説明)

 

櫻井委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いいたします。

 はい、耳塚委員。

 

耳塚委員長職務代理者

 二つ質問がございます。小さなことなのですけれども、調査学校数が、特に小学校なのですけども、全国に比べて随分低い比率になっていますけれども、これはどういうことを意味しているのかということ。特に、3か月間と調査期間を長くとってあるにも拘わらず低いわけですけれども、これはどうしてかということ。

 それから二つ目の質問は、28ページのB中学校の事例で、その事例は大変興味深く拝見いたしましたが、質問は、B中学校で町教育委員会が体力テストの詳細な分析に係る費用を負担していると、これは具体的にどういうことなのかということです。

 よろしくお願いいたします。

 

櫻井委員長

 はい、お願いします。

 

内山スポーツ課企画幹

 一つ目の調査対象校ですが、今回、幾つかの学校が調査に参加できませんでした。具体的な理由内容といたしましては、校舎が改築工事を行っていて、テストを実施する環境が作れなかったとか、あるいは行事等が重なって、調査を実施する時間がどうしても取れなかったといった理由で調査ができなかったという報告が来ております。こういった学校に対しましては、この調査の重要性というのを改めてお伝えして、次年度以降、確実にこの時期に一緒に行うことを指導したところでございます。なお、校舎の改築等によってできなかった学校等も含めて、今回調査ができなかった学校につきまして、この調査以降に改めて同様の調査を全ての学校で実施していただいておりまして、私どもの持っているデータを送付する中で、各学校で分析を進めてもらうように話をしているところでございます。

 28ページの費用負担の関係でございますけども、具体的には業者に、一人当たり幾らというような形で分析作業を外部委託しているという状況です。

 

耳塚委員長職務代理者

 最初の方ですけども、お答えいただかなくてもいいのですが、校舎の改築中はともかく、行事が重なるといったって、3か月以上あって、それが本当に真面目な回答であるのかとちょっと疑問だなという気がいたしました。

 あと、これは意見になりますけども、やはり全体を通して見るとこれまでと同様で、やや好転の兆しが見えるとはいえ、やはり中学校の女子に体力、運動状況、双方とも問題があるということは引き続き言えるかと思います。それで、例えばそういう中学校女子における状況の観点から学校調査とのクロス集計とか、あるいは事例の収集とか、そういうことをできればお進めいただく。つまり全ての学校に共通した取り組みを提案するというよりは、ずっと課題であるという点についてもう少し絞った取り組みなり、あるいは効果的な事例の抽出なり、そういうことを行った方が良いのではないかと思います。今回は、部活動の環境作りについては、中学校女子に特化した取り組みを提案しておられますけれども、そのような観点からの分析があれば良いと思いました。

 

櫻井委員長

 内山企画幹、よろしくお願いいたします。

 

内山スポーツ課企画幹

 先程の、調査に参加できなかった学校の関係なのですが、耳塚委員おっしゃるとおり、やはり体力テストに対する認識が十分でない部分、残念ながら学校にあったということだと思います。ここは来年度以降、原則100%参加が達成できるように取り組みたいと思っております。

 それから効果の件でございますけども、私どもとしましても、先程申し上げたとおり平成23年から具体的に一校一運動ですとか、あるいは体力向上プランといった各学校がそれぞれに独立した目標を立てた取り組みを進めております。ここで2年間でございますので、さらに3年目、4年目ということで、実績が高まっていくように期待をしておりますし、さらにそういった取り組みを進めていかなければならないのかと思っているところでございます。ありがとうございました。

 

櫻井委員長

 他に、いかがですか。

 はい、生田委員。

 

生田委員

 お願いいたします。27、28ページので、中学校の取り組みが書かれていまして、いつも中学生女子の体力が落ちているということしか耳に入ってこない中、ここに挙げられております3校に関しましては、全国と比べてかなり高い体力レベルになっているということで、驚きというか、うれしい驚きなのですけれども。このような3校、もっとあるかもしれませんけれども、この取り組みの情報はどのように共有していくつもりなのかということ。質問です。

 あと、要望ですけれども、20ページの今後どのようなことがあれば、今よりも、運動、スポーツをしてみようと思うかとありまして。今できそうな種目があればと、そういった項目があって、そこにマルをつけるようなアンケートなのでしょうか。

