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更新日:2021年8月4日
オオクチバス等(オオクチバス、コクチバス、ブルーギル)は、強い魚食性と繁殖力を持つことから、ワカサギやコイ、フナなど漁業資源に影響を与えるばかりでなく、生物多様性という見地からも在来生物に悪影響を及ぼしています。
平成17年6月から外来生物法が施行され、オオクチバス等は生態系や水産業に被害をあたえることから、特定外来生物に指定され地域の特性に応じて完全排除又は低密度化を図ることが目標とされています。
以上の状況等を鑑み、内水面漁場管理委員会で検討した結果、次のようにオオクチバス等の再放流禁止指示を決定しました。
なお、野尻湖においては、野尻湖漁業協同組合から解除申請があり、内水面漁場管理委員会で検討した結果、逸出防止対策が講じられていると認められたため、令和3年4月1日から3年間、オオクチバス、コクチバスの再放流禁止指示を解除しました。
漁業法(昭和24年法律第267号)第67条第1項及び第130条第4項の規定により、水産動植物の繁殖保護を図るため、次のとおり指示しました。
平成20年3月21日
長野県内水面漁場管理委員会会長沖野外輝夫
平成20年6月1日以降(野尻湖、木崎湖にあっては平成20年12月1日以降)、オオクチバス、コクチバス又はブルーギルを採捕した者は、採捕した河川、湖沼又はその連続する水域にこれを再び放してはならない。ただし、試験研究による再放流で、かつ、長野県内水面漁場管理委員会(以下「委員会」という。)が認めた場合、又は漁業権者からの解除申請があり逸出防止策が講じられていると委員会が認めた場合は、この限りでない。
漁業法に基づく水産動植物の繁殖保護を図るための指示(長野県内水面漁場管理委員会指示第8号)を次のとおり解除しました。
令和3年3月15日
長野県内水面漁場管理委員会会長 平林 公男
1対象水域野尻湖
2対象魚種オオクチバス、コクチバス
3解除の期間 令和3年4月1日から令和6年3月31日まで
4解除の理由野尻湖漁業協同組合から再放流禁止指示の解除申請があり、長野県内水面漁場管理委員会において逸出防止策が講じられていると認められたため。
オオクチバス等の情報については、水産試験場のホームページをご覧ください。
http://www.pref.nagano.lg.jp/suisan/joho/gairaisakana/index.html
オオクチバス等のキャッチ&クッキング
釣った魚を持ち帰ったら、是非調理して食べてみてください。オオクチバス等は海のスズキ(高級魚)に近い仲間であり、白身で淡白なおいしい魚です。ほどよい身の硬さで、唐揚げ、ムニエル、バター焼き、塩焼き等の料理で美味しく食べることができます。鮮魚の状態では独特の臭いが気になりますが、皮をとってしまえば臭いは気になりません。塩焼きなど皮を残す場合はウロコをとった後、塩でヌメリをとってください。
なお、日本顎口虫の発症例がありますので、生食は避けてください。
オオクチバス等の調理例(別ウィンドウで外部サイトが開きます)
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