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更新日:2020年3月13日
長野県企業局が製造する「川中島の水」が、「モンドセレクション2016」において、最高金賞を受賞しました。
この、「川中島の水」は、川中島水道管理事務所の井戸水を原水としており、以前から職員の間でおいしさが話題となっていました。そこで、国際的な評価機関であるモンドセレクションから認証を得ることで更なる活用を図るため、職員自ら申請業務に挑戦し、応募することを決めました。
今回は、モンドセレクションに応募する職員の取組みから、受賞ラベルを表示した「川中島の水」の製造までをご紹介します。
モンドセレクション2016応募に向けて、書類の準備です。不慣れな英語での書類作成のため、国際課の協力を求めました。エントリーフォームや「川中島の水」の水質検査結果、ペットボトルのラベル等の英訳が必要になります。
完成後、ベルギーにあるモンドセレクション本部にメールで送信しました。ところが、すぐに来るはずの受付済みを知らせるメールがなかなか届きません。ハラハラしていましたが、原因は職場のメールの設定と判明。設定を直して無事受信でき、一安心です。
モンドセレクションの応募費用をユーロで送金した後、「川中島の水」のサンプルを送付します。ベルギーまで無事届くように、丁寧に梱包しました。
4月のある夜、職場のパソコンに突然英語のメールが届きました。迷惑メールと勘違いした職員もいたようです。よく見ると、モンドセレクション事務局から審査結果を知らせるメールでした。
「Grand Gold」の表示に、その場にいた職員達は戸惑いました。「Gold」があるから金賞なのか、それとも「Grand」がつくから最高金賞なのか…。それほど、普段英語には馴染みのない職員ばかりです。
調べた結果、「川中島の水」が、4段階評価のうち、最高位の最高金賞を受賞したことがわかりました。栄えある賞をいただき、職員一同大喜びです。
早速、受賞マークを表示した「川中島の水」製造にとりかかりました。ラベルには長野県のPRキャラクターである「アルクマ」を新たに表示することにしました。子ども達にも大人気のキャラクターです。
製造を委託した業者の方に長野市川中島町の四ツ屋浄水場(川中島水道管理事務所)の着水井に採水に来ていただきました。
工場に運ばれたお水はボトリング、ラベル装着された後、製品検査が行われます。徹底した品質管理の下、様々な過程を経て「川中島の水」は製造されています。
↑ ラベルの装着の様子 ↑ 製品検査の様子
モンドセレクション受賞ラベルを表示した、「川中島の水」が完成、納品されました。普段は災害備蓄用として、川中島水道管理事務所や、調整池の倉庫等に保管されています。また、防災訓練で活用したり、水道水の利用を促進するためのPR用、長野の魅力の情報発信にも役立てていく予定です。
モンドセレクション本部より、受賞メダルと賞状が届きました。立派なメダルと賞状に感激です。今後もこの賞に恥じることのないよう、職員一同、安全、安心な水道水をお届けしてまいります。
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