インターネット版広報ながのけんN A G A N O 2017年3月号(平成29年3月3日発行)Vol.35 特集:信州で暮らしてみませんか ■1ページ目 (北アルプスと田園風景写真) 移住先として人気の信州・長野県。人気の理由は三大都市圏からの近さや都会の喧騒を忘れさせる豊かな自然だけではありません。 生活のための仕事、住むための家、大切な子どもの育ちなど、移住を考える方それぞれにあった“ちょうどいい”が実現できる環境があるからです。 あなたも信州・長野県に移住して“ちょうどいい”暮らしを始めてみませんか。 応援します! あなたの移住 移住相談 Q&A Q:農業を始めたい!(写真) A:ベテラン農業者がマンツーマンで指導する「新規就農里親制度」や長野県農業大学校の「実践経営者コース」などさまざまな支援策で就農から独立までをサポート。まずは就農相談会などで長野県の農業を「知る」ことが就農への第一歩です。 就農相談会など新規就農情報はこちら http://www.pref.nagano.lg.jp/noson/sangyo/nogyo/shinki/nogyo/index.html Q:信州で働きたい!(写真) A:信州での仕事を探している方は、「銀座NAGANO」にお越しください。東京にいながらにして、仕事探しができます。相談には専門のスタッフが対応しますので、ご希望に沿った仕事、企業の紹介をします。自分に合った就職先がきっと見つかります。   銀座NAGANOの移住交流・就職相談コーナーはこちら http://www.ginza-nagano.jp/about/coworkingspace Q:豊かな自然の中で子育てしたい!(写真) A:自然体験などを通じて子どもの力を引き出す「自然保育」。長野県では「信州やまほいく」として独自の認定制度を他県に先駆けてスタート。信州の豊かな自然が子どもの心と体を育みます。   「信州やまほいく」(信州型自然保育認定制度)についてはこちら http://www.shizenhoiku.jp/ Q:住む家を探したい!(写真) A:移住者向け空き家ポータルサイト「楽園信州空き家バンク」をご覧ください。ご自宅で県内各地の空き家情報を見ることができます。   楽園信州空き家バンクはこちら https://rakuen-akiya.jp/ A:空き家を改修したい方もご安心ください。断熱効果を上げる省エネ改修を助成制度でサポート。バリアフリー化や県産木材を使用すると加算金もあります。   「信州型住宅リフォーム助成金」制度についてはこちら http://www.pref.nagano.lg.jp/kenchiku/kurashi/sumai/shien/reform/index.html  「移住相談あるある」 他にもこんな相談が ○信州どこに行っても水が美味しく、水を買わなくていいなんてビックリ! ○農業がしたいけど八ヶ岳が見える場所が良いので教えてほしい。 ○キャンプ場を経営したいけど、経営者を募集しているところはないですか? ○山スキーをやりたいけどどこか良い地域はありますか? etc まずはお気軽にご相談ください! つづいて信州・長野県の移住相談窓口をご紹介 クリック!(次ページへ) ■2ページ目 移住相談員に聞きました 44道府県の移住情報が集結している「認定NPO法人ふるさと回帰支援センター」(東京都千代田区)。地方へ移住を希望する人が相談に訪れる同センターで長野県専属相談員として活躍するお二人に、信州への移住についてお話を伺いました。(写真 認定NPO法人ふるさと回帰支援センター内の様子) 相談員 三澤 美玲さん(写真) ◎移住先としての信州の魅力とは? 三澤:東京から近くイメージ通りの「田舎」「故郷」「自然」が信州ならあると思われているところではないでしょうか。 高須:豊かな自然や食なども魅力ですが、お祭りなどの「地域の活動」が盛んなところも魅力だと思います。 ◎移住の相談で心掛けていることは? 三澤:移住は人生を見直すとき。その方がどんな暮らしをしたいのか、今後どんな生き方をしたいのか、何を大事にしていきたいのかなど、いろんなことを聞き出せるように心掛けています。 高須:話をよく聞くことですね。なぜ信州に移住したいのか、何を大切に、今後の人生をどうしたいのかなど、それらに合わせた相談を心掛けています。 ◎移住を検討している方へのアドバイスをお願いします。 三澤:田舎では、都会のように近所の人としゃべらない、関わらないわけにはいきません。いろいろな地域に行き、多くの人に会ってから「ここに住みたい!」と思ってもらえたらと思います。私たちは移住したい人、移住してきてほしい地域の皆さんのお手伝いをしています。 高須:移住は大きな決断。自分の優先したいものは何か良く考え、仕事だけでなく地域の特性、気候の変化などをよく知ってほしいです。東京ほか名古屋、大阪での移住セミナーに参加したり、実際に現地を訪れたり、移住の先輩と話すことなどをおススメします。 相談員 高須 生恵 さん(写真) 相談窓口 認定NPO法人ふるさと回帰支援センター 東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館8階 [長野県相談窓口] 信州に暮らす。