 

内山スポーツ課企画幹

 そのとおりです。選択肢が決められている調査でありました。

 

生田委員

 なぜこの様なことをお伺いしたかといいますと、体力が落ちていくことがどの様に自分たちにとってマイナスになるかということを、子供たちがしっかり自覚することが大事だと思うのですね。そして、周りの大人が体力を付けてほしいと思っても、一人ひとりの個人がその必要性を感じていないことには、実際には繋がっていかないのかなと思いますので、そういった項目を設けるのも一つの方法だと思うのです。もっと踏み込んで、具体的にこういう取り組みをすれば自分はもっと体力が上がるかもしれないし体力をつけたいと思うといったような、そういったことを直接子供たちに聞くと、子供たちもしっかりと一生懸命考えると思うのですね。考えるということは、それが意識の中に残ることですし、機会を捉えてそれが実践につながっていく可能性が広がっていくと思うのです。こういう形でアンケートに答えるというのではなく、自分たちの頭で考えて、それを自分が取り込んでいくという、実践していくという、そういった流れを作っていく、そういった思考回路を実践に繋げていくという流れはとても大事だと思うのです。私も耳にするのですけども、最近の若者は自主性がないとか、言われればやるとか。すごく残念に思っていて、能力はあるとは思うのです。そういったことも全て繋がっていくと思うのです。自分たちの体のことを自分たちで考えて、完成させていくということは、この調査だけでなく、不登校に対しての対策とか、学力向上に関しても、子供たちは考えられると思います。子供たちの頭でしっかり自分たちのことを考えてからと、そういった意識を大人が持つことが大事ではないかなと思うのです。そういったこともスチューデントファーストに繋がっていくし、意識転換をしていかなければいけない、そういう時期に来ていると思います。色々な機会を捉えて、子供たち自身に考えてもらって、それも実践していける方向に、そういった流れを考えていただければと思います。要望でした。

 

櫻井委員長

 はい、内山スポーツ課企画幹。

 

内山スポーツ課企画幹

 先程の、実践事例をどのように活かしていくのかというお尋ねでございます。この実践事例に限らず、今回私どもがまとめたこの調査結果に関しましては、各学校に周知をしてまいります。また、機会を捉え、文書を出すだけではなくて、体育主任会議でこの結果を題材にした検討を行ったり、校長会においても説明をしてまいりたいと考えております。また、情報につきましてはそういったホームページにも掲載しながら、できるだけ多くの学校で色々な工夫、改善の取り組みができるように進めてまいりたいと考えております。

 

櫻井委員長

 他にはよろしいでしょうか。

 はい、教育長。

 

伊藤教育長

 今回のアンケートの中で、これまでの中学生、特に女子の運動力に関する問題等が指摘されてきて、今回は改めてそこのところの確認がとれたわけでございます。19ページの数字で、出口の方をこれまで意識してきましたけれども、入り口段階でもこれだけ運動が嫌い、やや嫌いという子供たちが多いというのは、改めて大変ショッキングな状況でございます。学年が進むにつれて、自分に運動能力が有るか無いかとか、球技が得意かどうかで、だんだんと嫌いになってしまうということも現実にはあると思うのですが、そういう勝負が導入される以前の段階の入学前に、男の子は12.2%ですか、8人に1人、女子に関しては7人に1人出ているというのは、これはスタート段階で苦手意識を持っていれば、その後学校が取り組みをしても難しい面があると。今後の取り組みで、幼児期からのという話がございましたけれども、小学校だけでは取り組めないような部分について、ぜひ幼稚園、保育所とも連携しながら幼児期における運動遊びの普及ということで、そこに力を入れていくことによって、最初のスタート段階でのこの人数の減少を図っていくことが非常にいい効果として出てくるのかと思っております。

