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更新日:2022年2月28日
栄村を中心に大きな被害をもたらした長野県北部地震から、本日で十年を迎えました。
災害関連でお亡くなりになられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
栄村の皆様は、避難所や仮設住宅での厳しい生活の中でも、常に協力し合い励まし合って、地域の「絆」を大切に復興の歩みを進めてこられました。
この十年間、栄村とともに、住宅の再建や復興村営住宅の整備、河川や道路等のインフラ整備を進め、昨年11月に完成した明石大橋の完成をもって栄村周辺地域の復旧・復興関連事業を無事完了させることができました。
これは、村民の皆様の御理解と御協力、多くの関係の皆様の御尽力の賜であり、改めて深く敬意を表するとともに、御支援をいただきました全ての方々に、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
前年の夏に知事に就任したばかりであった私にとりましては、はじめての大きな試練でありましたが、村民の皆様にかえって励ましていただき、また大変な御協力をいただきながら、何とか責任を果たしてくることができました。このことにつきましても、深く感謝申し上げます。
さて、本年6月には「長野県植樹祭」、そして9月には「信越トレイル」のコース延伸を記念したイベントが予定されるなど、栄村の皆様が地域の絆を守りながら、未来に向けた取組を着実に進めていらっしゃることを、とても心強く感じております。
県としては、今後とも、栄村の皆様と思いを共有しながら、農業生産基盤の整備や秋山郷へ続く国道405号の改良、送電線や道路などライフラインを維持するための支障木の伐採など、安心して暮らすことができる、活力ある村づくりへの取組をしっかりと支援してまいります。
結びに、栄村の益々の御発展と、村民の皆様の今後の御健勝を心よりお祈り申し上げます。
令和3年3月12日
長野県知事阿部守一
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