楽園信州移住相談センター 相談電話 080-7735-3992 / 090-1657-7401 メール nagano@furusatokaiki.net / nagano2@furusatokaiki.net JR有楽町駅 京橋口・中央口(銀座側)徒歩1分 定休日や相談時間などの詳細はこちら http://www.furusatokaiki.net/ ■3ページ目 他にもあります相談窓口 三大都市圏にあるのは、信州・長野県だけ! ○東京 移住・交流センター  東京都中央区銀座5-6-5 NOCOビル 4階 銀座NAGANO  電話03-6274-6016  受付時間 10:00?18:00(年末年始、祝日を除く)  メール tokyo-ijucenter@pref.nagano.lg.jp  東京メトロ銀座駅A1・B5出口から徒歩1分  アクセスなど詳しくはこちら http://www.pref.nagano.lg.jp/iju/sangyo/iju/annai/koryu-02.html ○名古屋 名古屋移住・交流サポートデスク  愛知県名古屋市中区栄4-1-1  中日ビル4階 長野県名古屋観光情報センター内  電話052-251-1441  受付時間 9:30?17:00(月曜日?金曜日。ただし年末年始、祝日を除く)  メール nagoya-ijudesk@pref.nagano.lg.jp  栄地下街13番出口を出てすぐ名古屋  アクセスなど詳しくはこちら http://www.pref.nagano.lg.jp/nagoyajimu/iju/sodan.html ○大 阪 大阪移住・交流サポートデスク  大阪府大阪市北区梅田1-3-1-800  大阪駅前第一ビル8階 長野県大阪観光情報センター内  電話06-6341-7006  受付時間 9:30?17:00(月曜日?金曜日。ただし年末年始、祝日を除く)  メール osaka-ijudesk@pref.nagano.lg.jp  大阪市営地下鉄 西梅田駅から徒歩1分、JR大阪駅から徒歩4分  アクセスなど詳しくはこちら http://www.pref.nagano.lg.jp/osakajimu/iju/index.html ○長野県庁 企画振興部 地域振興課 楽園信州・移住推進室  長野県長野市大字南長野字幅下692-2 長野県庁7階  電話026-233-1794  受付時間 9:00?17:00(月曜日?金曜日。ただし年末年始、祝日を除く)  メール inaka@pref.nagano.lg.jp 楽園信州移住セミナー 「移住後の暮らしを紹介します」 日時:平成29年 3月18日土曜日 17:30〜20:30 場所:東京都千代田区有楽町2-10-1  東京交通会館8階 NPO法人ふるさと回帰支援センター 詳細はこちら http://www.pref.nagano.lg.jp/iju/happyou/170217press.html (「楽園信州」バナー) 移住イベントや移住体験談などの情報満載!長野県の移住ポータルサイト「楽園信州」もぜひご覧ください。 ホームページはこちら https://www.rakuen-shinsyu.jp/ ■4ページ目                                               オール信州で取り組む地消地産 Vol.4 エネルギー自立地域の確立 (写真 間伐材から木質チップを製造) 長野県では、オール信州で「地消地産」に取り組んでいます。その地消地産を実践している人たちを紹介します。第4回は、温泉施設への木質チップボイラーの導入により、エネルギーの自給と林業での新規雇用の創出につなげた栄村の事例について、栄村役場の山岸 英幸さんに伺いました。 (写真 栄村 総務課主任 山岸 英幸 氏) 1 北部地震の経験から導入…  温泉施設ではかつて灯油を使って熱供給していました。平成23年の長野県北部地震のときに避難所になりましたが、その際、灯油の調達に苦労しました。その経験から災害時にも施設が安定的に使えるように、地元で調達できるエネルギー源がないかと考えました。村の9割弱は森林ですので、この豊富な地域資源を活用しようということになり、木質チップボイラーの導入を決めました。  (写真 木質チップボイラー)(写真 栄村「北野天満温泉」) 2 木質チップ製造の事業化と雇用の創出  木質チップは、村の森林組合から調達することにしました。ところが温泉施設への供給だけでは事業として成り立たないとのことで、木質バイオマス発電を行っている長野市にある施設にも供給することで、事業化の目途を立てました。森林組合では、木質チップの製造に当たって若者を新たに雇用。チップボイラーを導入した平成25年度は3名、平成27年度から28年度は各1名の雇用につながっています。 3 導入メリットは大きい  課題は、ボイラー自体が高価で、チップのストックヤード(倉庫)も必要となることです。そうなるとなかなか個人では導入できません。果樹のハウス栽培の暖房に使えないかと検討していますが、なかなか難しいです。どうしても公共施設などに導入先が限られます。それから、2週間に1回のペースで手入れが必要です。それでも災害時に使えること、燃料費が約半分になったこと、燃料費を村内循環させて雇用創出につながったことなど、村にもたらしたメリットを考えれば、チップボイラーを導入したのは正解だったと思います。  (写真 木質チップの倉庫) 4 経済循環をさらに大きく  北部地震からの復興に欠かせない産業の活性化、地震から学んだ自然エネルギー活用の大切さ。こうしたことへの“答え”が木質チップボイラーの導入でした。村に必要なものを、村にある資源を活用して作り出す。だからこそ産業として成り立つのではないかと思います。木質チップを含め、森林資源の活用について検討し、せっかく村の中でできた経済循環を大きくしていきたいと考えています。当たり前かもしれませんが、やはり村外ではなく、村内のモノを活用して消費していく、消費を活性化していくことにより、豊かな経済循環になると思います。地元のモノは地元で消費しようと、無理せずにちょっとした気持ち、ちょっとした意識で良いのではないかと思います。 県ホームページ地消地産についてはこちら http://www.pref.nagano.lg.jp/senryaku/sangyo/shokogyo/tisyoutisan/tisyoutisan.html