 もう一つは、先程の参加率が低いところもありますし、24ページにございますように、運動時間、運動実施時間が少ない児童に対する働きかけのような部分についても、学校毎のアンケートですから、学校の取り組みというのが少ないという面があるのかもしれません。それにしても、10%低いということは、やはり全国的に見ると運動というもの、体力というものに関して、学校側の問題意識というものがやや低いのではないかと言われても、仕方のない部分だと思っております。今回、こういう形で個別の学校の取り組みも含めて詳細な分析、学力並みの分析をして、これをこれから各学校、検討委員会にも配って指導してもらうわけでございますので、やはり健康長寿日本一の長野県の基礎はやっぱり体力だと思います。そういう意味で改めて体力の重要性というものを、それぞれの学校でも認識いただきながら、トレーニングをして体力をつけるのがベスト対策だと言われますが、それはどんどん意識改革をやればいいので、大いに基礎体力をつけてもらうということはいっこうに問題がございませんので、そういう観点でこのことを次に活かしていただければと思います。

 

櫻井委員長

 高木委員どうぞ。

 

高木委員

 中学生女子が全国平均に比べても非常に低い状態だということが、以前の説明からもよく分かりました。ただ、例えば部活でカバーしていくといっても、部活に入る入らないということは個人の選択であるし、文化系のクラブに入るから運動系のクラブには入れないと、そういう人たちもかなりいるということは、この前のデータでもいろいろ出てきました。例えば24、25ページで、学校の取り組みで効果を上げているもので、運動、授業で運動の楽しさを感じさせるという、そういう体育の授業のやり方というのは、かなり大事だと思うのです。ただ、これは個人差がある生徒の一人ひとりに合わせたやり方というものを少し工夫しないと効果を上げるのは難しいと思うのですね。だから、授業の中で取り組むのは大変ではあるけれど、運動嫌いだから参加しないでは、いつまでたっても能力も体力も上がらないし好きにならないと。こういうことの対策というのは、例えば他の学科の算数、数学、英語、国語に対してやることと同じだと思うのです。そういう形で個人というか、ある程度、個のレベルに分けて、上げていくというような形は考えられているのでしょうか。この効果を上げているという内容を教えていただければと思います。

 

櫻井委員長

 はい、お願いします。

 

高木委員

 具体的なことが無ければそれはそれでいいのですけれども、取り組みということの足りない人に対してカバーしていく、そういう形で進めていく方法を考えてほしいなと思いましたので、よろしくお願いします。

 

櫻井委員長

 ということで、お願いいたします。

 他に何かあれば、どうぞ。

 

内山スポーツ課企画幹

 先程、29ページの重点課題の中でも申し上げましたけども、先程生田委員さんからもお話ありましたが、生徒自身に体力の大切さ、それから意義について理解してもらうということを、対策の大きな柱として取り組んでまいりたいと思っております。

 体力を付けることは近い将来でいうと、例えば海水浴にしても山登りするにしても、何をするにしても、生きる力として大事なのだということで、活力ある生活の源なのだというようなことも十分理解してもらうことが、子供たちの体力向上に繋がるものだと思っておりまして、そういった指導をさらに徹底してまいりたいと考えております。

 

櫻井委員長

 他にはいかがでしょうか。 

 このようにきちんとした分析結果が出たということでありまして、これからこれをどのように活用していくかというような意見がでましたが、そのとおりだと思いましたので、よろしくお願いしたいと思います。

 以上で教育長報告事項(3)を終了します。

 次に、教育長報告事項(4)「ソチ冬季オリンピック・パラリンピック代表選手(長野県関係者)について」、内山スポーツ課企画幹のほうから説明をお願いします。

 

内山スポーツ課企画幹

 (資料説明)

 

櫻井委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、お願いいたします。

特によろしいでしょうか。

 それでは、健闘を期待しまして、教育長報告事項(4)を終了します。

 それでは、その他に移ります。「2月、3月の主要行事予定について」、田中教育総務課長から説明をお願いします。

 

田中教育参事兼教育総務課長

 (資料説明)

 

櫻井委員長

 ただいまの説明にありましたとおり、次回の定例会は、2月13日木曜日の午後に開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。

 

全委員

 異議なし。

 

櫻井委員長

 御異議ございませんので、そのようにいたします。

 その他、何かございますか。よろしいですか。

 それでは、以上で公開による審議は終了しました。

 これから非公開の審議に入りたいと思います。恐れ入りますが、傍聴人の方は退出をお願いします。

 

お問い合わせ

教育委員会 

電話番号:026-235-7421

ファックス:026-235-7487

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?